動物児童文学作家のキム・ファンです!!
15/3/31 ファン・ユン監督に会う
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 ゾウのラウンドテーブルで思いがけない出会いがあった。ぼくの基調講演が終わり休憩時間に入ったとたん、ニット帽をかぶった眼鏡の女性が近づいてきた。
 「会いたかったです。サクラのドキメンタリーを撮りたいと思っているので、協力をお願いします」
と、名刺を差しだしたのだ。その女性の名前を見ておどろいた。
 野生動物のロードキルをテーマにした「いつかその道で」で有名なファン・ユン監督ではないか!
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 ぼくも名刺を差しだしながら「わたしもあなたに会いたかったのです。実はわたしは、今、あなたの映画を観て感動し、ロードキルをテーマにした絵本をつくっています。絵本が完成したら、ぜひ、推薦文をお願いしたいです」と興奮気味にいった。

 監督の「いつかその道で」のなかに、おおよそこんな解説がある。
 「野生動物は死ぬとほかの動物のえさになり、食べ残されたものも土にかえって次の命を育む。しかしロードキルで死んだ動物は何度も何度もひかれてチリやホコリになるだけ。何の役にもたたない」
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 監督の作品は大人が観るもので、ぼくがつくるのは子どもたちが見る絵本だ。だから子どもたちに希望を与えなくてはいけないということで、ロードキルそのものよりは、生きものたちを助けるためにつくられた「アニマルパスウェイ」、つまり、人がつくった動物たちの道がテーマだ。

 しかし、今目の前にある現実に目を背けて、いいことばかり書くことはできない。そこで、写真のような悲しい場面もいくつか入れた。

 画家さんの体調不良もあり3年も待った絵が先日届いた。待ったかいがある素晴らしい出来栄えだ。今回の訪韓で、絵を担当したアン・ウンジン画家と会い、ぼくの要望を直接伝えた。描き直しと描き足しを快く承諾してくださり、ほっとしている。
 秋にはだしたい。
 
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by kimfang | 2015-04-05 13:24 | トピックス