한솔수북(ハンソルスブク出版社)から「더불어생명(生きものと共に)」というシリーズ 絵本がでる。
第一弾は『사람이 만든 새들의 집 둥지상자(人がつくった鳥の家 巣箱)』
若手実力画家、イ・スンウォンさんが絵を描いてくれることになった。
彼女は2006年の「ボローニャ国際児童展」にて、今年のイラストレーターに選ばれたすごい人。
3月に会ってスケッチを見た時は驚いた。
ボローニャに出品した
『경복궁』(景福宮)という絵本は、色鉛筆を用いて繊細かつ力強く描いた作品だった。今回も同じような画法で描いてくるものと思ったら、絵具を使った斬新な絵だったからだ。
しかし5月完成予定が…伸びて伸びて…スタッフをヤキモキさせた。当然、それだけ『巣箱』に情熱をかたむけて描いてくれたからなんだけど、実は、結婚式を控えていたからたいへんだった。
今月初旬。とうとう、式の前日となった。やはり、式が済んで落ち着くまでは絵本は出ないんだな、とあきらめていたら、突然、編集者から国際電話があり、絵本のゲラがメールで送られてきた。
果たして絵は、どんな出来か?
大容量の画像を送ることのできる便利なシステムだが、パソコンが全部読み上げるまでには20分くらいかかってしまう。
あーぁ、絵が気になるぅー。
ようやく、画面に表示された絵を見て、またまた驚いた! すばらしい出来!
何と、発売日が7月20日と書いてあった。
内容は、巣箱を考えついたドイツのベルレプシュ男爵の活躍と、コウモリやペンギン用の巣箱があることを知らせるもの。
巣箱文化がまだまだ定着していない韓国を、何とかしたいと思って書いた。
ついに来週発売!