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動物児童文学作家のキム・ファンです!!
16/5/11 ゾウのサクラ、餌代をいただく
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 拙著『サクラ―日本から韓国へ渡ったゾウたちの物語』(学習研究社)は2007年の3月にでたぼくのメジャーデビュー作だ。そしてこの本は、前年である2006年の5月にあった「日本児童文学者協会」の総会で栄えある「第1回子どものためのノンフィクション大賞」に輝いた作品でもある。あれから10年がたった。
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 しかしうれしいことに、いまだに物語の主人公であるゾウのサクラのことを気にかけてくださり、サクラの近況を報告してほしいという問い合わせが寄せられてくる。
 そのなかのお一人が先月、はるばる遠路を訪ねていらっしゃって、ソウル大公園にもっていってほしいと餌代と手紙を託された。その額、何と5万円!
 以前にもサクラが日本から訪ねてくださった方から「おやつ代」をいただいたことがあったが、今回はそれをはるかにしのぐ額だった。

 すぐにソウル大公園側に連絡。あまりにもありがたいことなので、園長とゾウ飼育チーム全員とで伝達式をしてくださることになった。(写真左上)
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 そして11日。1年ぶりにソウル大公園を訪ねた。現地に到着すると園長室に招かれたあと(写真右上。手紙を受け取る園長)、サクラのいる大動物館まで園長さん自らの運転で移動した。
 まずはサクラの近況を担当飼育師がはなしてくれた。
「ひとりでいると土を食べてしまう異常行動をしてしまうで、メスの3頭とともに一緒にしています。ところが一番仲のいいキーマが今、発情していて気が荒くなっているので離しています。さみしそうですが、仕方ありません。足の病気もかなりよくなったものの、体重が減っているのが心配です」
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 14年11月の記事でサクラが健康を取り戻したと書いたが、やはり51歳の高齢のゾウだけにいろいろと問題があるという。それでも、日韓交流の象徴の一つとして、大事に育ててくださっていた。 

「アジアゾウ『サクラ』のためにありがたく使わせていただきます。寄付金50,000円」
 ぼくの後ろにいるのが、サクラ(写真右下)。
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by kimfang | 2016-05-16 08:13 | トピックス