動物児童文学作家のキム・ファンです!!
09/12/11 우리들의 눈 Another Way of Seeing 私たちの目
f0004331_1417967.jpgf0004331_14182613.jpg
いつもいつも招待状をいただいていたのにいけなかった「우리들의 눈 Another Way of Seeing」(私たちの目)にいくことができた。

そして、電話とメールだけでしか話せなかったオム・ジョンスン画家とようやく会えた。

 1997年から視覚障害を持つ子どもたちの美術教室を主宰する彼女は、「2009 仁川世界都市博覧会」で、視覚障害の子どもたちの美術ワークショップと展示を任された。

 「群盲、ゾウをなでる」という言葉がある。元もとは仏典にでてくる話だ。
 目の見えぬ人たちにゾウを触らせると、キバを触った人は『大根のようです』といい、耳を触った人は『うちわのようだ』といい、足を触った人は『臼のようだ』とおのおのの狭い意見に固執して譲らない、つまり、「全体を知らずに、自分の知っている一部分だけにこだわること」の喩えである。

 オム・ジョンスンさんは、この「寓話」を逆手に取ろうと考えた。「群盲、ゾウをなでる、を創ろう」プロジェクトを企画し、資料を探していたところ、ぼくの『サクラ』(韓国語版)と出会った。5月にソウル大公園へ行き、ゾウの担当飼育員と会い、サクラにも触った。この感動を、ぜひ、子どもたちにも! と、お願いしたが、危険を伴うということで実現には至らなかった。
f0004331_1422737.jpgf0004331_1425789.jpgf0004331_14253192.jpg
 
 







 諦めきれなかった彼女は、3か月間のいろんな挑戦と挫折の末、ついに6月25日、光州動物園にて30名の視覚障害の子どもたちに、ゾウをなでさせ、エサをあげさせ、背中にも乗せた! 
子どもたちはその体験を元に力を合わせて、「ゾウ」を創りあげたのだ。

 惜しくもぼくは日程の調整がつかず、彼らが創った「ゾウの作品」(仁川都市博で展示)をみることができなかった。今回、「全国視覚障害者学生美術公募展」の入賞作品の展覧会の招待状が届き、やっと彼らの作品と会うことができたのである。

f0004331_14363839.jpgf0004331_14371052.jpgf0004331_14373676.jpg


 





     
  
  左は「舌」を描いた。 バイオリンを習っている子は「音」を表した。 右のこの子の作品は、世話してくださる女性の手を描いた。タイトルはズバリ「万能」。

                                     
f0004331_14465412.jpg 
 「怪物」と名づけられたこの作品の前で動けなくなってしまった。

 どうしてわからない、なぜできない、何やってんだ。遅い・・・
 いままで大人たちから数多くの体罰を受けたこの子は、それを粘土にぶつけた。

 叩き、つねり、えぐり…そうして出来上がったのが、この作品だとオム・ジョンスン画家がいった言葉が頭から離れない。

 韓国で初めて点字絵本をだしたオム・ジョンスン画家と、新しい絵本を創ろうと約束した。
[PR]

by kimfang | 2009-12-20 14:18 | トピックス