動物児童文学作家のキム・ファンです!!
カテゴリ:出版物( 64 )

17/10/13 ヤマネコ、本がやっと書店に届く^^
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 京都のジュンク堂書店さんと丸善書店さんでは、10月1日からツシマヤマネコのパネル展をしていただいていた。

ところが……。

本を売るのが本来の仕事である書店さんのイベントなのに、肝心の本がなかった。まだ、届いていないかったのだ^^

それでもヤマネコのパネル展がはじまったのは、

11日からひと月、ふだんは非公開の子ネコが一般公開されることと、

14,15日に「やまねこ博覧会」が開催されることを知ってもらいたいからだ。

左はジュンク堂・京都店        下は丸善・京都店

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とはいえ、書店に本がないというのは苦しいこと。パネル展でも、「10日に届きます!」と本がくる日を告知してくださっていた。

そして10日。ようやく本が届き、ならんだ! 

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「着きました」には、じーんときた。書店さんが売ってくださるからやっていけるのが作家である。ホント感謝感謝。


さて、パネルのかわいい子ネコたちが、生まれるまでには、いくつものドラマがあった。

ぼくの本を読んで、その一枚一枚の写真に込められた思いも深く読み取ってほしい。


「京都新聞」さんが、大きく取りあげてくださった。


「夕刊 フジ」さんも。




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by kimfang | 2017-10-13 15:27 | 出版物
17/9/29 『ツシマヤマネコ飼育員物語』、もうすぐ
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 上野のパンダの名前が決まった。ほとんどの人が「シャン シャン」とちゃんといえるほど、世間はその話題でいっぱいだ。

確かにパンダは世界的な絶滅危惧種ではあるが、日本で絶滅に一番近いといわれている生きものにも、もう少し関心を持ってもらいたいのだ。

その生きものとは、ツシマヤマネコーー。対馬にだけ棲んでいる。


厳しい見方をすると、野生では残りわずか70頭ほど。全国10の施設で、彼らの繁殖と野生に返す取り組みが進められている。

その施設のひとつが京都市動物園であり、今年5月、本州ではじめて繁殖に成功した。しかも、日本ではじめて人工保育(母ネコの代わりに)で育てた。

ぼくが書いた『ツシマヤマネコの飼育員物語』は、絶滅させまいと奮闘する飼育員と獣医師たちの物語だ。今年1月に毎日新聞「読んであげて」のコナーで連載した「ヤマネコ飼育員物語」を大きく書き直し加筆し、書籍化したもの。


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本の発売を記念して、丸善 京都本店とジュンク堂書店・京都店では10月に、ご覧のようなパネル10枚を展示する、パネル展を開催してくださることに。

パンダもいいけど、ツシマヤマネコにも、もっともっとあたたかい関心を持ってください!

『ツシマヤマネコ飼育員物語―動物園から野生復帰をめざして』(くもん出版)は、1011日ごろ発売予定です。




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by kimfang | 2017-09-29 08:59 | 出版物
17/9/27 絵本「トマト」、ようやく発売
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 『トマト、野菜なの? 果物なの?』(ウンジンジュニア)がようやく発売された。

 思い起こせば2012年に「種」がひらめいて書いたが、どこの出版社にも興味を示してもらえず、ようやく2013年にウンジンが手をあげてくれた。ウンジンは韓国最大の出版社であり、よっしゃーとよろこんだものだ。

ところが……。ウンジンホールディングの経営破綻、人員整理などのあおりを受けて編集者が何度も代わり、画家さんまで変わるという予期せぬ「冷たい風」が吹き荒れ、「芽」さえも出なかった。出版が決まってから4年もかかって「実」を結んだ。

トマトは野菜か? 果物か? 赤、黄、緑色の3つのトマトが、自分たちの「正体」を解き明かすために、トマトの野生種がいるおおむかしのアンデス高原から、たくさんの品種が生まれたヨーロッパ、トマトが野菜か果物かという問題で裁判まで起こったアメリカへと旅する。

そして得た結論は?

