動物児童文学作家のキム・ファンです!!
16/5/13 「東京」で尾のないイヌ、トンギョンイと会う
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 東京にいってきた。といっても日本ではなく韓国の「東京」だ。高麗時代、慶州(キョンジュ)は「東京」とも呼ばれた。世界遺産がたくさんある古都・慶州は、新羅時代は首都・金城(クムソン)として栄えたが、高麗が開城を首都として新羅を滅ぼすと「慶州」と改称された。首都は開城となったが、人びとは「東の京」と呼んで過去の栄華をたたえたという。
 
 さて、大韓航空の機内誌「モーニングカーム」にイヌのコラムを連載中だと報告した。このコラムは韓国の天然物である在来犬を3回にわたって紹介するものだが、5月号に珍島犬、6月号にサプサル犬、7月号に豊山犬と慶州犬トンギョンイ(東京犬)を紹介する。
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 コラム執筆のきっかけとなったのが、2013年にでた児童向け科学読みもの『人間の古くからの友だち イヌ』(ノンジャン出版社)。幸運にも「モーニングカーム」編集長がぼくの本を見つけてくださり、ぼくに執筆依頼をくださった。
 この本はイヌについて生物学的だけでなく、イヌが登場する世界の名画を紹介するなど、文化的にも積極的にアプローチしたということでいい評価をいただいている。もちろん、韓国の天然記念物である在来種についても詳しく書いた。
 しかし心残りもあった。慶州犬トンギョンイは、この本刊行の数か月前に天然記念物指定が正式に決まり、電話取材のみで実際に会えず、ほかの在来犬たちよりもかなり少ない記載にとどまってしまったことだ。

 いつか慶州にいって、実際にこのイヌに会いたい。このイヌを「再発見」し、天然記念物にまで導いたチェ・ソクキュ教授から話を聞きたいと願っていた。
イヌのコラムが決まったとき迷わず今回の取材を計画した。そして、念願がかなった。
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 まだ「モーニングカーム」で発表される前なので具体的なことを書くと契約違反となり話せないのだが、韓国の古い文献に「尻尾がなかったり短いイヌを『東京狗』という」という記述があることを見つけ出し、慶州市内に残っていた尾のないイヌを保護して血統管理したのが東国大学のチェ教授なのだ。(写真左上のぼくのイヌの本を持っている方)


 今回、教授からトンギョンイの発見と天然記念物指定までのいきさつを詳しく聞くことができた。また、教授の案内で実際にトンギョンイと会うことができた。
 大韓航空機内誌「モーニングカーム」7月号をおたのしみに^^
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by kimfang | 2016-05-22 11:07 | 取材ノート