動物児童文学作家のキム・ファンです!!
14/10/10 KTX、同じ車両でどうして値段がちがう?
 ウネンナム子ども図書館の講演は午前中だったので、午後からは久しぶりのなにもない休みの時間。本屋さんにでもいってゆっくりしようと考えていた。
 ところが……。
 どデカイ台風の接近で、豊岡市長の韓国訪問はダメになったという緊急連絡が入った。ちょうど10年前、豊岡市は台風で大きな被害を被った。市長さんは、市民を守らなくてはいけない。そこで代わりに副市長さんがきてくださることになった。
 なのに訪問予定先の金海(キメ)市・花浦川(ファポチョン)湿地公園では、それを知らずに韓国でも有名な「コウノトリの市長」の訪問を大々的に宣伝して参加者をどんどん募っている。やばい!

 日本からの連絡を韓国の関係者たちに、韓国からの連絡を日本の関係者たちに、順次翻訳して送って、対策を講じた。気がつけばもう夜の8時半^^ ご飯も食べてない(涙)台風のせいで休みも吹っ飛んでしまった。
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 翌日の9日、仁川(インチョン)市での講演の前に、かねてから訪れたかった富川(プチョン)市にある「自然の友研究所」に立ち寄った。先の記事で書いた「世界一田めになる学校in韓国」の韓国側実行委員を務めたのが、ほかでもなく「自然の友研究所」だ。
 今年の春に設立された若い組織だが、見事に大型イベントをしっかりと成し遂げた。何を隠そう、ぼくはここの理事なのだ^^

 所長のオ・チャンギルさん(写真右)とは2012年にプサン市で開催された「日韓自治体ネットワーク」で初めて会って以来、とても仲良くなって、昨年に韓国コカコーラがスポンサーとなって行われた子どもたちの日本演習のひとつ、豊岡訪問のときにも講演の仕事をいただいた。
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 彼は日本の大学「環境学習」を学び(東京の韓国学園の講師の経験も)、のちに韓国で博士号を取得。大学で研究したり学生に講義するよりも、もっと「実践」をしたくて、大学を辞めて研究所を立ち上げたのだった。

 「自然の友研究所」は、日本の優れた環境施設を学ぶツアーをどんどん実施している。今年だけでも屋久島をはじめ、4度も実施している。オ所長は、研究所が設立される前も、数多くのツアーを組んでガイドを務めてきた。旅行にはめっぽう強いのだ^^

 そんなことから、今回の豊岡市の金海(キメ)市訪問に関する韓国内移動も、研究所にいってKTXの切符を手配してもらった。
「これが先生の分、こちらが豊岡の人たちの分ですね」

 デジタル化が進んでいる韓国では、切符というのはもうない。メールで受け取ったものを印刷してもらう。差しだされた印刷物を確認していたときだ、意外なことに気が付いた。値段がちがうのだ。
 
「あれっ! みんな同じ車両なのに、なんで値段がちがうの?」
 ぼくが質問すると、研究所にいたスタッフがみな、きょとんとしてしまった。

 オさんが、にこにこしながら、
「あれっ、先生は、順方向と、逆方向で値段がちがうこと。知りませんでしたか^^ ほら、先生のは逆方向に座るから安いんですよ」
 よく見るとちゃんと「역방향(逆方向)」と切符に書いてある! 30回くらい韓国にいっていて、KTXも何度か乗ったけれど、初めて知った(笑)

 ミリャンからソウルまで、順方向だと47,500ウォン、逆方向だと45,100ウォン。2時間半くらいの乗車で2,400ウォン、つまり240円ほどの差だ。
 240円払っても順方向に乗るのか、240円がもったいなくて逆に乗るのか、わかれるところだ。
 ただ、今回は空いている席がなくて、やむなく逆方向も予約したという。もちろん、その逆方向はぼくの切符。そして豊岡市の方を空港に迎えに行くための切符も。

 インチョンでの講演を終えて、ミリャンからソウルへのKTXの切符をカバンに入れて、これまた少し安い逆方向のKTXに乗ってプサンへと向かった。
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by kimfang | 2014-10-18 12:29 | トピックス