動物児童文学作家のキム・ファンです!!
ラムサール報告③ 働けど働けど・・・最悪の交換率
f0004331_16515592.jpg 今回のラムサール会議に参加して、とてもうれしかったことがある。
 ラムサール会議を誘致し、大会の運営を担った「慶尚南道ラムサール環境財団」より、トキの児童書(低学年向け)執筆の依頼を受けたことだ。
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 惜しくもすでにほかの出版社との間でトキ絵本(こちらも低学年向け)の契約交渉が進んでいる。正直に打ち明けて理解してもらった。
 韓国には多くの児童文学作家がいる。財団には優秀な博士も名を連ねている。それなのに声をかけていただいたことは、この上なく光栄なこと。うれしかった。
 近年韓国では、ノンフィクションの需要が高まっている。なのに、児童文学作家で書ける人は少なく、特に、生きものの話を書ける人はあまりいない。
 ぼくが選ばれたというよりは、消去法で残ったなかのひとりが、たまたまぼくだったのだろう。
それでも自分に話がきたことは、たいへんな自信となった。これからも仕事が増えるだろうと。

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 ところがだ。それが皮肉にも、のっぴきならない事態に陥っている。ほかでもない。お金の話だ。韓国の出版社は日本の出版社よりもよい条件で印税をくれている。それなのに、韓国からの仕事をすればするほど、お金が目減りしていくのである。
 いったいどういうことか? ずばり、そのカラクリは、ウォンと円の交換率だ。
 今回の世界的な金融危機によって、もっとも価値が下がった通貨のひとつが韓国のウォンで、反対に一番の価値が上がったのが日本の円。そのギャップが問題なのだ。

 例えば、契約が成立。契約金が支払われるとしよう。韓国の児童文学の相場は、だいたいが100万ウォン。昨年の今頃はウォン高で、これが14万円になった。
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 しかし今はどうだ。100万ウォンは7万2千円。(10末の時点で)一年で半減してしまったのである。
 契約金は当然、原稿を書き上げて契約が成立してから支払われる。実は、ウォン高のときに取った仕事がずいぶんとある。これから順次書きあげて契約成立となるが・・・とほほ・・・ウォンの急落で半額だぁ。(涙)

 でも、ぼくよりものっぴきならないのが留学生たちの親たちだろう。同じ額の仕送りを日本にするも、これまでの倍のお金(ウォン)を送らなくてはいけないからだ。

 みなさん、韓国は今、たいへんお得ですよ! たくさん円を持って旅行に行きましょう!

 あ~ せめて1万ウォン=1千円でいいから、早く回復して! 頼むわ。
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by kimfang | 2008-11-14 16:50 | 取材ノート