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動物児童文学作家のキム・ファンです!!
13/9/11 チョウンセンガク いい考え
 忙しいときほど、仕事は重なるものである。
 日本児童文学者協会・関西センター副代表として地元開催である〈公開研 in 関西〉は何としても成功させなくてはいけないし、同じ日にあったアジア児童文学日本センター主催のシンポジウムのパネラーとしても、多文化社会(外国人との共生)をテーマにした韓国の児童書を熱心に紹介しなくてはいけない。

 まさにその準備で大忙しの真っ最中に、韓国を代表する月刊誌「좋은생각 チョウンセンガク (いい考え)」から原稿依頼がきた。胸がきゅんとなるなるエッセイを書いてほしいといってきた。
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 「좋은생각 チョウンセンガク(いい考え)」は、日本でいえばPHPのような雑誌だ。ここが他とちがうのは、企業からの広告が一切ないこと。そして2500ウォン(今のレートで220円ほど)と安く、書店以外にもいろんなところで買えることだ。

 だから過去には、月間発行部数100万部を記録したこともある(今は似たような雑誌やスマートフォンの影響で減っているが、それでも月に20万部がでる)、超人気雑誌。
 児童書を書いている作家としては、より多くの人に名前を知ってもらえる絶好の場でもある。
 (ぼくは2007年にも、一度書いている)

 また、日本でも韓国語の勉強のために読んでいる人が結構いて、

  中古本がネットショップなどで売られていたりする、日本でもよく知られている雑誌だ。

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 が…よりによって、この超多忙な、このタイミングで、原稿依頼がきてしまった…。
 執筆を前向きに検討したが、講演やイベントの準備でどうしても無理だ。悩みに悩んだ末に、「せっかくたけど、今はどうしても無理です」と断った。
 すると、「9月9日の締め切りを3日延長して12日としますので、なんとか」というではないか! ならばと、引き受けた。

 さて、何を書こうか? 7日のイベントの疲れがでて8日は、いち行も書けなかった。
 11月号だから秋らしいネタにしなくては…。
 9日の夕方になって、
 あっ、そうだ! 좋은생각 いい考えが浮かんだ。

 2007年に日本児童文学者協会が編んだ「動物だいすき!」シリーズ1 『ヤンモのいた日』岩崎書店 に収録された短編童話、「毛虫が受けついだもの」が生まれるもとになったエピソードをエッセイにしようとひらめいたのだ。

 春に学校でパンジーの苗をもらってきて大事に育てていた末娘。秋になってようやく花が咲いたのに、そのパンジーの葉をむしゃむしゃ食べる毛虫を発見。パンジーを生かすために毛虫を取り払うか? 毛虫を生かすために育てていたパンジーを与えるのか? 娘の心の葛藤からヒントを得て書いた作品だ。
 娘の話でもあり、できればいつか、絵本にしたいとも願っていた。もしエッセイが好評なら、こんな話ですけどどうでしょう? と出版社に持ち込むのも手間が省けていい。まさに、チョウンセンガク!

 昨日、原稿を送ったところ、本日、無事にOKがでた。
 「좋은생각 チョウンセンガク (いい考え)」2013年11月号は、来月初旬に発売される。
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by kimfang | 2013-09-11 14:16 | トピックス