動物児童文学作家のキム・ファンです!!
カテゴリ:出版物( 64 )

13/11/6 でるか? 書評の効果^^
 先週、外出していたら、突然、韓国から国際電話があった。
 いつもお世話になっているノンジャン出版社の編集者だったのだが、ネット書店向けに書評を一本書いてほしいという内容だった。しかも、1週間で^^ 急すぎる!
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 日本で唯一の児童文学雑誌である「日本児童文学」に「ノンフィクション時評」というのを何度か書いたことがあるが、その仕事には数か月の時間をいただけた。1週間は短すぎるし、さらに韓国での書評の仕事は今回がはじめてということで、今後のことも考えて今回は慎重にやりたいから無理はしないと判断した。
 ごめん、むずかしいとやんわり断って、代わりに書けそうな知人の名前を挙げた。

 なのに……。
 それでも、どうしても! とうまく説得されてしまい、結局、引き受けることになってしまった。それはほかでもなく、尊敬するあべ弘士さんの本だったからだ。
 それじゃあ早く本を送ってよ―といっても、一番早いEMS(国際スピード郵便)でも中2日かかる。物理的に無理だ。大丈夫、原書は日本の本だからこちらで簡単に手に入るからといって電話を切った。

 が、運悪く外出の仕事が長引いた。ただでさえ時間がないのに、早く本を手に入れなくてはと焦った。外出先から帰る途中に書店に向うも、電話で聞いた本のタイトルの本が見当たらない。検索機械であべさんの本の一覧をだしてもわからなかった。

 遅くに家に戻ってメールで届いた依頼書を見ると、何~んだ、我が家の本棚にあるよく知っている本ではないか! 原題と少しタイトルが変わっていたので、探せなかったのだ。
 書評を依頼された本のタイトルは『どうぶつえんガイド』福音館。
 1995年に発売されて以来、20年近くも子どもたちに支持されている名作だ。
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 今、韓国でもあべさんの人気は高く、25年も動物園に勤務した元飼育員ということは韓国の人たちももよ~く知っている。でも、あべさんの本当にすごいところは、児童書専門書店を友人たちと共同経営するほど、子どもの本に精通していること。書評ではそこを強調した。

 昨日、ぼくの書評が大手インターネット書店アラジンに掲載された。
 今回でたあべさんの本は、ノンジャン出版社の「知識は友だちシリーズ」のなかの一冊で、ほかに星野道夫さんの『アラスカたんけん記』福音館も、ぼくの『人間の古くからの友だち―イヌ』も含まれている。
 ちと、大げさにいうと、シリーズの人気があがればあがるほど、ぼくの本もそれなりに恩恵を得るというもの。
 でるか? ぼくの書評の効果^^

 アラジンに書いた書評はこちらから(韓国語ですが)
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by kimfang | 2013-11-06 18:38 | 出版物
13/7/11 イヌ 夏休みの推薦図書に
 今年も「青少年読書感想文全国コンクール」の課題図書が書店に並びはじめた。多くの児童文学作家たちがこのコンクールの課題図書に選ばれることを夢見て頑張っている。ぼくもそのうちのひとりだが、残念^^今年も縁がなかったようだ。

 その代わりといっちゃなんだけど(規模も内容もちがうが)、韓国で出した『인간의 오랜 친구 개』(논장 人間の古くからの友だちイヌ)が、韓国の 2013 여름방학 추천도서 夏休みの推薦図書 小学3、4年生部門に選ばれた。
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 課題ではなく、あくまでも推薦ということ。各部門から選ばれるのも20冊ずつと多いことなど、日本の課題図書とはちがうけれど、韓国の子どもたちの読書運動をリードする「고래가 숨쉬는 도서관」と 「행복한아침독서」が毎年選定する権威あるもので、日本の作品の翻訳本も4冊選ばれていた。

 具体的にいうと、
 1,2年生部門では、長谷川義史さんの『おかあちゃんがつくったる』、後藤竜二さんの『1ねん1くみ1ばんワル』。
 3,4年生部門では、佐藤四郎さんの『ぬすまれた通知表』、藤野恵美さんの『世界で一番のねこ』。

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 この選定を受け、韓国で講演会を行った。
 韓国のイヌや世界のイヌ、そして盲導犬についてたくさん話した。
 絵本 『えらいぞ サーブ!』も、簡単に訳したのを読み聞かせした。

