動物児童文学作家のキム・ファンです!!
15/5/1 赤いモンペのアナグマさん
韓国絵本紹介コラム16回目です。
赤いモンペのアナグマさん
f0004331_17224887.jpg
 春らしくなってきて、花がたくさん咲きはじめた。今の季節にピッタリの『あなぐまさんちのはなばたけ』(原題 오소리네 꽃밭)を紹介しよう。
 ある日、山の峠の陽だまりでいねむりをしていたアナグマおばさんは、つむじ風によって街まで吹き飛ばされてしまう。人に見つからないよう急いで帰る途中、ふとのぞいた学校に花畑があった。
アナグマおばさんは、名前も知らないきれいな花にうっとり。

 「わたしも家に、きれいな花を咲かせよーっと!」
 山の家に帰ったおばさんは、アナグマおじさんと一緒に花畑をつくろうとするのだか、
 「あー、おまえさん! それはナデシコよ。掘っちゃ、ダメ!」
 「アイゴ―! それはツリガネニンジンよ。掘っちゃダメ!」
 家の周りはみな、花、花、花。お花が咲いていないところがない。
本当に大切なものは、自分のすぐそばにあることを、そっと気づかせてくれる。
f0004331_17232524.jpg
 文は韓国児童文学界の巨星、クォン・ジョンセン先生。絵はチョン・スンガクが描いた。ベストセラー絵本『こいぬのうんち』(第1回で紹介)の、あのコンビの作品で、『こいぬのうんち』がでた翌年の1997年に韓国で発売された。
 約20年前の作品だが、教科書に収録されるなど、今も多くの支持を得ている名作だ。 
f0004331_1724652.jpg
 わたしはアナグマおばさんがはいている、赤色の派手なモンペ(韓国語でモンペパジ)がとても気に入っている。よく見ると、動物の足跡のような模様が入っていて、なかなかおしゃれ!
 モンペが、韓国の田舎のアジュンマたちの定番ファッションということで、画家もアナグマおばさんにはかせたのだろう。

 ところが、昨今、このモンペが涼しくて機能的なことに着目。若者もはける柄が登場して大流行している。名前も、田舎臭い「モンペパジ」ではなく、まるで冷蔵庫(ネンジャンゴ)のなかのように涼しいということで、「ネンジャンゴパジ」という今風の呼び名で呼ばれているのだ。
 この夏、みなさんもネンジャンゴパジをはいてみてはいかが。

 記事全文はここから読めます。
[PR]

by kimfang | 2015-05-01 17:24 | 連載