動物児童文学作家のキム・ファンです!!
09/9/9  オー、₩5万ウォン札!
 絵本『둥지상자』(巣箱)は、「더불어 생명(生きものと共に)シリーズ」の第一巻だ。実はこのシリーズは、編集、画家の選定と指導、デザインのすべてを、版元の한솔수북(出版社)ではなく、「外注部隊」の「チーム더불어」が引き受けている。
 つまり絵本の売れ行きは、チームの存続にかかわるのである。そこでキャンペーンのために訪韓した。もちろん、「外注部隊」だから自腹だ。

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「くもパン」のキャラクター指人形を持つミョンスクさん。
 9日のお昼前、仁川空港に着くと、編集を担当したキム・ミョンスクさんと責任編集者のキム・ヒャンスさんが出迎えに来てくれていた。
 ミョンスクさんはぼくの代理人。ヒャンスさんは世界的大ヒット作、『ふわふわ くもパン』や、高い人気を誇る『먼지깨비』の写真を担当した人。彼が한솔수북の企画部長を務めていたときに、このシリーズを企画。チーム더불어が結成された。
 しかし、ヒャンスさんは、「もっと自由に仕事がしたい」と出版社を出てしまったのだ。

 えぇ~? えらいこっちゃ、シリーズが危ない!
 そこで代理人のミョンスクさんがあわてて組んだのが、何を隠そう今回の講演ツワーなのである。(ホンマ、必死のパッチです)

 とはいえ、まずは出版社に挨拶にいくのが筋。僕たちは出版団地がある파주市へと向かった。
 流石は大手の한솔수북。立派な建物の中に、広い空間がたっぷりと取ってあった。『구름빵』『먼지깨비』などのヒット作が次々と生まれるのも納得できた。(それらの写真をヒャンスさんが撮ったスタジオも見学されてもらった。)

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 さぁ、いざっ、講演へ。
 そこへ向かう車中でうれしい報告を受けた。何と、今回の講演ツアーに、会社がドーンとお金を出してくれたというではないか! これでガソリン代、高速代どころか、僕の飛行機代もホテル代も十分に補える。
 ミョンスクさんがにこにこしながら、
 「画家たちも、デザイン事務所も、み~んな今晩、呼んでいるのよ。先生は、それでみんなに御馳走しなくちゃダメよ。ふふふ」
 「もちろん! おごるさ!」と快く答えた。(総勢12人にもなるなんて。とほほ・・・)

 ところがお金はヒャンスさんにではなく、作者の僕に支払われた。しかも銀行振り込みだと知った。
 やばい! 
 僕は韓国に住んでいないので「国民登録番号」というものがなく、カードが作れないから、ATMでの引き出しは無理。パスポートを見せて本人確認しないとお金がおろせないのだ。案の定、ふたりはそれを知らなかった。
 
 時計を見ると4時20分。
 もう銀行はとっくに閉まっている。講演は5時から。何とか円をウォンに替えなくては。でも、もう、時間がない…と、思っていたら銀行の前に横付けされた。
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 「先生、まだ、間に合います。早く!」
 何と、韓国の銀行は4時半までやっていたのだ。驚き!
 
 おろしてきたお金の中から、半分ほどをミョンスクさんに預けると、二人は
 「オー、これが5万札かぁ~」と見入っていた。初めて手にしたんだって。
 ええっ? 6月に出たお札なのに、まだ、見てなかったの?
 銀行が4時半までやっていたことより、そっちの方によっぽど驚いた ^^
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by kimfang | 2009-09-16 17:58 | トピックス