動物児童文学作家のキム・ファンです!!
カテゴリ:取材ノート( 68 )

12/4/30 豊岡からいったコウノトリ、市長にあいさつ
 シンポジウムのあとはそれぞれの市が、それぞれの目的にあった視察にでかけた。
 当然、豊岡市はコウノトリ関連の施設。もちろん、ぼくもそのために通訳としてやってきた。
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 まずはコウノトリを1996年から飼育している韓国教員大学。
 宿泊先のプサンから車で2時間半かけて着いた。
 ぼくは豊岡の人たちを連れて4回もいっているが、中貝市長ははじめての訪問だ。やはり市長がいくとちがう。教員大学の総長との会談が組まれた。

 シンポジウムでは3人でやっていた。ひとりで大丈夫かなあと心配したが、むしろこっちの方がやりやすかった。話題がコウノトリに絞られているし、それに何よりも、総長がきれいな標準語で話してくださったので助かった。
 へへへ正直にいうと、プサンでのシンポジウムは、結構、プサン訛りに手を焼いていたのである。

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 総長室での歓談が終わると、実際にコウノトリがいる飼育施設へと移動した。
 韓国コウノトリ復元センターの所長は長年、創設者のパク・シリョン教授が務めていたが、弟子のクォン・ヨンジュ教授が新しい所長になっていておどろいた。世代交代だなあ。

 クォン所長から、「豊岡からきたオスと韓国で生まれたメスがペアになって、毎年、ひなを生んでくれています」と説明があった。
 市長がケージの前に進むと、何と、豊岡からきたオスが市長にあいさつしに近づいてきた。

 「放鳥されたら豊岡にまで飛んできてよ」と市長が声をかけると、
 すかさず総長が、「愛する奥さんが気になって、すぐにもどってしまうでしょう」と返し、みんな大爆笑した。

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 有名な「コウノトリ市長」の訪問とあって、韓国KBSテレビと東亜日報が取材にきていた。
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by kimfang | 2012-05-07 22:08 | 取材ノート
12/4/29 韓国、トキ飼育施設 2度目の訪問
 シンポジウムが終わった後、参加者たちはウポのトキ飼育施設を訪問した。
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 ここは非公開。一般の人たちは入れない。
 参加者たちは、普段は入れない施設にいけるということでかなり興奮していた。

 でも、ぼくと豊岡市長と宮垣さんは、涼しい顔。だって2度目だもの。
 3人は、2008年の10月末に韓国でのラムサール会議に参加したおりに、出来たばかりの施設に案内されて、トキの飼育員から説明を受けている。f0004331_10301088.jpg
 施設ができたばかりの話ではない。トキ自体も、到着して間もないころ。
 韓国側は、日本の「コウノトリ市長」に、自分たちのトキを自慢したかったんだろう。
 おかげで、この施設に入った日本人第一号が中貝市長で、二番が宮垣さん、ぼくは韓国籍だけどまあ三番ということだ。
 トキを贈った胡錦濤さんよりも、先に入った。
そのトキ(時)の興奮を経験しているから、今回は平常心だ。
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 当時、その興奮をそのまま出版社に話したところ、じゃ、その貴重な経験を活かしてトキの絵本を書いてくださいと、仕事をもらった。
 で、できたのがこの絵本『トキよ、かえっておいで!』(ハンソルスブク)。日本や中国が、どんなにたいへんな思いをして、国際保護鳥、トキを守ったのか!を伝えた。

 この絵本は、今年の「幸せな朝の読書運動」の選定図書に選ばれた。

 いざ、3年と半年ぶりの施設訪問。
 当時はひとつのケージと簡単な管理棟があるだけで、その全容はよくわからなったが、今回はかなり充実した施設に変わっていた。
 案内された立派な建物から、ウポ沼が見える。
 放鳥されれば、トキはこの沼を拠点にして野生復帰する。

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 韓国には「トキ」というタイトルの童謡がある。中年以上の方ならだれもが口ずさめる国民的な歌だ。カラオケにも入っていて、おどろいたことに、日本のカラオケでも入っている。
 しかし若い世代には、この歌もなじみが薄い。

 もうすぐ一般公開させると聞いたが、そうなれば韓国の人たちのトキに対する愛着もますます増すことだろう。
 この日現在で、15羽。抱卵しているのもいるから、もっと増えることだろう。
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 このまま順調に増えれば日中韓で、しっかりとしたトキのネットワークがつくれる。
 ちなみにぼくのトキの絵本も、今年の末か来年に中国語版がでる予定だ! 韓中のネットワークづくりに貢献できる。韓日で共有できる本もだせればいいのだが…。

