動物児童文学作家のキム・ファンです!!
16/12/16 ヤマネコとの出会い その1
 来月1日から毎日新聞にて「ヤマネコ飼育員物語」の連載がはじまる。その前に、ぼくとヤマネコの出会いについて話しておきたい。
 ぼくがツシマヤマネコの存在を知ることになったのは、韓国ではじめてだした本『コウノトリ』の取材過程だった。
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 韓国は2002年にコウノトリの飼育下繁殖にはじめて成功するのだが、その、はじめてのひなを産んだコウノトリは日本から「卵」(受精卵)できたことを知った。
 東京都とソウル市の姉妹都市提携10周年を記念して交換された動物だったのだ。

 どうして韓国側は受精卵を欲しがったのか? それは卵からひなをかえした経験がなく、経験を積むために欲しかったのだ。
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 ここからが本題。 (掲載の写真は2006年のもので、現在とは異なります)
 じゃあ、日本は何を要求したのか?それが「ヤマネコ」だった。ぼくは、どうしてヤマネコを欲しがったのかを知りたくて、韓国からやってきたヤマネコがいった井の頭文化園を取材した。

 ツシマヤマネコの一般公開は2003年から、しかも対馬の「野生生物保護センター」のみ。当時は一般公開されてなかった。同じ種のアムールヤマネコ(対馬由来のヤマネコと区別するためにこう呼ばれている)は、当時、動物園の「看板動物」だった。

 このときの取材でようやく、対馬のツシマヤマネコがあと70頭、もしくは100頭にまで減り、絶滅の危機にあって、その研究と飼育経験を積むのに韓国のヤマネコが必要だったということを知ったのだ。

 本物のツシマヤマネコを見てみたい。ぼくは井の頭の取材の翌月に対馬へ飛んだ。つづく。
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by kimfang | 2016-12-16 09:51 | トピックス