動物児童文学作家のキム・ファンです!!
13/10/18  『ミツバチ』2013優秀科学図書に選定
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 昨日、韓国の未来創造科学部(未来省)と韓国科学創意財団が選ぶ「2013優秀科学図書」の公式発表があり、昨年10月にだした『꿀벌이 없어지면 딸기를 못 먹는다고? ミツバチがいなくなるトイチゴが食べられなくなるの?』창비 が選ばれた。
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 これは科学図書の創作と発刊を奨励し、創意的な思考と科学技術の理解を深めるために1999年からはじまった制度だ。

 今年は、児童、小学、中高、大学、一般、マンガ、シリーズなど、10の分野から69種の本が選ばれた。

 ぼくの本が選ばれた小学分野からは19種。国産の本は14種で海外の翻訳本は5種だった。

 

   <選定図書目録 韓国科学創意財団ホームページ 韓国語 / ぼくの本は7ページ目にある>

 2004年、初めて韓国にいったとき、本屋さんで生物関係の科学読み物を見たときに、種類の少なさ、レベルの低さに悲しくなった。日本の本を訳すのはいいが、韓国にいる生きもので韓国名もちゃんとあるのにろくに調べもせずに適当に「ニホン〇〇」と書いて本屋で売っていた。あまりにもショックで、本を持ったまま、ただただ立ちつくたことを今も鮮明に覚えている。

 何とかしなくちゃ。2007年に韓国で初めての本をだしてから6年。児童文学の雑誌などにも積極的に科学読み物の改善点を指摘ししてきた。多くの仲間の努力もあり、韓国の科学読み物の実力はかなりあがった。
 今回の選定は、その努力へのご褒美というところか。
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 さて、選ばれるとどうなるのか?
 写真のような立派な認証書が授与されて、本にマークがつくようだ。
 さらには、疎外地域の小・中・高と、地域の児童センター(学童保育所)、多文化センターなどの全国の福祉施設760か所に約4万冊が無償で配られるという。

 4万冊を選ばれた69種で単純に割ると、1種類約600冊だ。小学校のジャンルはほかのジャンルよりも多くの数が必要なはず。と、なると、700冊、いや800冊^^
 とにかく、かなりの部数を国が買ってくれて、販売にも何やら「特典」があるという。
 ありがたいことだ。

 日本では科学読み物は「学習もの」として煙たがられて児童文学のなかにはいれてもらえないが、韓国をはじめとする多くの国では「学習物もの」は立派な児童文学。ノンフィクション分野に入る。

 韓国の科学読み物は、質・量的にまだまだ日本には及ばないが、このように国が前面にでて創作と発刊を奨励していくと、その差も縮まっていくことだろう。
 それにしも80年代、90年代の日本の科学読み物は、本当に素晴らしい。目指すはそこだ。
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by kimfang | 2013-10-18 23:10 | トピックス