動物児童文学作家のキム・ファンです!!
13/8/7 東南アジアの絵本から小さな発見
f0004331_12485583.jpg
 毎年、たのしみにしている世界の絵本展。その国のことをよく知るための絵本が展示されるのだが、毎回、意外な発見があってたのしい。今回の小さな発見をいくつか。

f0004331_12493711.jpg
 まずは、マレーシアの絵本『海でたすけられて』と『小さなウミガメ ティナ』に描かれたオサガメ―。

 ぼくたちはウミガメといえばアカウミガメやアオウミガメが頭に浮かぶが、マレーシアにおいてはマレー半島で産卵する世界最大のウミガメ、オサガメだ! という発見だ。
 絶滅が心配されているウミガメでもある。


f0004331_1250143.jpg
 タイといえばシャムネコの原産国。
 ネコは神聖な生きものとして溺愛されているだろうと思っていたら、何と、『食いしん坊のネコ』では、ネコが何でも食っちゃう「怪物」のように描かれていた。何でものみ込んでしまうネコは、ついには王様の行列も食べてしまう(わぉっ、王国なのに)というとんでもないストーリーだ。
 で、飲み込んだカニがネコのお腹を切って、王様をはじめとする飲み込まれたものたちが助かるという展開。でも、反省したネコがそれ以来食いしん坊でなくなり、いいことをするようになったとうオチでホッとした^^

f0004331_1251322.jpgf0004331_12515998.jpg




 考えさせられた絵本はタイの『僕の排ガス』。
 何と、「いすゞのトラック」が主人公だった。

 2011年の台風による洪水で、タイに日本の自動車工場がたくさんあることが改めて知られるようになったが、この絵本は1982年の作品だ。



 ストーリーは、いすゞのトラックが休みたいのに休ませてもらえず、黒い排ガスをまき散らしながら働かされるというもの。排ガスを吸うと死んでしまうかもしれないから僕に近づかないで、と思う主人公がラストで「木を植えましょう!」と叫びながら走る。
 80年代当時のタイの社会がよくわかる。現在は排ガスをあまり出さないクリーンな日本車がタイで作られているというが、果たして、タイの排ガスは改善されたのだろうか…。
[PR]

by kimfang | 2013-08-11 11:47 | トピックス