プロはすごいというお話。
先日、
コウノトリの本の出版を祝って、仲間が小さな宴を催してくれた。その中には京都市動物園の飼育員が3人いた。
ひとりの飼育員が、本の中にあった、この写真を見て、「あっ! この子は、うちのシュバシコウだ!」と叫んだ。
シュバシコウとは、ヨーロッパのコウノトリ。アジアのコウノトリとはちがってくちばしが赤い。で、赤を意味する(朱 シュ)、くちばしを意味する(嘴 ハシ)、コウノトリを意味する(鸛 コウ)で、和名を「シュバシコウ」という。
写真は京都市動物園のシュバシコウだったのだ。
実はこの写真、自分が撮ったのには間違いはないのだが、どこで撮ったかわからなった。
「やっぱり、京都か…でもね、天王寺かもしれないし、もしかすると王子動物園かもしれないし…」とぼくがいうと、
ほかのふたりの飼育員も「どれどれ」と写真を見た。
「まちがいないですよ。うちの子です!」
自信たっぷりに、きっぱりという。
なんでも、写真に写ったハクサイが決め手だとか。
この子は、ハクサイに乗る。恋の相手と思っているらしい^^)
3人は鳥の担当ではない。それなのに自分の園の鳥は、ちゃんとわかるんだ!
改めてプロのすごさを知った。