「イヌの講演会」、実はソウルよりも先に決まったのが光州(クァンジュ)だった。
昨年の夏、「韓国オリニ図書館協会」主催でソウル市、仁川(インチョン)市、槐山(クェサン)郡で講演をさせてもらったが、それが結構好評だったようで、噂を聞いた地方の子ども図書館から「次はうちにきてもらいたい」というリクエストがあったのだ。 一番熱心にリクエストしてくださったのが、光州の子ども図書館。光州には特別な想いがある(次回に書く)。こちらも、ぜひ、行きたいということで実現した。 意外なことだが、20回以上も韓国を訪れて、野生動物に会うために人があまり立ち入らない地域にも行っているが、全羅道には縁がなくてまだ一度もいったことがなかった。 地方に出かけるときは、いつも編集者や図書館関係者とともにいってきたが、今回はだれもついていけないという。 ちゃんといけるかなぁ? ちょっと不安だったが、特急のKTXだって止まる大きな都市だ。それに乗れば何とかなると思っていた。 ところが、特急電車KTXの乗り場からしてつまずいた。 切符を予約しようと韓国のインターネットに入ったものの、何か様子が変だ。うまくいかない。どうしてかなぁと思っていたら、何と、光州へ行くKTXはソウル駅からでなく、龍山(リョンサン)駅からでるというではないか! むかし、東北新幹線が上野からでていたように、光州や木浦へいく湖南線は龍山駅から乗らなくてはいけないのだ。そりゃあ、いくら「ソウルから」と入力しても反応しないよなぁ。 結局、切符も出版社の編集者に買ってもらった。 いよいよ光州へいく日。 前日のソウルでの講演のときに編集者から渡された切符は、格安航空券のEチケットのようなもの。こんなプリントアウトした紙1枚で大丈夫かなと、またまた心配になった。 迷ってKTXに乗れなくなると、光州で待っている人たちに迷惑がかかる。かなり早い目に龍山駅につき、早い目にホームに向かうことにした。 が、KTXの改札がない。日本ならば新幹線専用の改札があるが、それがない。そのまま切符も見せずにホームへ。 そしてホームに列車が来たが、今度はアナウンスがない。テレビの「世界の車窓から」のファンで、よく見ているが、アナウンスのないのも世界では当たり前。日本のアナウンスは過剰でうるさいが、でも、まったくないというのもとっても不安^^だ。 そこでホームに立っていた人に、「これって光州いきですよね」と確認してから電車に乗った。 それでもまだあっているのか不安だったから、発射前のアナウンスで確認しようと耳に全神経を集中させていた。が、発車ベルも鳴らないまま、列車がごとんごとんと動きだした。そんな…^^ しばらくすると、飛行機のように天井からぶら下がったパネルに電車の止まる駅と時間が表示されて、ようやく車内アナウンスがあった。おう、この電車でまちがいない。やっと、安心した。 車掌が何度もやってきたが、結局、切符を確認することはなかった。ま、飛行機だって確認しないからね^^ 改札や切符を作らない分、とってもリーズナブル。ソウルからかなり離れた光州までの特急(約3時間)運賃は、約40,000ウォン。日本円で3,500円ほど。
by kimfang
| 2013-07-17 17:53
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