かくいうぼくも「韓国人なのか? 日本人なのか?」という、自らの「正体」を解き明かす長い旅をしてきた。旅で得た結論は「ぼくはぼくだ!」。そんな想いを絵本のラストに込めた^^ 


韓国の大手インターネット書店、アラジン。中身を少しだけ見ることができます。


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by kimfang | 2017-09-27 10:09 | 出版物
17/9/12 『かさをささないシランさん』翻訳
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 人権絵本の名作として広く知られている『かさをささないシランさん』を韓国語に訳した。

 1991年に日本で出版され、今は絶版となっているこの絵本が韓国でてるまでには、数々のドラマがあった。

 ご存知ぼくは在日コリアンとして日本で暮らす中で、様ざまな困難を経験し悩み、はからずとも人権について考える機会に恵まれた。そんな中で出会ったのが、この絵本だ。もっと多くの人に読んでもらいたいと思っていた。

 2006年ごろ、ぼくはこの本が韓国でもでればと思い、簡単に訳した(まさか自分が翻訳者になるとは思っていなかった)ものを複数の出版社に「だしませんか?」と提案したが、どこも関心をしめなさかった。

 いつしかその翻訳原稿は、忘れさられてしまった。

 そんな2016年、はじめて訪ねた천개의바람千の風)出版社の代表との雑談の中で、

「先生、もしかして、『かさをささないシランさん』という本を知ってますか?」

と、問いかけてきたのだ。

「知ってるも何も、わたしはこの本を韓国でだしたくて10年も前から出版社を探していたのですよ! いま、このパソコンの中に原稿があります」

 代表は絶版になってしまったこの本を何とか手に入れたいと、日本にいって古本屋を廻ったが、努力のかいもなくついに見つけられなかったという。

 代表の執念が、ぼくを呼び寄せたのか^^ すぐにその場で、出版が決まった。

 しかし版元の出版社はすでになくなっているため契約は難航。文、絵、企画、デザインの各氏に個別に連絡を入れて交渉するなどして、さらに長い時間が過ぎた。

 そうしてようやく先日の5日、韓国語版は発売された。

 じつはぼくの翻訳家デビューは、この本で飾る予定だったが、契約に至るまでに時間がかかり、あとで持ちこんだ企画(干潟のくちばしじまん)に先を譲ることになった(2作目)。

けれども、出版までに10年もかかったこの本は、忘れられない一冊にまちがいない。


絵本ナビ みんなの声    韓国大手ネット書店 アラジン






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by kimfang | 2017-09-12 10:29 | 出版物
17/8/25 翻訳家デビュー!

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 ぼくがはじめて訳した絵本が、来月、韓国で発売される。これまでも日本の本や韓国でまだでいない海外の本を韓国の出版社に紹介する仕事はしてきたが、自分が「直接」訳すのは、今回がはじめてだ。

 その絵本は『干潟のくちばしじまん』という日本の絵本。韓国には世界5大干潟に選ばれるほど、スケールの大きな干潟が西海岸と南海岸にあるのだが、セマングムをはじめとする大規模な埋め立てプロジェクトが行われている。

 だから干潟の大切さを説く絵本はたくさんある。しかしこの絵本は、それを押しつけがましくいわない。

 主人公のシロチドリが、ミヤコドリ、コアジサシ、ヘラサギ、ダイシャクシギのくちばしを見てうらやましく思うが、じつは自分の小さなくちばしも、みんなに負けないくらいすごいんだ! とということをわかるというストーリーだ。

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 「みんなちがって、みんないい」

 そんなメッセージをくれる心の成長を描いた絵本なのに、読み終えると干潟の鳥の生態、生きものを育む干潟の豊かさ、それを守らなればという気持ちが、自然とわいてくる優れた科学知識絵本なのだ。

 そう。ぼくもこんな科学知識絵本を目指している。ぼくの大好きな絵本を、韓国の子どもたちに読んでほしくて訳した。

 友人のクァク博士が、すてきな解説文を書いてくれた。

 9月1日、発売です。

 韓国のインターネット書店 / プサン日報 書評



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by kimfang | 2017-08-25 14:07 | 出版物
17/7/1 みやこめっせにてトーク&サイン会します
 7月24日(月)14:30~ 京都市勧業館 みやこめっせにて、今年の課題図書に選ばれた絵本『すばこ』のトーク&サイン会を行います。

 毎年恒例の関西の作家たちによる「作家と遊ぼう!」にも登場します。

 毎年ぼくは、ここで新しい紙芝居を披露してきました。惜しくも今年は新しい紙芝居はまだできてなくてやりませんが、鳥と巣箱のお話を紙芝居舞台を使って、紙芝居風にやりたいと思います。

 こうご期待^^

トーハン 2017 こどもの本ブックフェア

左のチラシのイラスト さくらいともかさん 

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by kimfang | 2017-07-01 11:44 | 出版物
17/6/6 すばこ、課題図書になる!
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 今年はメジャーデビューして10周年という記念の年だ。これといったヒット作もないが、それなりに地道にやってきたことにごほうびをいただいた。何と、絵本『すばこ』(ほるぷ出版)が、「第63回 青少年読書感想文全国コンクール」の低学年の課題図書に選ばれた! 

