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動物児童文学作家のキム・ファンです!!
15/1/17 今年放鳥予定の禮山に野生のコウノトリ飛来
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 久しぶりに韓国のコウノトリの話題を。
 年が明けた6日、韓国からビッグニュースが飛び込んできた。今年、放鳥予定の忠清南道・禮山(イェサン)郡に野生のコウノトリがやってきた。しかも、一羽でなく、ペアで。(写真右)
 研究者によるとロシアか中国からやってきた野生の幼鳥だという。

 ご存知の方も多いだろうが、昨年の3月、豊岡生まれのコウノトリが韓国の慶尚南道・金海(キメ)市に棲みついて話題になった。「ポンスニ」と名前がついたコウノトリは、新聞各紙で大きく取りあげられ、テレビのニュースでも報じられ、そして写真にあるようにSBSのドキュメンタリー番組の主役にもなった。
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 でも……。
 今年に放鳥を予定していた禮山郡は手放しでよろこべなかった。数年前からコウノトリ公園も造りはじめて、コウノトリを飼育していた韓国教員大学から多くのコウノトリも譲り受け、着々と準備をしていたのに……。
話題はすべてポンスニに、金海市にさらわれてしまったのだから。

 コウノトリの日韓交流を手伝ってきたぼくとしても心境は複雑だった。豊岡からコウノトリがいったのはいいが、できればポンスニは禮山郡にいってほしかったと、何度、悔しがったことか。

 しかし、やはりコウノトリはふつうの鳥ではない^^ 人びとの努力をちゃんと見ていた。
 今回、野生のコウノトリが飛来してくれたことで、禮山郡の関係者はそれはそれは大きな力を得ていることたろう。
 わたしたちの土地は、コウノトリが選んでくれた土地だと!

 振り返れば日本だって、「ハチゴロウ」という野生のコウノトリが豊岡に飛来して棲みついてくれたことで、放鳥への自信を得たではないか。2羽の野生のコウノトリがそのまま禮山に棲みついて放鳥されるコウノトリの先生になってくれることを切に望んでいる。

 ところで、昨年に多くの話題を提供してくれた金海市のポンスニはどうなっただろうか? 
 実は、金海市から西に移動し、しばらくは河東(ハドン)郡という全羅南道との道境にいたが、その後は行方不明になっていたのだ。生きているのか、死んでいるのかもわからない状態が続いていた。

 ポンスニはどこにいますか? よく、日本のコウノトリ関係者から尋ねられた。どこどこで見たという情報は単発的に入ってくるものの、それをとらえた写真もなく、生存の確証もなかったのだ。
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 ぼくとしても、野生のコウノトリが禮山郡にきたことをみなさんに早く知らせたかったが、ポンスニの生存が確 認できていなかったので、このニュースを発信するのに気が引けていた。
 が、きのう、忠清南道・瑞山(ソサン)にいることが判明し、ポンスニの姿をとらえた写真が送れてきた。
 よかった、ちゃんと生きていた!

 韓国の冬は寒い。南にいくと考えられていたのに、何と北上したのだ! 
 関係者の取材によると12日にはじめて観察されたようだ。一週間もここにいたことになる。
 瑞山から禮山は遠くない。ぼくは、ポンスニが禮山にいくと信じている。

 そして金海市だ。ポンスニはもう去ってしまったが、ポンスニが残したものはとても大きい。ここも、コウノトリ 野生復帰の拠点としようと人びとが動きだしている。
 2015年は、韓国の「コウノトリ元年」になりそうだ。
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by kimfang | 2015-01-17 14:47 | トピックス