今回、紙芝居を書くのにお世話になったのは、もちろん、コウちゃんとその子である紫や、孫を育てていただいた「コウノトリの郷公園」の飼育員の方だ。
もうひとり、たいへんお世話になったのが、「越前市エコビレッジ」の指導員、野村みゆきさんだった。
41年前に越前市(当時は武生市)に舞い降りたコウちゃんの保護活動について、多くの資料を探していただいた。
何よりも野村さんを通じて、福井県の人たちのコウノトリへの熱い想いが伝わり、それが紙芝居を書く原動力になった。
豊岡の飼育員の方のように、直接、手渡すことはできなかったが、出版社からエコビレッジに贈っていただいた。
届いたとたん、あたたかい声でお礼の電話をいただいた。
いえいえ、こちらこそ、ありがとうございました。
エコビレッジには、惜しくも亡くなってしまったコウちゃんの初孫―「唐子」(メス)のはく製がある。
ぼくは彼女が卵のとき(2005.6.3)に、あっている。この写真は、うまれる3日前のものだ。(左は主任飼育員の佐藤さん)
みなが待ちのぞんだコウちゃんの初孫だったのに、放鳥された唐子は餓死してしまった。もうこんな可哀そうなコウノトリが二度とでないよう、紙芝居を環境学習に役立ててほしいと願っている!
紙芝居のことを地元の福井新聞さんが記事にしてくださった。