動物児童文学作家のキム・ファンです!!
13/3/21 韓国で根づくか? 写真絵本
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 星野道夫氏の写真絵本、『アラスカたんけん記』(福音館)の韓国語版『알래스카 이야기』(논장 ノンジャン)が好評だ。 <新聞書評 ハングル>
 この本は、韓国ノンジャン出版社の「知識は私の友だちシリーズ」の第5巻目として2月20日に発売された。ぼくのイヌの本は同じシリーズの第6巻で、星野氏の本から18日後に発売された。

 ほとんど同じような時期に発売された本ということもあって、恐れ多くも世界的な写真家である星野氏と同じように発売記念キャンペーンをしてもらっているが、市場の反応は大きくちがう。

 『アラスカ』はインターネットでも、読者からの絶賛の声が多く寄せられている。
 世界的な写真家であること、日本で「検定された」(韓国ではこういう表現をよく使う。すでに認められているという意味)本なのだから、当然といえば当然なのだが、ぼくはかなりの驚きをもって見守っている。

 
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 と、いうのは、日本の優れた写真絵本を韓国の出版社に紹介してきたが、どこも「写真絵本はねぇ…」と断られてきた経緯があるからだ。

 <過去の記事参照>

 この一枚の写真を取るために、写真家がどのような努力をしてきたかをいくら熱く説いても、
「わかりますよ。私たちだって出したいんですが、なんせ市場が受け入れないのだから、どうしょうもないんです」
と、いわれてしまうと黙るしかなかった。

 まだ発売からひと月だが、星野氏の絵本は今までとはちがう気がする。

 それは星野氏の本だからなのか? 

 写真絵本に対する抵抗がなくなりつつある兆しなのか? 

 いずれにしても写真絵本に対する偏見がなくなることは大歓迎だ。
 ノンフィクション児童文学も、そうなってほしいものだ。
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by kimfang | 2013-03-21 13:09 | 出版物