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動物児童文学作家のキム・ファンです!!
09/8/22 下関 「ペンギン村」から
 先日、山口県下関市にある市立しものせき水族館「海響館」さんからメールが届き、来年3月に新しくオープンする「ペンギン村」への協力を求められた。

 下関の「海響館」には韓国からのお客さんもくる。(そりゃあ、関釜連絡船の歴史があるもの)
 そこで、英語・中国語と共に韓国語の解説も掲示したいとのことだった。
 実は、下関市では姉妹都市プサン市からの職員交流があり、彼らに翻訳をお願いしたが、ペンギンの専門用語は難しく、悩んでいたところぼくのHPにたどり着いて連絡をくださったのだ。(ペンギンのためなら、何なりと^^)
 
 いくつかアドバイスさせていただいたのだが、奇しくもそれは、ぼくが『세상의 모든 펭귄이야기(世の中すべてのペンギンの話)』を書いたときに随分と悩んだところと同じところだった。
 具体的にいうと、「亜南極」と「ペンギンの名前」。
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 まずは「亜南極」。
 韓国では、子どもたちに漢字を習わすべきか否か、で長らく大論争になってきた。

 「我々にはハングルというすばらしい文字がある。必要ない」
 「これからは中国の時代がくる。教えるべきだ」

 …などなど、意見が分かれて、漢字を習った世代と、習わなかった世代が混在する。
 今は、知らない世代が多数だろう。
 因みにぼくは、「漢字を習わすべきだ」派。だって、漢字を知らないと古典を読めないでしょ。

 さて、「亜南極」。これを「아남극」と表記しても、「亜」という漢字語が理解できるのか?疑問だ。「南極周辺」、「南極大陸とその周囲」などと表記してはいかがか?とアドバイス。

 ペンギンの名前は、ホント、苦悩し続けた。
 日本は、百年近くかけて名前を統一してきたが、韓国のペンギン研究は88年の南極での「世宗基地」設立からはじまって、まだ、20年。英語名の直訳や、日本語名の直訳、それらの折衷が入り乱れている。
 幸運にも、質問があったペンギンはすでに統一されているものばかりでよかった。

 今回の件で海響館さんは、解説文を作るのにぼくの本を参考図書にしたい。ペンギン学校コーナーに本を置かせていただきたい、といってくださった。嬉しい限りだ。
 
 そこで、2冊を海響館さんに寄贈させていただいた。

 ペンギン村のオープンは2010年3月1日。
 
 ペンギンと、置かれている「ペンギン本」にも会いたいなぁ。

 みなさんも、どうぞ、おいでませ!
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by kimfang | 2009-08-22 16:29 | トピックス