動物児童文学作家のキム・ファンです!!
11/8/28 ジンクス消えた? 帰ってきた編集者
 韓国の出版社の話だ。
 以前にも書いたが、ぼくを担当すると、その編集者が退社したり、移動があったりしていなくなるというジンクスがあった。その数、何と、6名―。
 だからぼくは、新しい出版社と仕事をはじめるにあたってはいつも、「ぼくを担当すると辞めちゃうジンクスがあるから気をつけてね^^」とあいさつしている。

 ところが、新しい動きがでてきた。韓国版『サクラ』(チャンビ)を担当した「相棒」が4年ぶりに帰ってきたのだ。
 『サクラ』のあと「次も一緒にやろう」と約束していたのに、ちがう部署に移動となってしまった。代わりに担当となった編集者と「ミツバチ」を企画してしいたのだが…とほほ、本がでる前にまたまたま移動。その代役として選ばれたのが「相棒」だ。

 しかしノンフィクションチームに復帰したのではない。あくまでも児童文学雑誌担当はそのままだが、「キム先生といえば、やはり私でしょ」(本人曰く)と願いでてくれたという。

 やはり、息の合う編集者はちがう。いい提案をどんどんくれる。
そのひとつが、「銀座ミツバチプロジェクト」。 どこで情報を手に入れたのかは知らないが、韓国の子どもたちに日本の最新の取り組みを伝えてほしいといってきた。 大都会のど真ん中で営まれている養蜂は、きっと韓国の子どもたちに感動をあたえるはず。もちろんぼくも大賛成! 本の最後のところで希望のある話として取り上げたいと思う。
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 ぼくが韓国でだす本は、まだ韓国に「国産」の本がないもの。チャンピ出版社からだしている『サクラ』のゾウも、『この世のすべてのペンギンの話』のペンギンも、まだ、国産がなかった。
 国産がないところでは、当然、海外の翻訳ものがでるわけだが、韓国では特に、科学読み物では世界一といわれている(韓国ではそう思われている)アメリカの本が幅を利かせている。
 事実、アメリカの本は、たのしく学べる工夫がとってもスゴイ。(日本のものは正確だが少し退屈かも)
 
 
 例えばこの二冊(アメリカ)。日本ではでていないが、サスガ!という秀作だ。
 (左・『ミツバチの一生と歴史』、右・『ミツバチが消えている』)

 けれども、いくらスゴくても、やはり文化的な素地がちがうのが気になってしまう。
 韓国はトウヨウミツバチを使った養蜂を、少なくとも高句麗の時代からやってきた。それを子どもたちに伝えなくてはいけないし、何といっても、アメリカの本では、「銀座ミツバチプロジェクト」は紹介されまい。

 今回のミツバチも、まだ、国産の科学読み物がない。とはいえ、海外の名作に対抗するのは、ホント、たいへんだ。「相棒」の復帰はたのもしいニュースである。
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by kimfang | 2011-08-28 12:52 | トピックス