動物児童文学作家のキム・ファンです!!
カテゴリ:出版物( 59 )

11/11/4 『シマリス』 優秀教養図書(韓国)に
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 昨日、韓国の出版社から連絡があった。
 6月にだした『シマリス』が、文化体育観光省が選ぶ2011年の「優秀教養図書」に選定された!!!!!というのだ。

 かなり興奮気味(!がいっぱい)のメールだったが、「優秀教養図書」って何だろう? ぼくはあまりピンとこない。(出版社がいうには、過去にも一度、『コウノトリ』でもらっているというが…)

 ネットで、調べてみると、選ばれた作家さんたちの多くが、このように政府の発表した目録に印をつけてブログにあげていた。
 かなり、名誉なことなんだとわかり、で、ぼくも真似をした^^ (図の「22」番が『シマリス』)

 新聞記事によると、今年選ばれた本は全部で410冊。そのうち、子ども・青少年の分野は101冊。『シマリス』は、そのなかに滑りこんだようだ(流石はリス。すばしっこい)。この本は科学読み物。地味なジャンルにとって、「優秀教養図書の称号」は、とてもありがたい。
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 ありがたいといえば、政府がそれぞれの選定図書を、500万ウォンを上限に買い取り、公共機関、図書僻地、めぐまれない人たちの施設、受刑者施設などに配るという。
 ぼくの本は、約530冊買ってもらったということになる。

 おかげで早くも2刷りとなった。やった!
 でも、「先印税」の日本とちがい、「後印税」の韓国では、3刷りにならないと「給料」はもらえない。

 心からよろこぶためにも^^、シマリス君、これを機会に、もう、ひと踏ん張りしてよね。
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by kimfang | 2011-11-04 10:57 | 出版物
11/9/14 紙芝居が、中日新聞でもとりあげられました
 7日に発売された紙芝居『とんだとんだ! コウノトリ』が、中日新聞でも、取り上げられました。
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by kimfang | 2011-09-16 10:39 | 出版物
11/9/4 紙芝居を豊岡へ届けに
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 できあがった紙芝居を豊岡に届けにいった。

 取材に協力していただいた飼育員の方も待ちのぞんでいた紙芝居だから、少しでも早く、それも直接、手渡したかった。
 ところが台風12号がやってきて、さすがに大雨や暴風のなかにいくのは困難。予定していた3日を諦めて、次の日の4日にいった。

 亀岡あたりでは強い雨が降っていたが、福知山をこえると晴れてきた。
 それでも心配は豊岡市内を流れる円山川。この川は過去に何度も氾濫し、水害を起こしてきた。
 2004年10月の23号の水害は本当にたいへんだった。
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 何せ、100メールに対して1センチという超ゆるやかな勾配。河口から16.5キロさかのぼっても海抜は0メートルなのだ。
 しかし川のなかに立っている水量の危険を知らせるバーは、まだ白い色の部分。黄色や赤色の高さには届いていなかったので、ほっとした。

 コウノトリの郷公園につくと、お約束の出迎え。コウノトリがぼくの頭上を飛んで歓迎してくれた。今年は1、3、5月に続いて4度目の豊岡だ。その度にこうして飛んでくれるからうれしくなってしまう。
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 いざ、紙芝居の贈呈。
 「コウちゃん」を越前市から豊岡に運び、大事に34年間育てた元飼育長の松島興治郎さんと、コウちゃんのたった一羽の子どもである「紫」を育て、コウちゃんの孫を誕生させた主任飼育員の佐藤稔さんに紙芝居を贈呈した。

 おふた方とも、たいへんよろこんでくださった。

 当初8/25の発売予定が9/1に。そしてまたまた7日と、
 発売が遅れていた『とんだとんだ! コウノトリ』は、明日、本当に^^ 発売!
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by kimfang | 2011-09-06 15:39 | 出版物
11/9/1 紙しばい、7日に発売!
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 ついにコウノトリの紙芝居ができあがった、7日に発売される。
 
 全国の保育園・幼稚園で、コウちゃんの物語が上演されるんだなぁ。

 
 ところで、出版社からチラシが届いておどろいた。こんなことが書いてあったからだ。
 
 「お待たせしました! 以前より要望の高かった、紙しばいの醍醐味・面白さが充分楽しめる、16場面の紙しばいシリーズの登場です。」

 えっ? 16場面の紙しばいって、今までになかったの?
 絵本を紙しばい化するにあたって、編集者から12場面にしますか? 16場面にしますか? とたずねられた。
 絵本が15場面だったので、何も考えずに「16場面にします」といったが、16場面ははじめてのことだったんだ。16場面にしてよかった^^
 
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 紙しばい発売にあたり、越前市長から推薦のお言葉をいただいた。これは、福井県のコウノトリの復活を願う友人たちの尽力によるもの。みなさんも、紙しばいで彼らを応援してあげてください!

