動物児童文学作家のキム・ファンです!!
10/12/20 吾輩は「猫質」である
 韓国へいくと必ず立ち寄るのが、教保文庫。韓国最大の書店だ。
 空港へ向かうギリギリまでいた。
 だした本がちゃんとあるのか? まずは確認。
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 一週間前にいった家人が、まだ日本に届いていなかった『トキ』を見ようと必死に探したが、どうしても見つからず店員にたずねみたところ、店員もわからないところにあったといっていたので、心配だった。

 『ゾウのサクラ』はなかったが、他の本は、みな、ちゃんとあった。
 それなのにやはり、新刊の『トキ』の姿が見当たらない。
 出版社別に置かれたコーナーには『巣箱』や『カヤネズミ』はあったのに、トキはいない。
 たまらずぼくも店員にたずねてみた。
 すると店員が、「絵本の新刊コーナーにありますよ」と案内してくれた。
 なかなかいい場所にあるな。よしよし。
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 次は、今、韓国でどんな本が流行っているのか? 
 きっちりとチェックしなくしてはいけない。
 リニューアルされた店内には、日本の本をそのまま置いてある日本書コーナーや、日本の本の翻訳本を集めたコーナーもあった。
 
 どんな本が翻訳されているのか? 
 それも大事なチャックポイントでもある。
 おおっ、これは『ホームレス中学生』だ!
(左から『さよなら渓谷』、『ホームレス中学生』、『犬と私の10の約束』、『蹴りたい背中』)
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 へぇ~っ? 今になって『吾輩は猫である』がでている。それも3社から。
 おっ! ちょっと待てよ…
 と、いうことは…もう、ネコもいけるかも知れない!

 信じられないかも知れないが、韓国では猫のイメージは極めて悪い。
 いやっ、悪かった。
 不吉だとか、呪われるとか。年配ほど、その悪いイメージは強いのだ。
 しかし最近は、かなり変わってきた。
 
 だって、大韓航空の日本への旅行CMに、「たま駅長」が登用される時代だもの。

 日本に帰るなり、数年前に我が家の愛猫―「チャム」を主人公にして書いた絵本原稿を出版社に送ってみた。
 出版社の返事は「うーん、いいんですが…」とツレナイ。
「それより、書いてもらいたいものがあります。それを先に書いてもらったら、ネコもちゃんと検討しますから」だって。
 「人質」ならぬ「猫質」である―。

 原稿依頼をしてくれたかのだから頑張らなくっちゃいけないけれど…
 ぼくと同世代の室長には、やはりまだネコへの偏見が残っているのかなぁ。
 「猫質」開放のために、いい仕事をしなくては。


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 吾輩は「猫質」である。
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 名前はチャム。
 
 ネズミに誘われてこたつからでると、かごに入れられた。

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 いったのは病院。
 
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 何っ? 予防接種だと。
 
 チッ、だましやがったなっ。

 もう一緒に寝てやらないと、思ったが、
 
 腕まくらの心地よさには代えられない。

                           しょうがない。今日も一緒に寝てやるぜ。
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by kimfang | 2010-12-19 17:30 | 取材ノート