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動物児童文学作家のキム・ファンです!!
15/9/2 第1回 韓半島 コウノトリ保全のための国際フォーラム
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 韓国初のコウノトリ放鳥を明日に控えた9月2日。韓国忠清南道禮山郡の禮山文化館にて「第1回 韓半島 コウノトリ保全のための国際フォーラム」が開催された。
 ぼくは、このフォーラムで基調講演をされる中貝宗治豊岡市長、特別講演をされる江崎保男兵庫県立大学教授、自由討論に参加される山岸哲コウノトリの郷公園園長の韓国語通訳として参加した。
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 会場に着くと文化館に大きな横断幕がかかげられていて、前述の講師先生方とともに、中国安徽大学の周立志教授、ドイツのキャサリン・キングさんが顔写真入りで紹介されていた。当然、韓国のコウノトリ研究の第一人者である、韓国教員大学のパク・シリョン教授も紹介されている。

 横断幕に顔写真が紹介されているのは6名。中国の周教授とドイツのキングさんを除くほかの4名の講演と討論をぼくがひとりで訳さなければいけないと思うと、まだ、はじまっていないのに、ずんと気が重たくなった。

 案の定、会場に入るなり、明日の放鳥式典で流す市長のお祝いビデオメッセージ撮りがあり(左上 / 豊岡市撮影)、韓国語の訳をつけるので訳してくれといわれてあわてて訳していると、すぐにきてくれと強引に連れていかれた控室ではすでに20人ほどが座っていて、教員大の総長と豊岡市長が英語で会話してした。(写真左)
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 そこへ禮山郡の郡守さんまでやってきて(写真右)、こっちを訳せ、あっちを訳せとドタバタ。
 するとシックなグレーのワンピースに身を包んだ美女がやってきて、流ちょうな日本語で訳しはじめたではないか!
「もしかして、キム・ハンナさん?」
「はい。所長から、理事をお助けしろと。朝一番のバスで、ソウルからやってきました」

 今回のフォーラムと放鳥式典は、韓国教員大学と禮山郡の主催。そして後援が、環境省、文化財庁、自然の友研究所、韓国環境生態研究所だ。
 何を隠そう、ぼくは後援団体の「自然の友研究所」の理事なのである^^

 そういえば、数日前、オ・チャンギル所長から、
「実はわたしはNPOの方の日韓交流会の通訳をするのでフォーラムはいけなくなりました。その代わり、『優秀な秘書』を送りますので」
と、聞いていた。
 本当に優秀で、たくさん助けてもらった。

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 中貝市長(左 / 豊岡市撮影)、江崎教授(中央 / 豊岡市撮影)、パク教授の講演を全力で通訳したのでもうへとへと。山岸園長(右)が発言された最後の討論会は、今度は彼女が通訳。ぼくが「秘書」として彼女をサポート。
 フォーラムは無事に終了した。

 ところで、冒頭のタイトルをもう一度、見てほしい。「第1回」とある。そして「韓半島」とある。
 正直なところ、日本の国際会議で通訳をしてきたぼくから見ると、今回の国際会議の運営や内容に不満はある。けれども、生きものに関心が薄い韓国の、それもかなりの田舎町でいきなりコウノトリの国際会議が開かれたのだから仕方ないのかもしれない。第2回、第3回…と続くなかで、今回の教訓を活かしてくれると信じたい。

 そして、主催者が「韓半島」とした理由にも少し触れたい。半島でコウノトリが最後までいたのは北朝鮮だといわれている。西海岸、DMZの北、中国大陸に向かってせりだしているところである黄海南道にコウノトリが多くいたという文献もある。韓国で放鳥したコウノトリはやがて、その黄海南道やDMZに飛んでいくだろう。北朝鮮が、半島の一員としてこのフォーラムに参加する日がやってくることを期待しているのだ。そんなフォーラムに成長してくれることをぼくも望んでいる。
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by kimfang | 2015-09-08 20:50 | トピックス