動物児童文学作家のキム・ファンです!!
12/2/28 えぇぇっ、キムさんが絵本の作者なの?―豊岡講演旅行記②
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 最初の講演は、神美(かみよし)小学校。5,6年生。
 ここは、今回、第57回青少年読書感想文全国コンクールにて、小学校の部で全国1位の「読書感想文推進大賞」を受賞した学校だ。 実はぼくの講演そのものが、豊岡市からのプレゼントなのである。
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 会場の音楽室に行くと、「つるの子」という地元に伝わる歌の歌詞が貼ってあった。
 むかしコウノトリは、「つる」、つまりタンチョウに間違われてきた歴史を持つ。

 コウノトリの本家ともいえる豊岡ですら、1950年代のなかばごろまでは、このように「つる」と呼ばれていたのだ。
 
 豊岡と同じようにコウノトリが最後まで残っていた福井県でも、若狭地方では「チョウセンヅル」と呼ばれていた。おそらくふたつの中間地点にある舞鶴の「つる」も、タンチョウでなく、コウノトリを意味していると思う。
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 ところで講演のなかで、福井県の取り組みについて触れたとき、おれたくちばしで懸命に生きた「コウちゃん」の話をした。
 すると子どもたちの中から、
「あっ、その話、絵本で読んだことある」
「知ってる。知ってる。『くちばしのおれたコウノトリ』や」
と、いう声があがった。


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 やったー!
 そうか、みんな、ぼくの絵本を愛してくれているんだ。
 うれしくなって、
「その絵本、おじちゃんが書いたんやんやで」
と、得意になって、いったのに……。

「えぇぇっ、キムさんが絵本の作者なの?」
「ちがうよ。ちがう。誰だったかな?」
 と、疑われてしまった。

 講演のあと、先生が気を利かせて絵本を持ってきてくれて、
「ホントだ。キムさんだ」「キムさんて書いてあるね。ウソじゃなかったんや」
と疑いは晴れた。
 とほほほ。

 でもまぁ、以前読んだ本のなかに「子どもたちが作者というものを意識するようになるのは、結構大きくなってから」とあった。仕方ないことなのだ。
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 で、最後の最後に、本当に「本当のプレゼント」!
 全国一位のお祝いに、
 市から『きみの町にコウノトリがやってきた』が配られた。

 
 「さっきの人、でてる!」「どこどこ?」
 ページをめくる音が心地いい。
 これからは、少しは作家を意識して本を選んでくれるだろう、ねぇっ^^
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by kimfang | 2012-03-02 22:09 | トピックス