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動物児童文学作家のキム・ファンです!!
11/7/6 ところ変われば、ウナギ料理も変わる
 新刊『シマリス』の発売を祝って、みんなが集まった。
 出版社の社長、編集者たち、デザイナー、画家さん、何と営業部の人たちも集まって、みんなで出版を祝った。
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 ところで、宴会はどこでやるんだろう? 
 これまでここの出版社には、よく韓定食の店に連れていってもらっていた。ほかの出版社にも随分と韓定食につれていってもらっているから、「韓定食の達人」になってしまうほどだ。
 本音をいえば、韓定食はもういいなぁ^^ と思っていた。

 新しい編集長についていくと、「풍천장어」(風川長魚)という大衆的な店についた。
 おー、あらたまったところよりも、わいわい盛りあがる店がいい。
 しかし…
 自分が盛りあがるためには、これまで長年ひっかかっていたあの疑問を、今回こそは晴らさなくてはいけない。
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 座るとすぐに営業の人から、「こんな料理は食べたことがないでしょ」といわれた。
 「いえいえ、もう3回目ですよ」と笑顔で答えたあと、もしかするという期待を込めて彼に逆質問をかけた。
「ところで、장어(長魚)ってなんですか? 뱀장어はウナギですが、これはウナギではないんでしょ? それが長年の疑問でして(笑)」
「…」
 見渡しても誰も答えない。
 そのうちに乾杯! 結局、何を食べているのかわからないうちに宴会は進んだ。
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 さて、その料理だ。「長魚」というのだから、体の長い魚にきまっている。
 ウナギでないとすれば、アナゴか? ハモか? 
 すると店の人が「うちは淡水で養殖してるんだ」といった。
 じゃあ、アナゴでもハモでもない。ウナギだ。

 でも、もしもウナギなら、例え白焼きでもその脂で煙がもうもうとでるはず。
 が、煙はほとんどでない。
 あ゛~やっぱりわからないまま、宴会は終わって二次会へ。
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 日本に帰ったあと、「풍천장어」(風川長魚)を真剣に調べてみた。
 するとやはり、ウナギ料理だったことが判明した。
 煙がでなかった理由はこうだ。

 淡水で養殖されるウナギはえさをたっぷり食べて大きく育つ。
 すると今度は海水に入れて、えさを断ってしまうのだ。
 海にもどるモードになっているウナギは絶食に耐えて脂が落ちる。
 まさにそれを白焼きにして、ショウガのスライスやニラなどを加えてサムチュでまいて食べるのが、「장어구이」(長魚焼き)という料理。
 つまり、ビタミンAなどの栄養がたっぷりなのに脂がない健康食となるのだ。
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 近代まで肉を食べてこなかった日本はウナギで脂を摂った。
 方や、肉を存分に食べてきた韓国は脂を落としてウナギを食す。

 ところ変われば、ウナギ料理も変わるのである。
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by kimfang | 2011-07-11 22:59 | トピックス