 幸運にも7月11日に「マポ区立ソガン図書館」で行った講演には、韓国最大のインターネット書店「yes24」から専属の記者さんが参加され、その模様がウェブ雑誌に載った。

 詳しくはここをクリック! ただし韓国語ですよ^^
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by kimfang | 2013-07-17 14:44 | 出版物
13/3/21 韓国で根づくか? 写真絵本
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 星野道夫氏の写真絵本、『アラスカたんけん記』(福音館)の韓国語版『알래스카 이야기』(논장 ノンジャン)が好評だ。 <新聞書評 ハングル>
 この本は、韓国ノンジャン出版社の「知識は私の友だちシリーズ」の第5巻目として2月20日に発売された。ぼくのイヌの本は同じシリーズの第6巻で、星野氏の本から18日後に発売された。

 ほとんど同じような時期に発売された本ということもあって、恐れ多くも世界的な写真家である星野氏と同じように発売記念キャンペーンをしてもらっているが、市場の反応は大きくちがう。

 『アラスカ』はインターネットでも、読者からの絶賛の声が多く寄せられている。
 世界的な写真家であること、日本で「検定された」(韓国ではこういう表現をよく使う。すでに認められているという意味)本なのだから、当然といえば当然なのだが、ぼくはかなりの驚きをもって見守っている。

 
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 と、いうのは、日本の優れた写真絵本を韓国の出版社に紹介してきたが、どこも「写真絵本はねぇ…」と断られてきた経緯があるからだ。

 <過去の記事参照>

 この一枚の写真を取るために、写真家がどのような努力をしてきたかをいくら熱く説いても、
「わかりますよ。私たちだって出したいんですが、なんせ市場が受け入れないのだから、どうしょうもないんです」
と、いわれてしまうと黙るしかなかった。

 まだ発売からひと月だが、星野氏の絵本は今までとはちがう気がする。

 それは星野氏の本だからなのか? 

 写真絵本に対する抵抗がなくなりつつある兆しなのか? 

 いずれにしても写真絵本に対する偏見がなくなることは大歓迎だ。
 ノンフィクション児童文学も、そうなってほしいものだ。
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by kimfang | 2013-03-21 13:09 | 出版物
13/3/7 『人間の古くからの友だち イヌ』 発売される
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 イヌの科学読み物『人間の古くからの友だちイヌ 인간의 오랜친구 개』(ノンジャン)が韓国で発売された。 (正式な発売日は10日)

 今回、絵を担当してくれたのはイタリアに長く留学していたキム・ウンジュさん。はじめて組んだ画家さんだ。出版社から彼女が担当した作品を見せてもらったときは、「すごく切れのある絵だなあ」という印象を受けていた。
 ところがラフがあがってくると、意外や意外。まるでギャグマンガのようなソフトなタッチでおどろいた。

 本人曰く。「わたしはマンガがとっても好き。いつか、マンガのようなイラストを描きたいと思っていたの」。
 マンガのような、という意味は、イラストの中の風船に言葉を入れているところ。どんなギャグを入れようか、楽しくて仕方なかったという。
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 韓国は「モノ」を創るとき、特にデザインにこだわる。
 日本の本にはデザイン担当者の名前(大概は事務所の名前)は載らないが、韓国の本は編集者の名前が載らないのに、デザイン担当者の名前がドンと載っていることがある。
 それほど、デザインを重要視するのだ。
 多くのネット書店が、購入者からの本の評価を10段階で表しているが、内容が5で、編者とデザインが5。「中身はよかったのに…デザインが、もうひとつね」、というような厳しい評価を受けたりもする。

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 今回のイヌの本は、ドイツで長く経験を積んできた敏腕フリーランスデザイナー、チェ・ナムジュさんへの外注デだった。

 本人曰く。「小タイトルのところ、気に入った書体が見つからなかったので自分が作ったのよ」。というこだわりよう。

 もちろん、編集を担当したキム・スンミさんも一緒に取材にいってくれるなど、たいへんお世話になった。

 つまり、今回の本は、日本(文)、韓国(編集)、イタリア(絵)、ドイツ(デザイン)の香りがする、ちょっとインターナショナルな本になった。  
 また、このチームで仕事がしたいなぁ。
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by kimfang | 2013-03-07 08:53 | 出版物
13/3/4  『きみの町に』が、福井県と栃木県の「優良推奨図書」に選ばれました!
 昨年1月に出した『きみの町にコウノトリがやってくる』(くもん出版)が福井県と栃木県の「優良推奨図書」に選ばれました。

