日本へ帰る12日、ようやく自由時間を得た。でも、のんびり観光なんかしてられない。次作の資料を求めて、韓国最大の書店、「教保文庫」へ出かけた。
へへへ、本当の目的はほかにあった。果たして『둥지상자 巣箱』はちゃんとあるのか? どんな置かれ方をしているのか? 気になってしかたなかったのである。 早足で絵本コーナーへ。 平積みの絵本がたくさん。 それを品定めする親子連れ。 もう、日本では見られなくなった光景だ。 日本では児童書コーナーがどんどん縮小されている。 絵本にも透明の袋がかぶせられて中を見ることもできない。 しかし韓国では、書店の売り上げの多くを児童書が占め、特に、絵本が元気だ! 日本ではまだ出ていない海外の絵本も、どんどん出版されている。 逆にいえば、それだけ競争が激しく、きびしい世界でもあるのだ。 ところで、ぼくの絵本は? まずは、平積みのコーナーを。 ありゃ、ない。そりゃそうだろう。「環境絵本」の平積みは難しいや、と納得しながらも、やはり、ちょっとガッカリ。 ところが、どこを探しても自分のが見つからない。まさか…いやいや、売り切れた?(ことにしよう~~) そのうちに出版社の人と会う約束の時間になった。(まだ、仕事する気かぁ~!) と、平積みの横に『둥지상자 巣箱』を発見。しかも4冊! おー「準平積み?(ということに)」の扱いだ。ほっと胸をなでおろした。 出版社との打ち合わせは、教保ビルの一階にある、オシャレなイタ飯で。何を食べようかと悩んだ末にボンゴレスパを頼んだ。遅れて同席した家人はメニューを見て、 「韓国のカレーってどんなんやろね?」とポツリ。 「それっ、おもしろい。たのんで。食べてみたい」と無理やり注文させた。 カレーがやってきて、ビックリ。ぐっ、具っ、具が、あまりにも多い! むかし「具が大きい!」と一世を風靡したCMがあったが、具が多いってのは初体験。 韓国のカレーはさぞかし辛いことだろうと身構えて食べたが、まったく辛くない。拍子抜け。 そりゃあそうだろう。具があまりにも多くて、ルーの味がしないんだもの。 ぼくに会いに来てくれた日本に留学経験のある友人がいった。 「私は、日本でカレーを食べて反対に驚いたわ。具がちっともないから。こんなの、カレーじゃないって、ふふふ」 ところ変わればカレーも変わる。韓国のカレーはまるで「野菜煮込みご飯」だった。 (ナシも煮込んであって、またまた驚き) でも、具が多いのはカレーだけじゃなかった! ボンゴレスパも、アサリがめっちゃ多かった! 青唐辛子のピクルス、辛くて酸っぱくて、最高!
by kimfang
| 2009-09-20 12:16
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