動物児童文学作家のキム・ファンです!!
10/9/11 ところ変わればチャンポンも変わる
 ここ一年は、留学生の実家に泊まりながら取材をしている。
 実はこの留学生、ドキュメンタリーを学びたくて美術大学に留学しているのだが、「在日」に興味を持ったようで、修士論文にうちの長女を撮りたいといってきた。
「在日」のことをもっと知ってもらえるなら断る理由もない。もう三年も娘を、そしてぼくを、家族を撮っている。
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 彼の作品は長女が主役だけれども、ぼくも結構重要な存在のようで、ぼくが取材や講演にでかけるとビデオカメラを持ってついてくる。
 韓国での取材もついていきたいというから、ならば君んちに泊めてよ。と、いうわけでお互いの「W取材」となっているわけだ。

 先日は留学生の義兄に車をだしてもらって「W取材」をした。
 昼食は中華を食べたのだが、右上の写真のような付きだしがでてきて笑ってしまった。
 中国のザーサイ、日本のたくわん、そして韓国のキムチ。中・日・韓の漬物が一緒に並んだからおかしくてたまらない。

 留学生が迷わず「짬뽕 チャンポン」を注文したので、またまた笑ってしまった。
 実は、韓国のチャンポンには、苦い、いやっ、辛い失敗談がある。
日本の新聞記者さんの通訳兼案内で取材に同行していたとき、田舎の食堂のメニューにチャンポンがあり、久しぶりに麺類が食べたくてチャンポンを注文した。

 あっさり塩味のラーメンを想像していたら、真っ赤っかの麺がでてきて、その怖ろしいほどの辛さにほんのふた口で降参してしまったのだ。
幸運にも記者さんは大の辛いもん好き。記者さんの麺がまったく辛くなかったので、お互いが注文したものを交換して食べたという話だ。

 すると留学生が、韓国の辛いチャンポンの味が懐かしくて、日本の中華料理店にいってチャンポンを注文したのに、まったく辛くなくてと、とてもガッカリしたというエピソードを披露したので、またまたみんなで笑った。

 店員が注文を取りにきたので、辛くない麺はないかとたずねた。すると、「삼선우동(サムソンうどん)」がいいと薦められたのでそれをたのんだ。
 しばらくしてやってきたのは、うどんではなくて、日本でいうところの立派なチャンポン! あっさり塩味に野菜と海鮮がたっぷり。
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 これだ! これは日本のチャンポンと一緒だよ! というと、
 真っ赤っかのスープを指さして、これですよ、これが韓国のチャンポンですよ!と留学生。
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 ところ変われば、チャンポンも変わる。
日本のみなさま、お気をつけて。

 さてさて、ただで泊めていただいているからには、食事はおごらなくはいけない。
 料金を払おうとしたら、留学生の義兄に止められた。

「先生、ここはぼくたちの『나와바리 ナワバリ』です。
日本に帰ったら弟におごってやってください」

 へぇーっ! 韓国でも日本の発音そのまま「なわばり」っていうんだ!

ところ変われど、「ヤクザ言葉」は通じるんだ!
 みんなで、またまたま大笑い。
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by kimfang | 2010-09-22 14:48 | 取材ノート