先週末、韓国からEMS(国際スピード郵便)が届いた。どうやら本のようだと家人がいったので玄関へ飛びたした。 実は1/15に出た絵本『カヤネズミ』とまだ会えずにいる。ようやく届いたかと喜んだが、荷物を見てガッカリ。 たった一冊だけの小さな郵便物。出版社は20冊送るといっていた。箱でないから『カヤネズミ』でないことは明かだ。 まぁ、韓国の友人が新しい本を出したので贈ってくれたのだろう。 送り主も見ずに包を開けみると、昨年5月に出した『ペンギン』が入っていたので驚いた。嬉しいことに増刷の報せだった。 ぼくにとって『ペンギン』は、3年もの歳月をかけて初めて韓国語で書きあげた、ことのほか想い入れの強い本だ。ところが、出版社からは売れ行きは今ひとつという報告を受けていたものだから、喜びもひとしおだった。 (…でも、韓国は「後印税」。二刷りの印税は三刷り時に支給されるから、まだ、もらえない。とほほほ…) さて、『人は負けると反省するが、勝つと反省しない』とは自民党大会でボヤいたノムさんの言葉。上手くいったときに「反省」しないといけない。 しかし韓国に住んでいないのでまるっきり事情もつかめない。そこで画家さんにお礼も含めて意見を聞いてみた。 画家さん曰く。「この頃、『北極の涙』や『アマゾンの涙』といった環境ドキュメントが、韓国で大きな話題を呼んでいるからかもしれませんね」 日本では家族が集う時間帯に「環境」をテーマにした番組がたくさんある。しかしそれまでの韓国では、「環境ドキュメンタリー」は、大人を対象にした作りで、しかも深夜に放映されることが多かった。 ところがMBC放送局が制作し放映した『北極』(08年12月)と『アマゾン』(10年1,2月)の「地球の涙シリーズ」は、家族みんなで観られるようにと工夫されたこともあって大きな話題となった。 特に『北極の涙』はドキメンタリー部門の史上最高視聴率となるなど、たいへんな反響を呼んだことから劇場版も作られ(左上のポスター)、昨年10月に上映された。『アマゾンの涙』も現在、劇場版が制作中だ。 今度の「お正月連休・旧正月2/13-15」には、そのふたつの話題作が再放送されるという。 さらには今年末までに『アフリカの涙』を完成させて、その先は、おおっ何と!『南極の涙』も制作する予定だというから、嬉しい限りだ。 『ジュゴンのなみだ』の作者でもあるぼく^^は、ペンギンとともに『南極の涙』に大きな期待を寄せている。
by kimfang
| 2010-02-10 17:05
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