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動物児童文学作家のキム・ファンです!!
13/10/26 やはり、ジンクスは生きていた!
 『ミツバチ』が2013優秀科学図書に選定されたことは、前回の記事で報告した。実はこれは、インターネット書店で自の本の「セールスポイント」(ランク付けされているの)をチェックしていたらたまたま目に入ったもので、出版社から報告を受けたものではなかった。
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 おかしいなぁ、担当編集者がちゃんと連絡をくれるはずなのに……あっ、もしかするとまた、例のジンクスが……。
 いやな予感がして彼の上司にメールしたところ、予感は的中。すでにほかの部署への移動となったというではないか。うわぁぁぁ、まただぁぁぁ……。とおそろしくなった。

 韓国の出版社に限っての話だが、「ぼくを担当すると、辞めたり、移動したりする」――というジンクスがある。かれこれ韓国で11冊の本をだしてきたが、シリーズ絵本を除くと、同じ編集者と2冊目をだしたことが、いまだにない。

 振り返ると、初めて韓国でだした『コウノトリ』の編集者は、退社。『ゾウのサクラ』の編集者は部署の移動後にまたもどってきて『ミツバチ』を一緒につくったが、本が発売されるのを待てずに退社。『ペンギン』の編集者も退社し、『シマリス』の編集者は次の作品の企画を通してくれて、こんな本にしようと楽しく打ち合わせをしていたのに辞めてしまった。本当に、韓国の出版界での編集者の出入りは激しく、競争も厳しい。
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 以前、単行本でなく「全集」(訪問販売やインターネットで売られているセットもの)の仕事をしたときだったが、その某有名出版社にいくと、それぞれ3つのちがった肩書の編集者が同じテーブルに座っていておどろいたことがあった。

 ぼくの正式な担当者は正社員のA編集者なのだが、フリーランスのB編集者が編集会議を主導し、書きあげた原稿のチェックは非正規のC編集者がした。もちろん、ほとんどの仕事はCさんとの仕事だった。しかし彼女は一番多くの仕事をしているにもかかわらず一番立場の弱い人だったことを鮮明に記憶している。

 話をもどそう。『ミツバチ』は3人も担当編集者が変わった前代未聞の本として、以前、ここでも紹介したいたが、ついにその3番目の編集者も移動してしまったということだ!
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 この本の最初の担当者は、日本でも発売されている絵本『十長生をたずねて』(岩崎書店)を手掛けたキム・ミンギョンさんだった。しかし彼女は本格的な編集に入る前に移動で大人の本の部署にいくことになり、その後、退社した。
 そこで以前、『ゾウのサクラ』でぼくの担当したことがあった写真のチョ・ヒョンフィさんが、他の部署と兼任する形で担当としてもどってきてくれた。ほとんど90%を彼女の編集で進めてきたが、家庭の事情で発売前にやむなく退社。それを受けて急きょ担当者になったのが、今回、移動となった彼だ。

 遅れ馳せながら、彼には新しい部署で頑張れよ、と激励のメールを送った。
 本心は、いつかもどってきて!だけど^^

 因みに『ミツバチ』の最初の担当編集者であったキム・ミンギョンさんは、児童文学作家とフリーランスの編集者として活躍中だ。写真は、最近、彼女が出したモッタイナイでお馴染みの『マータイ』。
 そして2番目の編集者であったチョ・ヒョンフィさんはご主人と小さな出版社を立ちあげた。

 むかしの友は、いまはよきライバルなのである。
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by kimfang | 2013-10-26 15:04 | トピックス