 2008年、この施設を訪れて、本の依頼がきた。
 2012年、また、本の依頼がこないかなぁ。
トキも大好きな2匹目のドジョウをさがしている^^
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by kimfang | 2012-05-06 10:34 | 取材ノート
12/4/30 どうして私たちの市長や郡守はきてないの?!
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 シンポジウムがはじまった。 (写真は、中貝豊岡市長)
 第一部では、
 大崎市の丸田雅博・産業経済部長、豊岡市の中貝宗治市長、佐渡市の甲斐元也市長、
 韓国のトキ復元センターのイ・ソンボン チーム長がそれぞれ報告した。
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 第二部では、
 新潟大学の桑原孝史准教授、豊岡市の河谷営農組合の岡 治さん、日本雁を保護する会の呉地正行会長、慶尚南道ラムサール環境財団のイ・チャンウ事業チーム長が報告した。

日本で通訳の仕事をするときは、ほとんどがひとりで、それはそれはたいへんなのだが^^、韓国で仕事をするときは先方が複数の通訳を雇っているので、落ち着いていい仕事ができる。
 韓国に於ける通訳の社会的地位は非常に高く報酬もいい、日本もぜひ、見習ってほしいものだ。
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 ところで、シンポジュウムのまとめのところで、司会者が一般参加者に発言を求めた。
 すると韓国の市民たちは、みな、こういった。

「日本の市長さんたちは、自らマイクを待ち、わかりやすく説明をしてくださった。なのに私たちの市長や郡守はきてない。顔を出した幹部たちは、みな、途中でかえってしまう。
 豊岡市や佐渡市の市長さんは、最後まで席を立たないし、寝たりもしない、どうしてこんなに差があるの?! 恥ずかしいです…」 ※郡守さんたちは、食事を振舞ってくださり懇談した。でも、シンポジウムに出てほしいなぁ。

 思わずぼくも、韓国語で、「そのとおりだ!」と叫んだ!
 シンポジウムに参加された「鳥の和尚」もそのことを残念に思われていた。 (ほくと和尚は、お互いの鳥の本を交換した)

 市民と机を並べて学ぶ豊岡市と佐渡市の市長さんの姿に心を打たれた韓国の市民は、その市長さんの町がどんな町なのか見たくて日本を訪れる。
 7月に、豊岡と佐渡市を、韓国の人たちが大勢訪れることがこの日、決まった。これぞ、トップセールス! 韓国の行政のトップの方、どうか手本にして!
 
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by kimfang | 2012-05-05 16:24 | 取材ノート
12/4/28 田んぼの生物多様性増進のための日韓自治体シンポジウム
 田んぼの生物多様性の増進と食の安全性を保つために、日韓で協力し合おうという自治体ネットワークが構築されようとしている。

 これは2005年にウガンダで開催された第9回ラムサール会議に一緒に参加したことがきっかけで、2008年の韓国での第10回ラムサール会議に於いて、日韓が水田の生物多様性を増進させることを共同提案したことで弾みがつき、ネットワーク構築のためのシンポジウム開催となった。
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 シンポジウムの前に、関連施設への訪問が組まれていた。
 まずは韓国の有機農法をリードする、コソン(固城)郡生命環境農業技術センターを訪れた。
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 センター内には、2009年にイ・ミョンバク大統領とハン・スンス国務総理がここを訪れたことを示すパネルが展示されていた。

 有機農法とは、無農薬農法を進化させた農法だが、韓国のこの生命環境農法は、有機農法をさらに進化させた農法だといえる。

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 日本の農業専門家たちから驚きの声があがっていたのが印象的だった。

 ぼくは農業のことはあまり詳しくない。
 と、いうことで、一緒にいったプロ、豊岡河谷営農組合の岡 治さんのブログをご覧ください!

