動物児童文学作家のキム・ファンです!!
13/8/27 ネコな夏⑤ 村山智順が書いた「朝鮮の卜占と予言」
 期待した『韓国の野生動物誌』にも、韓国のネコのことは書かれていなかった。もうダメかとあきらめかけたとき、10年くらい前に博物館の売店で買ってきた2001年発刊の『我が文化の象徴世界 우리문화의 상장세계』という本があったことを思いだした。
 読むとそのなかに、ネコとことが詳しく書いてあった。
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 そしてそこには、「日本統治時代に村山智順が書いた『朝鮮の卜占と予言』を見ると、その事例が詳しく記録されている」とあった。
 村山智順て、だれ? ぼくはこの本に出会うまで、まったく知らなかったのだが、村山は朝鮮に渡り、総督府の嘱託として、朝鮮の庶民生活や風水や民俗的宗教、伝統的な遊びなどを記録した人だという。

 1933年にでたこの本は、韓国でも写真のように1991年に翻訳出版されている。できることなら原書を読みたい。出版社にいって送ってもらおうと思ったが、インターネット書店の表示は「品切れ」。あぁ~ついてないなと、ボヤいたその瞬間、総督府の資料なら日本にあるじゃないか! と気が付いた。
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 京都市図書館にはなかったが、京都府図書館にはちゃんとあった。
 読むと、これがなかなか面白い、というか、ずいぶんと恐ろしい^^
 泥棒にあった被害者が、ネコを窯であぶると犯人もネコのように不具になるとか、3か所のお寺からもらった油をネコに塗って焼くと、犯人が不具になる―などの迷信が、地方別に詳しく紹介してあった。
中世の西洋でも随分とネコを虐待している。それもまた、文化なのだ。

 まあ、児童書なので恐ろしいことはあまり書かなかったが、中年以上の人たちがネコを忌み嫌う、その背景にあるものをしっかりと理解できた。 
 と、いうことで、ネコの科学読み物の初稿はどうにか書くことがてきて出版社にも送った。
 人事を尽くして天命を待つ^^ ちと大げさだが、いい報せを待っているところだ。
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by kimfang | 2013-08-27 17:43 | トピックス