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 詳しくは、福井県のホームページ「福井県優良推奨図書」から「平成24年度12月分」のファイルをご覧ください。

〈推薦文より〉
 コウノトリという鳥がなぜ少なくなったのか、そしてそれをいかに復活させていくのか、という問題を様々な人の活動を通して、有意義に学ばせてくれます。
 また、福井県と越前市(武生)での活動も紹介されており、子どもたちにも親しみやすく、読みやすい作品です。
 環境についても学ぶことができ、小学生にはぜひ読んでほしいです。


 栃木県の「栃木県優良推奨図書」(平成25年度)のウェブ公開は、4月からです。
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by kimfang | 2013-03-04 21:30 | 出版物
13/2/28 イヌの本、もうすぐ
 今月5日からはじまったイヌの本の校正が一昨日にようやく終わり、昨日、原稿は印刷所にいった。予定通りだと、3月10に発売という。ふぅ~。

 さて、今回の本の特徴は絵だ。(もちろん、画家さんの絵が素晴らしいのだが、それではなくて)イヌの科学読み物なのに「名画」が随所に出てくることだろう。

 今回、本を出す「논장 ノンジャン出版社」は、海外の翻訳物に定評のある老舗出版社だ。『シートン動物記』や、アンソニー・ブラウンの『動物園』を出している。ぼくはイヌの絵本を出したくて原稿を持ってここを訪れたのだが、結局、絵本の企画はボツ。
 けれども、イヌのことを熱く語った話の方が面白かったということで、今、話したことを科学読み物にしてくれないかということになった。
 書きたいモノと書けるモノはちがう―。偉そうに後輩にいっているが、結局は自分もそうで、最近、絵本の原稿が科学読み物になるというこのパターンが多い^^ 
 (実は、昨年の10月にでたミツバチも、最初は絵本の原稿を持ち込んだのに科学読み物にしてくれといわれちゃった。絵本もだしてくれぇ~)
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 そこで企画書と大まかな内容を書いたのを送ると、イヌが登場する名画を紹介してはどうか?という提案があった。
 いいよ、軽く返事をしたら、あらま? 写真のような絵が送られてきた。 
 
 動物のことばかり書いていて、絵のことはあまりよくわからない。
 なんじゃこれは? 

 腕組みして絵を眺めていたら、芸術系大学に通う娘が、「あっ、その絵、教科書に出ていた!」というではないか。そんな有名な絵も知らないでどうする…。

 写真左の絵は、アレクサンドレ・フランソワ・デポルトの「バラの花の陰で獲物を見守る犬」。デポルトは動物の絵を得意としたため、王族や貴族から自分の猟犬を描いて欲しいと頼まれて、猟犬の絵をたくさん描いた。

 右の絵は、ヤン・ファン・エイクの「アルノルフィーニの結婚」。中央下に描かれたイヌは忠誠をあらわしている。

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もちろん、韓国のイヌの名画も紹介している。右は王族の一員だったイ・アムの「母犬図」。
 左は韓国ドラマ「風の絵師」でも有名な、キム・ホンドの「母狗養子図」。

 そういえば、韓国のイヌの絵を観るために美術館にもいったよなぁ~。
 とまあ、こんな風に、イヌの本を書くのに、随分と名画の勉強をしたというのが正直なところだ。

 発売まで、あともう少し。
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by kimfang | 2013-03-01 16:49 | 出版物
12/10/27 ミツバチの本、ようやく届く
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 科学読み物『꿀벌이 없어지면 딸기를 못 먹는다고? ミツバチがいなくなると、イチゴが食べられなくなるの?』が15日に韓国で発売された。
 ミツバチとの共生を願って書いたこの本の最後のところで、フランスの取り組みと並んで、日本の「銀座ミツバチプロジェクト」も紹介した。 