 
 
 さて、そのあとはコソン郡で開催されていた「コソン恐竜EXPO」へいった。

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 コソン郡は1982年に韓国で初めて恐竜の足跡の化石が発見された地で、その後も貴重種の足跡の化石や恐竜の卵の化石が相次いで見つかっており、世界的にも注目されている地域だ。
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 今年は「雨水が恐竜を目覚めさせる」というテーマで開催されていた。
 最初に開催されたのが2006年、続いて2009年、今回は3年ぶり3回目の開催だという。

 多くの人で、めっちゃにぎわっていた!
 郡守さんと記念撮影。
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by kimfang | 2012-05-04 23:37 | 取材ノート
12/4/6 トウミ犬(도우미견)に会いにいく旅 ②
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 写真は、日本でも活躍中の女子プロゴルファー、シン・ジエ選手。昨年(2011年)の年末に「韓国障害者トウミ犬協会」を訪ねたときに撮られたものだ。
 シン選手は、全米女子プロの賞金王やメジャータイトルも手にした、世界女王。前年に1億ウォンを寄付したこの施設を、自ら訪問したのだった。

 シン選手は新聞のインタビューに次のように語った。
「日本では、障害者のためのトウミ犬の支援活動がとても活発に行われていることを知った。それに比べて国内(韓国)では、需要に対する供給支援が、話にならないほど不足しているということを聞き、少しでも助けになればと寄付した」

 韓国で初めて盲導犬の存在が広く知られるようになったのは、1988年のソウルオリンピックだった。第8回パラリンピックの開会式では、史上初の盲導犬のパレードが実現し、日本で盲導犬とともに暮らす訓練を受けたキム・ジェミョンさんとロディを先頭に、日本からやってきた24頭の盲導犬が堂々と行進したのだ。
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 スタンドを埋め尽くした10万人の大観衆から惜しみない拍手が贈られた。開会式に参加した児童文学作家の井上こみちさんは、2001年に、この感動物語を『海をわたった盲導犬ロディ』(理論社)というノンフィクションにしてだした。
 本は、第1回動物児童文学賞の優秀賞を受賞している。

 1992年、イ・ヒョング会長は国内で初めて盲導犬の訓練をはじめる。93年には、国産第1号の盲導犬を育てあけだ。
 ところが会長がはじめた次の年である1993年、世界的な企業であるサムスン電子も、盲導犬育成事業に乗り出す。その後、サムスンのテレビコマーシャルでも積極的に登場した盲導犬たちは、国民の認識を変えるのに大活躍した。

「大企業のサムスンがするのに、どうしてお前たちがする。お金の支援などできない」
 そんなことをいわれながらも、何とか事業を続けた会長は、「盲導犬だけが必要とされているのではない」と、国内初の聴導犬の育成に成功する。
するとサムスンもまた、聴導犬の事業をはじめたのだった。協会は、ますます運営が難しくなっていった。
 それでも会長は、障害者のための犬育成に人生をかけた。
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 ところがそのサムスンが、最近、手がけてきたトウミ犬の育成を、盲導犬だけにしぼり、その規模も縮小すると発表したのだ。その衝撃は、あまりにも大きかった。
 国内の聴導犬や介助犬は、「韓国障害者トウミ犬協会」だけが請け負うことになってしまったからだ。なのに訓練施設は狭く、資金も足りない。

 それを伝え聞いたシン・ジエ選手が、1億ウォンを寄付したのだった。
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 取材をし、協会側が決してサムスンを悪く思っていないことも知った。
 サムスンが果たした功績はあまりにも大きい。
 企業には企業の論理があるのも、ちゃんと理解している。だからこそ、国と国民がこの事業に積極的にかかわり、支援をしなくてはいけない!と熱く語った。

 ぼくはシン選手のように大金の寄付はできない。
 せめて本を書くことで、支援したいと思う。

 シン選手と一緒に写った老介助犬、ポティミ(引退して、施設で悠々と暮らしいる)と、ぼくも記念撮影。
 
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by kimfang | 2012-04-14 12:46 | 取材ノート
12/4/6 トウミ犬(도우미견)に会いにいく旅 ①
 ミツバチと並行して進めていたイヌの科学読み物も最終段階に入った。
 社会で活躍しているイヌといえば、盲導犬や、介助犬、セラピー犬たちだ。
 彼ら「トウミ犬(도우미견)」の訓練施設が見たくて、出版社に頼んで「韓国障害者トウミ犬協会」への取材許可を取ってもらった。
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 韓国では、盲導犬、聴導犬、介助犬など、障害のある人たちの生活を助けてくれるイヌを総じて「トウミ犬」という。トウミ(도우미)とは、「助ける者」という意味で、サポーターや、支援者にもこの言葉が使われる。
 だから盲導犬は、視覚障害者トウミ犬(시각장애인 도우미견)や盲人トウミ犬(맹인 도우미견)といい、同じように聴導犬は、聴覚障害者トウミ犬(청각장애인 도우미견)という。介助犬は、肢体障害者トウミ犬(지체장애인 도우미견)と呼ばれている。
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 ソウルから電車で1時間ほど南にいくとピョンテク(平澤)駅(ソウル市内にいた米軍が移転したところ)に。そこからタクシーで15分ほどいったところに、その施設はあった。
 
