基調講演、各国報告、分科会と、国際会議には440名が参加した。期間中に暖かい交流が広がった。
日本各地からの報告や、韓国や中国の報告に刺激を受けた人たちは、ますます「自然に思いやりのある豊かな農業」を進めていくことだろう。
トキやコウノトリたちも、生きものがあふれる田んぼがないと生きていけない。
会議で議論されていたことが、もっと多くの土地で、国で、実践されるよう願ってやまない。
最終日、参加者全員による交流会があった。韓国の参加者たちは「生物の多様性を育む農業」の実践のために、多くのことを教えてもらった佐渡市に感謝し、佐渡市長をはじめとする主催者のスタツフのみなさんに、小さいながらも心のこもったプレゼントを渡した。
みな、聞かされていなかったので「サプライズプレゼント」。
ありがたいことに、ぼくにもあった。韓国のみなさんがお揃いできていたTシャツ。これは、故ノ・ムヒョン大統領をイメージしたTシャツだ。この麦わら帽子の人こそ、ノ・ムヒョン大統領。
みんなと同じTシャツをもらったのは、仲間と認めてもらえたのかな。
ノ・ムヒョンさんは引退後、生まれ故郷の村に戻り、環境に優しい農業を営んでいた。ポンハ村の共同農場は、ノ・ムヒョン財団が半分を出資している。ノ・ムヒョンさんは亡くなってしまったが、その精神は若い人たちに受け継がれ、こうやって国際会議にも参加している。
いつか、ポンハ村にいってみたいと思っていたので、いい人脈ができた。
次回、第3回のICEBAは、韓国が手を挙げているという。
まだ、具体的なことが煮詰まっていなくて発表はされなかったが、韓国開催は確かなことのようだ。
「次も、通訳で呼んでくださいよ」
ぬかりなく、関係者にアピールした^^