 日本で出した本ならば、発売されるとすぐに出版社から届くのだが、外国での発売だからそうは簡単にいかない。発売から12日もたってようやく手にした。
 はじめて本を出してから、共著も合わせるとちょうど20冊目。何度経験しても、実物が届くと感激するものだ。

 本を書いているのは他ならぬ自分で、絵もPDFを見て知っていて、内容も全体像も頭ではわかっているはずだが、やはり実物を手にしないとわからないものがある。
 例えば本の厚み――。あまり薄いとお金を払うのがもったいなく思えたり、逆に厚すぎると最後まで読めるのか不安になったりもする。
 対象年齢の子どもが手に取って読みたくなるようなピタッとくる厚さというものがある。今回の本は、中学年の子たちが読む科学読み物としては、ちょうどいい厚さに仕上がったと思える。
 それは、ひとえにデザイナーさんの仕事が見事だったということ。
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 デザイナーは、文字数や行数、字のポイント、図や絵の配置や大きさ、表紙のデザインなどを担当するのだが、本の雰囲気は、デザイナーにかかっている。
 今回の本は、絵のレイアウトも、とっても気に入っている。
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 細かいところへの気配りもいい。
 大きい章のタイトル(左)には、ミツバチカラーと消えたイチゴ。
 小さなタイトル(右)にも、したたるハチミツのデザインが入っていて楽しい。
 また、一緒に仕事をしたいデザイナーさんだ。

 さて、本が出ると気になるのが新聞などの書評。
 ここで何度も書いてきたが、日本では日曜日の新聞だが、韓国では土曜日に書評が載る。
 はじめて迎えた土曜日。ありがたいことに、
 〈国民日報〉  〈聯合ニュース〉  〈世界日報〉が載せてくれた。

 さすがデジタル大国韓国、本を紹介する動画サイトもある!

 火曜日だけど^^、〈読書新聞〉で紹介もされた。
 来週も、まだ、掲載があるのかな?
 しばらくは土曜日が楽しみであり、また、こわくもある。
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by kimfang | 2012-10-30 17:55 | 出版物
12/4/4 山陽新聞で「コウノトリ」紹介
 山陽新聞の朝刊で、『きみの町にコウノトリがやってくる』(くもん出版)が大きく報道されました。
 岡山県・倉敷市で奮闘する林 晴美さんのことを紹介する記事の中で、取り上げていただきました。
 
 詳しくは、林さんのブログに!
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by kimfang | 2012-04-09 08:27 | 出版物
12/3/28 月刊「こどもの本」で、『きみの町にコウノトリ』が紹介
 月刊「こどもの本」の新刊紹介コナーで、『きみの町にコウノトリがやってくる』(くもん出版)が、紹介されました。

 月刊「こどもの本」は、日本児童図書出版協会発行の月刊誌で、
 協会に参加している児童図書出版社46社の新刊情報や、児童書にまつわるエッセイや評論が掲載されています。

 高学年向けの新刊で、紹介されました。
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by kimfang | 2012-03-29 13:47 | 出版物
12/3/12 朝日小学生新聞で『コウノトリ』紹介される
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 3月10日付けの朝日小学生新聞で、『きみの町にコウノトリがやってくる』が紹介された。子どもの本を書いている者として、子どもが直接読むもので紹介されるのは、やはり格別な思いがある。

 ところで、今回の本は多くの新聞で取り上げられて、たいへんおどろいている。
 それほど放鳥されたコウノトリが多くの町に飛んでいき、訪れた町で話題になっているからにちがいない。これから飛んでいく町も、どんどん増えることだろう。
 本で取り上げた6人のドラマは、きっと参考になるはず。

 ぜひ、あなたの町のために一冊!


  以下に書評を書いていただいた新聞名を紹介します。みなさま、ありがとうございました。
 一部の書評は、ウェブで読むことができます。

2/2  読売新聞、朝日新聞、毎日新聞 (それぞれ豊岡 地方版)
  7  産経新聞 (豊岡 地方版)
  11 日本海新聞 (豊岡 地方版)
  14 毎日新聞 (京都 地方版)
  18 読売新聞 (全国版)
  19 神戸新聞
  22 福井新聞
  27 教育新聞
  29 民団新聞
3/7  新聞之新聞
  10 朝日小学生新聞
  21 毎日新聞 (ブックウオッチング)
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by kimfang | 2012-03-13 22:21 | 出版物