 思っていたよりも、ずいぶん小さくおどろいたが(その訳は次回に)、施設に入ると、人懐っこいトウミ犬たちの熱烈な歓迎を受けた。中には引退して余生をここで過ごしている犬もいた。


 訓練の様子を少し見せてもらった。
 訓練士が車イスに乗って指令をだすと、窓を開けたり、冷蔵庫から水を取ってきたり、電気をつけたりした。
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 この日も、トウミ犬がほしいという人が面接に訪れていた。
 面接室に貼られた大きな木の写真は、ここから巣立っていったトウミ犬と新しい飼い主が一緒に写った写真だ。
 
 
 それがまるで、木に実った果実のように表されていて、とってもすてきだ!と感じ入った。
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by kimfang | 2012-04-14 10:59 | 取材ノート
12/4/5 ミツバチに会いにいく旅 ②
 イチゴ農場のあとは、養蜂家を訪ねた。ミツバチとともに暮らしている方の生の声を、原稿に反映したかったからだ。
 ここでも、新しい発見がたくさんあった。
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 養蜂家のおじさんと一通り話したあと、燻煙機でハチを落ち着かせるところを実際に見せてもらえないか?とリクエスト。おじさんは、いやな顔ひとつせずにいつもの仕事を見せてくれたのだ。

 養蜂の現場で、燻煙機は大活躍している。
 ハチたちは巣板を持ち上げられると、巣を守ろうと攻撃に出る。煙は、彼らが発する攻撃フェロモンを伝えられなくするのに使われる。
 しかしその燻煙機の煙は、どうしてあんなにうまく出るのか? 前から不思議でしょうがなかった。
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 燻煙機の実物を見た途端、その謎は解けた。なんと、燻煙機にはシュポシュポと空気を押し出すフイゴのようなものが付いていたのだ。
 燻煙機の煙の威力も相当なものだと知った。そんなにもくもく出てなくても、十分に効果があることを知った。

 ハチが落ち着いたところで、おじさんが巣板を持ち上げて女王バチを探してくれた。しかしなかなか見つからない。
 おじさんは、「女王バチは、何枚もの巣板をどんどん移動するから、相当にすばしっこいんだ」と話した。
 女王バチは、どしっとしていてあまり動かないものと思っていたので意外だった。
 その話の間に撮ったのがこの写真だ。なかなかいい絵だと思っている。
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 しかしこの日は、相当に風が強くて、カメラを持つ手が揺れた。ハチたちの接写は、あまりうまくいかなかった^^
 
 

 
 おじさんたち養蜂家は暖かくなると、ここからほどないところにある軍事境界線(DMZ)に巣箱を運んでハチたちを飛ばすという。ここの蜂蜜は、DMZの蜜なのだ。

 戦争によって作られたDMZだが、皮肉にも豊かな自然が残った。南北が統一してもここを自然遺産として残そうと訴えてきたが、実際にこんな風に役立っているとは思わなかった。

 蜜源となる草木が減っている昨今、DMZはたいへん貴重な自然だ!
 ここを開発から守らなければ! という思いが、ますます強くなった。
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by kimfang | 2012-04-12 22:23 | 取材ノート
12/4/5 ミツバチに会いにいく旅 ①
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 7月に、韓国でミツバチの科学読み物を出す予定だ。ミツバチの生態だけでなく、どれだけミツバチが農業に広く深く利用されているのかを伝えるために書いた。そう、ミツバチがいなくなればたいへんなことになるということ。
 本のタイトルは、『ミツバチがいなくなると、イチゴが食べられなくなるんだって?』になる予定だ。

 
 取材には「発見のための取材」と「確認のための取材」がある。もうすでに原稿は書き上がっていて、あとはもう、補完したり修正したりする段階だから、確認のための取材なのだが、やはり現場は面白い! 新しい発見がたくさんあった!

