いよいよ2日目は、今回の旅の目的地である「米子水鳥公園」。ここは、中海の東の端にある、広さ28haもある水鳥たちのサンクチュアリだ。220種を超える鳥が確認されている。特に冬になるとやってくるコハクチョウが有名。コハクチョウは夜は公園で寝て、朝になると島根県安来市にえさを食べにいき、また、夕方になると帰ってくる。
韓国の子どもたちは公園にいく前に、水田にいるコハクチョウを観にいった。
「灰色のハクチョウがいるから探してごらん」
子どもたちは水鳥公園・ネイチャーセンター館長の神谷さんから説明を聞き、双眼鏡をのぞきながら発見シートに書かれているハクチョウを探した。
ハクチョウは「白」い鳥なのに灰色の鳥がいる。それこそは「見にくいアヒルの子」。やがて白くなる子どものハクチョウなのだ。
「先生、全部できましたが、もぐっているのいません!」
子どもたちが声をそろえていった。熱心にシートを見ている証拠だ。
それにしてもこの発見シートはよくできている。水鳥公園のものをぼくが韓国語に訳したのだが、わかりやすい絵があるから声を張りあげて説明しなくてもいいし、自然と説明に関心がいく。これまでも、コウノトリやガンなど、子どもたちを野外観察に連れてきたが、こんなシートをあったならもっとうまくいったのに…。
次回からは、必ずつくっていこう!
「じゃあ、もぐっているのを見にいきましょう」
水鳥公園にいき、コブハクチョウなどいろいろな鳥を観察した。
米子水鳥公園のホームページはここ
つづく。