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動物児童文学作家のキム・ファンです!!
15/3/31 ゾウのラウンドテーブル
 そもそも今回の訪韓を決めたのは、ソウル大公園の「ゾウのラウンドテーブル」のためだった。
 ゾウに関心がある人たちが、お互いに立場のちがいを乗り越えて同じテーブルについて話し合い、できることから一緒にやっていこうという催しだ。
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 だから、ソウル大公園で飼われているアジアゾウの「サクラ(宝塚ファミリーランドの閉園に伴い、2003年に韓国へ渡る)」を生まれ故郷のタイに帰そうという運動を展開している動物保護市民団体と、それとは逆の立場にいる、ソウルで飼育していくという大公園の飼育員たちも同じテーブルに座って話し合うのだ。

 昨年秋に第1回目のラウンドテーブルがあり、ソウル大公園の園長さんから直々に参加要請メールをいただいていたのだが、カフェの開店を控えていてむずかしいと丁重にお断りした経緯がある。
 そして今回、第2回目の開催に参加が可能かどうか? 知人を通じて打診があったのだ。
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 ソウル市が運営しているが、ほとんど「国立」といっていいほどの大きさとレベルを誇る大公園の園長さんからの要請である。今回もお断りするのは失礼になってしまう。何とか予定をやりくりして参加することにした。
 ならばせっかくなので、ほかの子ども図書館や慶尚南道での講演も入れよう。あっちもこっちもどんどん入って、それで「講演週間^^」になってしまったのだ。

 アン・ヨンノ園長のあいさつのあと、基調講演「サクラのイヤギ(はなし)」をした。
 サクラはどうして日本にやってきて、そして韓国へくることになったのか。今年、1月で50歳になったサクラの半生を語った。

 そして最後にひとつ、提案した。日本ではもうすでに定着した「エンリッチメント賞」を、ぜひ、韓国でも実施してほしいと訴えたのだ。
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 エンリッチメント賞とは、飼育されている動物たちの「幸せな暮らし」を実現させるために努力した人や団体に送られる賞だ。
 ぼくは長年の試行錯誤の末にキリンが体をかくことができる「キリンの孫の手」を考案し、2006年のエンリッチメント大賞を受賞した京都市動物園の髙木飼育員のことを本に書いている。
(『イルカのジャンプに夢をのせて』ポプラ社 / 4人の共著)

 ぼくの基調講演に続いて、移住女性自助団、ソウル大公園の動物キュレーター(学芸員)、動物保護団体、ゾウのフンの利用を推進している団体が話した。
 
 開始時間が遅れたせいで、ぼくは移住女性自助団体と動物キュレーターの話しか聞けなかったが、このようなラウンドテーブルが今後も続くことを願っている。
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by kimfang | 2015-04-04 19:48 | トピックス