『イヌ』の本には、またまたぼくの似顔絵が登場した。どうもキャラクターにしやすい、いやっ、キャラクターしたくなる顔のようだ。しかし今回の似顔絵はたいへん気に入っている。
ただ単に雰囲気が似ているだけでなく、取材をしていたり、書くのに苦労していたり、悩んでいたりと、絵に動きがあるところが気に入った。
絵をつけたくれたキム・ウンジュさんに、名刺に使いたいと話したら、サインが入った原画をプレゼントしてくれた。
似顔絵以外にも、一枚だけプレゼントしてくれるときき、どれにしようかと随分なやんだ。それで決めたのが、この盲導犬の絵。やはり、韓国の盲導犬育成施設に取材にいったから。
写真ではわかりづらいが、彼女の絵は「立体」仕立てだ。イヌや人物の絵をまず描いてからカッターで切り取り、背景が描かれた絵に貼るという手法だ。
原画はそれがとてもよくわかる。
また、絵を描いてほしいなぁ。