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 韓国でもっとも農家でミツバチが利用されているのが、イチゴと참외 マクワウリ。マクワウリは日本ではあまりみられなくなったが、韓国人はマクワウリが大好き。その国民食ともいえるマクワウリの生産を陰で支えているのがミツバチなのだ。

 ソウルから電車とバスで一時間半ほど移動し、ソウルのベッドタウン、コヤン(高陽)市のイルサン(一山)に着いた。ここにある、イチゴ農家を訪れた。ここは天敵農法など、無農薬でイチゴを生産していて、体験学習なども積極的に行っている。

 ほしいのは、ハウスに置かれたミツバチの巣箱と、イチゴの花にとまったミツバチの絵(写真)。
ところが、写真を撮っていて、ふと、疑問がわいてきた。

 あれれっ? 5枚の花もあれば、6枚もある。なんで?
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 女性社長にたずねると、
「イチゴは5枚から8枚まであります。8枚が、いちばんいいイチゴができるの」
と教えていただいた。
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ならば8枚の花にミツバチがきたところを撮ろうと思ったが、時すでに遅し。
 もう、次の取材場所に行かなくてはいけない。
 
 あ゛~悔しい想いが残った。
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by kimfang | 2012-04-11 22:55 | 取材ノート
12/2/21 すごいぞ! スズメバチの巣を使うモモンガ
 モモンガが主人公の絵本を書いている。
 来年に韓国での出版もすでに決まっている。ほかの本を優先しているために今はちょっと休憩中。
 その作品の生物学的な助言をお願いしているのが、『きみの町でコウノトリがやってくる』でも登場してもらったチョン・ソクファン博士だ。
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 昨日、博士から、モモンガの最新ニュースが送られてきた。ありがたいことにマスコミ用に配られる報道資料をぼくにも送ってくれた。
 
 読んでおどろき! 
 なんと、モモンガがスズメバチの巣を使っているというのだ。

 これがその写真。忠清北道にある月岳山国立公園で撮られたもの。
 ふつうモモンガはキツツキなどがあけた穴で暮らしている。子どもも親と暮らしながら越冬するのだが、スズメバチの巣にいた子どもは単独で暮らしていた。
 スズメバチの巣の保温性はバツグン。これなら寒い韓国の冬も大丈夫。
 スズメバチはどんなに立派な巣を作っても再利用しない。それを使うなんて。自然は本当にうまく回っている。

 韓国のモモンガは北海道のエゾモモンガと同じ種だが、数はとても少ない。天然記念物に指定されて保護されているが、安心できない数だ。
 彼らの保護のためにも、いい絵本を作らなければ。

 それにしてもおどろいた。
 当然、韓国でも大きく報道されて話題となっている。
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by kimfang | 2012-02-23 00:01 | 取材ノート
12/1/18 サムソン美術館リウムで、あこがれのイヌの絵と会う
 半年ぶりの韓国だ。急用があっての訪韓だったが、今書いているイヌの原稿に必要な取材もできたらな、と願っていた。忙しいなか、アポなしででも行けるところといえば博物館だ。
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 韓国で一番有名なイヌの絵であるイ・アムの「母犬図」や「花鳥狗図」は国立中央博物館にある。そこにいって絵を観ようとしたが…がっくり。いつでも観られる絵ではなかったのだ。

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 そんなとき友人が、ならば、サムソン(日本ではサムスンと呼ばれている)が造った美術館「リウム」で、企画展、「朝鮮画院展」が開かれているから観ていっては、と教えてくれた。

せっかくの韓国だ。出版社をはしごするだけでは味気ない。
 イヌの絵はなくても美術品を観るのも、何かのためになるか、と出かけて行った。

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 漢江鎮駅から少し歩いて、急な坂道を上ったところにリウムはあった。
 巨大なクモの造形物2体が迎えてくれた。
 朝鮮時代の画員、キム・ホンドやシン・ユンボクが活躍する韓国ドラマ、「風の絵師」を楽しく見た。彼らが描いた絵を観られるだけでもいいと思っていたが…

 なんと、イヌの絵もあった! 
 それも、キム・ドゥリャン(1696-1763)の「黒狗図」や、作者不明の名画、「猛犬図」(朝鮮後期)というあこがれの絵が展示してあった。イ・アムのイヌの絵はなかったが、いつかは観てみたいと思っていた絵だった。



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  左の「黒狗図」はとても小さく、手の指をいっぱいに伸ばしたくらいの大きさ。でも、イヌの表情がいい。
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 右の「猛犬図」はそこだけが切り取られたと思われ、この絵の後ろにどんな絵があって、なぜ、切り取られたのだろうか? と妄想するだけで楽しい。
 2作ともに、西洋画の影響を強く受けていた。
 
 



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 じっくり名画を楽しんだ帰り際、何か記念になるものをと探していると、これまた驚いた。
 あこがれのイ・アムの「花鳥狗図」があったのだ。

 へへへ、本物ではないが^^

 iPhone 4用のカバーになった「花鳥狗図」。もちろん、買った!

 さすがはサムソン、ええ商売してるわ。
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by kimfang | 2012-01-22 17:10 | 取材ノート