動物児童文学作家のキム・ファンです!!
09/12/9 熱望! 国立自然史博物館
 またまた韓国にいって帰ってきた。
 元もと今回の訪韓は5月に出した『ペンギン』の講演会が予定されていたのだが、新型インフルエンザの流行で中止とあいなった。ならば、今までいきたくてもいけなかったところへいってやろうと、あちらこちらと飛び回ってきた。収穫は多い。

 それを報告しようとしたら、38度の高熱が出た! まさか、新型もらって帰ってきた? 
 三日たって平熱に戻ったので新型でなくてよかったとホッとしている。
 もしもかかっていたら「だから来るなといったのに^^」と韓国の友人に笑われるところだった。

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 最初の話はソウル市の「西大門自然史博物館」。
 自然史博物館は「自然の歴史」を展示する博物館で、自然の大切さを科学的に学ぶ施設として、その重要性は日に日に高まっている。

 なのに…情けない話だが、それまで韓国には個人や私学が建てた自然史博物館はあっても、公立の自然史博物館はなかった。2003年7月にオープンした西大門自然史博物館は、韓国で初めて公の機関が建てた自然史博物館なのである。
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 韓国といえば「無類の歴史好き」というお国柄。歴史博物館、戦争博物館、民俗博物館などなど、歴史の博物館を次々と建てて、歴史的建造物の復元も数多く手掛けているのだが、自然史博物館にはとーんと関心が向かないようで困っていた。

 ところが近年、「世界(OECD加盟国)で国立の自然史博物館がないのは、韓国だけだ」というきつ~い市民からの批判を受けて、ようやく重い腰があがりつつある。
国立の自然史博物館建設が国会でも論議されるようになり、誘致合戦が繰り広げられるようになった。とにかく、一歩前進だ。
 屋上には恐竜が。 

 さて、韓国の自然史博物館を訪ねたのは今回が初めてではない。梨花女子大学(私学)のそれがいいと聞いていったことがあるが、もうひとつどころか、もうふたつのできでガックリした経緯がある。f0004331_17141565.jpg
 今回も地方自治体が作った博物館なので期待はしていなかった。でも、小さい規模なりにも、親しみやすくわかりやすく展示する工夫が随所にあってなかなかよかった。

 しかし…(おそらくロシアから持ってきたのだろう)シベリアトラやハイイロオオカミのはく製を見せられると、なんで、自国のチョウセントラやチョウセンオオカミを展示できないの? と無理を理解しつつも要求を高めてしまう。
 自治体では限界がある、国立でなければできないものがあるのだ。

 ちなみに、上野にある国立科学博物館には『南極物語』のタロ・ジロも、『ハチ公物語』のハチのはく製だってちゃんと展示してある。めっちゃ、うらやまし~い。

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新しくできる韓国の国立の自然史博物館(いつになることやら)には、飼い主を探して7か月、300キロも旅をした国民的名犬、珍島犬の「백구」も展示してほしいものだ。
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 企画展「コガネムシ科の昆虫展」がやっていた。三国時代に流行ったとされる「タマムシの羽を花の形に装飾したチマ」や、5万7千匹のタマムシの羽で出来た壁が展示されていた。

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by kimfang | 2009-12-16 17:07 | 取材ノート