 すでに出版社からは知らされていて、ネットでもでていたが、毎日新聞紙上での公式発表まではブログなどにあげられないルールということで、いえないでいた。本日の朝刊にようやく発表されたので、晴れてブログでの報告となった。

 ノンフィクションの絵本や知識の絵本は、性質上、どうしても地味で固くなりがちだが、ドラマ性があって美しく、楽しめるようにつくろうと努力した一冊だ。多くの子どもたちの手に届くよう、みなさまのお力をお借りしたい。
 よろしくお願いします。


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by kimfang | 2017-06-06 09:15 | 出版物
17/4/2  「すばこ」台湾版でてた!

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 先日、ふとしたことで絵本『すばこ』の絵を担当してもらったイ・スンウォンさんのブログを見ることに。

 するとだ! 2014年1月の記事に「台湾版が数か月前にでたが、きょうになってようやく届いた」という記述があった。

 えっ? 台湾版でてるの? 聞いてないよ! それも2013年にでたということ?

 急いで版元の韓国の出版社に問い合わせた。

とはいえ、知ってる編集者はみな辞めていてだれもしらない。人づてに何とか営業担当につながった。その人も台湾版がでたことを知らなかったようで、「本社」に問い合わせてみるという。

 何? 本社って?

 この出版社、以前は教育分野の大手会社のなかの単行本出版部だったが、何年か前に分社化されたそうだ。その混乱のなかで連絡が抜け落ちたという説明だ。

f0004331_13311943.jpgf0004331_13310608.jpg で、きのう、EMS(国際スピード郵便)で「問題の^^」本が届いた。

 タイトルが「男爵的鳥巣箱」と変わってた。

 日本語版では省かれた「紙巣箱づくり」がついていた。

 これらは台湾で販売を考えてのことだろう。

 まったく問題ない。

けれども……。

「金晃」とならなくてはいけない、この本の著者であるぼくの名前が「金煌」に……。だす前にそれくらいは確認してよ()

 うーん。まっ、いいかっ^^ 台湾版がでたこと自体はとてもありがたいことだから。

 台湾でも多くの男爵があらわれることを願っている!


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by kimfang | 2017-04-02 13:33 | 出版物
17/3/31 「すばこ」が北海道指定図書、福井県優良図書に
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 絵本『すばこ』が日本で発売されて今月で1年になる。厚生労働省社会保障審議会推薦の児童福祉文化財に選んでもらったり、日本絵本賞の読者賞候補絵本に選んでもらったりと、ありがたいことが続いた。

 そしてまた、北海道の指定図書 福井県の優良図書 に選んでいただいた。

「鳥」年の今年、青葉の季節に鳥との共生を考えるきっかけになれば幸いだ。





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by kimfang | 2017-04-01 13:47 | 出版物
17/1/10 ゾウの美都の小さな勇気
 韓国で1番読まれている雑誌、「좋은생각 いい考え」2月号の巻頭エッセイを書いた。日本でいうところのPHPのような雑誌だ。
 タイトルは、「ゾウの美都の小さな勇気」。
 京都市動物園のゾウ、美都(ミト)が2年ぶりに引きこもりのから回復した話と、自分の父親の話を絡ませて書いた。

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 美都は大正時代に建てられたゾウ舎とコンクリートの運動場で36年間も暮らしてきた。仲間もいなくなり、ずうっとひとりでいた。
 動物園のリニューアルを期に、土のグラウンドがある新しいゾウ舎が建てられることになり、ラオスから4頭もの子ゾウもやってきた。

 ところが、だ。美都は引っ越したその日から部屋からでなくなった。引きこもりになってしまったのだ。飼育員は何とか外へだそうといろいろ手を尽くしたが、ダメだった。引きこもりから2年になろうとしていた昨年10月、ようやく美都は、「小さな勇気」をだして外にでた。
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 同じころ、ぼくの父親も病気で歩けなくなった。杖をついたり、押し車を押したりすれば少しは歩けるのだが、かっこ悪いとか、押し車が女性用だなど、ああだこうだと理由をつけて外にでることを嫌がった。父親も11か月かかったが、今はようやく老人用カートで外にでるようになった。

 美都も父親も頭ではわかっていた。部屋に引きこもってはいけないと。しかし、変わってしまった現実を受け入れるのに「時間」がかかったのだ。
 同じような境遇の人たちに、美都と父親の「小さな勇気」に共感してもらいたくて書いた。雑誌は今日、発売^^  雑誌、「좋은생각」ホームぺージ

 京都新聞の記事
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by kimfang | 2017-01-10 08:08 | 出版物