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動物児童文学作家のキム・ファンです!!
15/11/3 図書館探訪 -東京編
 10月最後の週、知人からのたっての頼みということで、東京の図書館見学ツアーをコーディネートすることになった。やってきたのは韓国の全羅南道順天(スンチョン)市の図書館関係者たち。

 韓国の子ども図書館の大きな流れはふたつ。「ヌティナム図書館」と「奇跡の図書館」だ。
 ぼくはヌティナムがまだ、小さなアパートの地下室を借りて運営していたころに訪れて何度か講演もした。また、ヌティナムが新しい図書館を建てる際には参考になりそうな日本の図書館を案内した。今ではヌティナムは地上3階、地下1階の立派な図書館になり、子ども図書館でなく、一般の人たちも広く利用できる私立の公共図書館へと発展した。そして、勲章までもらった^^
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 もうひとつの流れは奇跡の図書館だ。テレビ番組が公募したプロジェクトでできという、名前のとおり「奇跡的な」図書館だ。その記念すべき第1号館が順天奇跡の図書館であり、何を隠そう今回のツァーの依頼者であり、知人が、そこの館長さんなのである。
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 最初の日は「東京国際子ども図書館」と「東京子ども図書館」を案内した。
 上野の東京国際子ども図書館は改修工事が行われていたが、それは外側だけで図書館内の見学にはまったく支障はなかった。ちょうど「日本の子ども文学」という展示会が開催されていて、日本の児童文学の歩みを説明するのにうってつけだった。

 東京子ども図書館では、職員の方たちとお弁当食べながら交流会もした。私立の図書館なので本の販売もしていたのだが、何と、図書館がつくった本もあっておどろいた。そのなかでも、まつおか きょうこ さく・え『うれしいさん かなしいさん』がとても気に入った。
「よしっ、これを韓国の出版社に紹介しよう!」と思ったら、すでに韓国で出版することになっていて、ほとんど完成段階だという。

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 二日目は、韓国側から、ぜひ、ツアーのなかに入れてほしいと要望があった「ちひろ美術館」と「浦安市立中央図書館」を訪ねた。

 ちひろ美術館は韓国の絵本画家の原画も収集していることなどから、韓国でもよく知られていることは知っていたが……なんで、浦安市の図書館なの? と疑問に思いながらツアーを組んだ。浦安市は東京ではないし、図書館にいくためにはバスに乗らなくてはいけない。「ちょっと、日程上むずかしいから外そうよ」と提案したら、「ほかの図書館を外してでもここは必ずいきたわ」いというではないか。
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 今回、一緒に訪ねてその理由がわかった。日本有数の利用率を誇る理由がそこにあった。
奇跡の図書館の館長は、浦安図書館のことが書かれた『図書館の街 浦安』(竹内紀吉 / 未来社 韓国語版は2011年に翻訳出版された)という本を読み、いつか必ずここを訪ねようと思ったのである。
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 最後の日は「武蔵野プレイス」を訪ねた。そして、過去にヌティナム図書館の館長を日本に招待したこともある、親地連(親子読書地域文庫全国連絡会)の方たちと交流会をした。

 交流会は自分たちが気になっていることを質問するというやり方だったが、あっという間に2時間が過ぎた。たま、武蔵野プレイスの施設があまりにも素晴らしかったので、もう、ほかの図書館訪問はキャンセルして、じっくりと見ることになった。

 ところで、図書館を巡りながらちょっと心配したのは自分の本があるかどうか^^ 浦安にも武蔵野にもちゃんとあって、ほっとした。

 今回のツアーをコーディネートしているさなかに、別の韓国の図書館関係者からまた、大阪と京都の図書館を案内してほしいという依頼があった^^
 うーん、どこいこうか? 
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by kimfang | 2015-11-04 20:33 | トピックス