コウノトリが訪れたのはすでに33府県117市町村
いよいよ次は、
あなたの住むところろかもしれない (2011年11月1日現在)
これは、今年2月に出た
『きみの町にコウノトリがやってくる』(くもん出版)の帯に書かれたコピー。それだけコウノトリが多くの町を訪れていた。それは逆にいうと、こんなに多くの町を訪れているのに、いまだに豊岡以外で定着したコウノトリはおらず、豊岡以外での繁殖はなかった。
しかし25日、豊岡市のお隣にある京都府北部の京丹後市で、放鳥2世同士の国内2例目、豊岡以外で初のひなが誕生した!
(京都新聞の記事)
ぼくの本は、もはやコウノトリの野生復帰は豊岡市だけの事業ではなく、日本全国の取り組みが必要だということを訴えるために出した。この度のひな誕生で、野生復帰がまた、新たな段階へと進んだ。
今回、京丹後市での定着と繁殖が実現したことは、ここにコウノトリが棲める豊かな自然があるということ。彼らが安心して暮らせる田んぼがあるということだ。
そう、コウノトリの問題は、田んぼの問題、日本の農業の問題でもあるのだ。
そこらへんのこと、福井新聞の「コウノトリ通信」でお話させてもらいました。