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動物児童文学作家のキム・ファンです!!
12/7/17 第7回 日韓田んぼの生きもの調査交流会
 本会議の前に、「日韓田んぼの生きもの調査交流会」が近くの田んぼで行われた。
 2006年に最初の交流会がはじまって以来、第5回の2010年は兵庫県・豊岡市、第6回の2011年は韓国の忠清南道・ホンソン市、そして今回で7回目を数える交流会は、田んぼの鳥、トキが舞い降りる佐渡市の田んぼだ。
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 韓国からの参加者の約2/3が、生きもの調査に(他の人たちは農業技術現地調査)参加。
 指導してくださる「NPO法人田んぼ」の岩淵先生の説明を聞いてから、いざ、田んぼへ。

「時間内にやってもらう調査なので、まだ、とらないで」
 関係者が叫んでも、韓国の参加者はもう「やる気満々スイッチ」が入ってしまっている。
「わかってる。まだ、とっていない。見ているだけ」
といいながらも、必死に生きものをさがしている姿が印象的だった。
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 調査スタート!
 くつをぬいで、田んぼに入る。
 ぼくも最初は畔の生きものだけをとっていたが、ついに靴をぬいで田んぼに入った。
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 通訳の仕事で「イトミミズのフンが堆積して、とろとろ層ができて……」などと、知ってるように訳してきたが、その「とろとろ層」を直接、自分の足で実感した。
 こりゃあ、雑草の種が埋没するわ。抑草効果はすごいだろうなぁと感心。
 次に訳すときは、もっとリアリティーのある表現になることだろう。

 ぼくが、生きもの調査の通訳に派遣された理由は明快だ。生きものの名前を韓国語で訳すこと。
  田んぼの生きものは大きく、8のグループに分けられた。
 魚類、貝類、両棲類・爬虫類、水棲昆虫、陸棲昆虫、甲殻類、クモ類、鳥類。
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 過去の調査でよく見つかる生きものは、準備された一覧表にあったが、そこに出てないものは、持っていった辞書や図鑑を駆使し、しかもスピーディに調べなくてはいけない。これが、なかなかたいへんだった。
 日本語ができる韓国の人たちと力を合わせて、何とか、すべての生きものに名前をつけることができた。(結構、名前のわからないクモ類がたくさんいて苦労した。クモの勉強をしなくては^^)

 ところで、韓国の参加者が強い関心を示したのが、アメリカザリガニ。韓国語で「아메리카민물가재」というのだが、韓国で田んぼの生きもの調査に何度も参加している人も初めて見たというからおどろいた。
 日本ではどこででも見られる「田んぼの生きものの敵」だが、意外にも韓国では知られていないようだ。つまりは、まだ、いないか、増えていないということだ。
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 このアメリカザリガニ。実は、食用として輸入されたウシガエルのエサとして一緒に日本へやってきたという歴史を持つ。
 韓国ではウシガエルが大繁殖し、ついには軍隊まで動員して退治した苦い歴史がある。アメリカザリガニが韓国で大繁殖しないよう、願うばかりだ。 ←アメリカザリガニを拾い上げてじいっと観察

                  地元のテレビも取材にやってきた→
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by kimfang | 2012-07-24 17:23 | トピックス