2年前から、ジュンク堂書店さんとやってきた夏のイベント。今年は「みやこめっせ」で開催される「こどもの本 ブックフェア2013」の「文庫の部屋」の枠をいただくというかたちの開催とあいなった。
広い館内に児童書が2万点、総数5万冊が並ぶ。その出入り口付近に設けられた畳の敷かれたブース内で子どもたちを対象としたいろんな出し物が終日展開される。
ぼくたちも出演したいと申し込んだものの、夏休み突入後の最初の日曜日ということで申し込みが殺到。
何とか取れたものの、50分のたった1枠のみ。時間が短い。それをふたつに分けても、2名で限界だ。
「2年間連続で紙芝居をやらしてもらったので、ぼくは今回、辞退させていただきま~す」といったのだけれど、出し物は読み聞かせが多いので「ぜひ、紙芝居を!」ということで3年連続の登場となった。
まずは、北川チハルさんが『ハコくん』(WAVE出版)のお話ライブ。一期一会を弾きながら、何人もの声を変えて朗読。足元の「チン」と鳴るベル、わかるかな? 主人公がエレベーターで移動するたびに、チン~! チン~! と楽しく鳴らした。
そしてぼくの紙芝居。3年連続で
『とんだとだ! コウノトリ』(童心社)。無事に演じきって「はい、おしまい」といった途端、「チン~!」と鳴った。
時間がきっちりと決まっているので、スタッフの方が鳴らしたのかな? と思っていたら、何と、北川さんのライブを見ていた男の子が、自分もベルを鳴らしたくて鳴らしたくて、とうとうがまんできずに、えいっ、チン~とやってしまったらしい。
周りにいた仲間の作家さんたちが、紙芝居の途中で鳴らさないよう「ダメ、ダメよ」と必死にガードしていたが、ついにスキを見つけて鳴らしてししまったそうな。
それにしても、「はい、おしまい」「チン~!」とは、まったくもって見事なタイミング!!!
紙芝居を終えて、舞台から降りくくると仲間がみな、大爆笑^^
ぼくも事実をしって笑い転げた。思い出に残る、素敵な「チン」事件となった。
来年の夏もイベントあるのかな? 来年は新作の紙芝居を披露したいものだ。