「コウちゃん」の物語は、生き物との共生や命の大切さを分かりやすく伝える自然の教科書そのものだと思います。

           越前市長  奈良 俊幸

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by kimfang | 2011-09-01 09:11 | 出版物
11/7/16 「ヤンモのいた日」推薦図書に
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 日本児童文学7-8月号を読んでいたら、裏表紙に見覚えのある本が。
 
 おーっ。
 これは2007年にでた共書、『動物だいすき! 1 ヤンモのいた日』(岩崎書店)じゃないか!
 ここにはぼくの作品、「毛虫が受けついだもの」が収録されている。
 
 森を考えよう!
 生物多様性を考えよう! 
 の見出しとともに、推薦図書と。

 
 「毛虫がうけついだもの」は、
 いつか絵本にしたいなぁと思っていたお気に入りの一作。
 というか、末っ子の実話にもとづくお話なので、
 我が家にとってもたいせつなお話。
 
 ぜひ、読書感想はがきに選んでもらいたい作品。

 第2回 森の童話 読書感想はがきコンクール
 
 7/10-915
 
 どんどん応募して!
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by kimfang | 2011-07-17 11:11 | 出版物
11/7/7 あこがれの平積み
 いつものことだが、韓国にいくと出版社のはしご。
 進行中の本の打ち合わせと、新しい企画のために3,4社を回る。
 ある出版社と、打ち合わせをしているときだ。
突然、携帯にメール受信の音。
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「たいへん、『シマリス』が平積みになってるよ!」
一緒に韓国にきていた家人からのメールが。
  家人は娘から頼まれた「少女時代」のDVDを買うために教保文庫にいっていた。ご存じ、教保文庫は韓国最大の書店だ。

 家人は韓国に行くたびに、ぼくの本の売れ行きもチェックする。
しかしいつも、「店員に聞かないとわからないころに置いてあったわ」と厳しい。
 「科学読みもものとかは、真中でなく、はしっこの方にあるものなの!」
 いつもそういって言い訳してきたのに…
 何と! あこがれの平積みだと?! 

いったい、どんな様子なんだろう?
「写真を撮っておいて!」と返信したが、落ち着かない。
 やっぱ、自分の目で確認したい。
 打ち合わせが終わるやいなや、地下鉄に乗って光化門へ。

 どこにあるのか? 
 おおっ! 
広い児童書コーナーのど真ん中のワゴンに、『シマリス』がいた。やった!
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07年、韓国版『サクラ』が発売されたときに、地方の書店で平積みになっていたのを見たことがあるが、教保文庫のそれは格がちがう。
 ひと目もはばからず、自分の携帯で写真をパチリ。

次の日、版元の編集長と会う用事があったのでその写真を見せた。
「なかなか平積みにはしてくれませんよ。いや~うれしいですね。それに『シマリス』が一番減ってませんか? こんなになくなっている」
 みんな、えこひいき。自分たちの創った本が一番かわいい。

みんなで創った本―。
みんなでよろこぼう!

大手インターネット書店が、夏休みのイベント本に選んでくれた。ありがたい。

インターネット教保文庫 「夏休み 本と贈りもののパーティー」

インターパーク「7月 逃してはいけない新刊」と「2億ウォン差し上げます」。さらには「ウリ教育ブランド選」。
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by kimfang | 2011-07-13 15:02 | 出版物
11/6/25 シマリス、新聞で紹介される
 いつものことだが、本がでると土曜日がこわい^^
 韓国では毎週、土曜日の新聞に書評が載る。
 まずはそこで取り上げてもらえるかどうか? そこがヒットへのひとつのハードル。
 それでも、これまで韓国でだした9冊うち、全集にはいった1冊と、絵本『トキ』以外はみな、載せてもらってきた。
 掲載率87.5%! (なかなかの高打率でしょ)
 
 さてさて、先週でた10冊目の『シマリス』はどうなのか?
 おそるおそるパソコンを開く。
 あった。ふぅ~
 「世界日報」が小さいながら載せてくれた。  掲載率も88.88...%にあがった。
 
 韓国がありがたいのは、科学読み物も、ちゃんと児童文学として扱ってくれること。
 むずかしい科学知識をわかりやすく子どもに伝えられるなんて、すごい!
 と、創作童話よりも、むしろ高く評価してくれる。

 日本では、科学読み物や学習読み物は児童文学として扱われない。(なんで? 勉強モノだから? 日本の科学読み物は世界一の水準だとぼくは勝手に思っている…すごいのにちゃんと評価しないって、ちょっとおかしいなぁ)

 そもそも児童文学自体、日本では新聞の書評では取り扱われない。
 取り上げられても「家庭らん」―。
 子どもの本を見下している? そんなことはないと思うが…

 教育が、大きな社会問題になっている昨今、
 新聞も子どもが読めるようにがんばって工夫している昨今、今こそ、書評を大人の本と「同列」に扱うべきでは。
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by kimfang | 2011-06-25 14:05 | 出版物
11/6/15 シマリス、発売される!
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 科学読み物、『シマリス』が発売された。シマリスは、韓国でもっとも身近で、もっとも愛されている野生動物だ。
 
 なのに、みんな、どれだけちゃんとシマリスのことを知っているのかなぁ?
 そんな問いかけをする、野心作だ。
 
 サブタイトルは、「私たちがしらない、本当のシマリス」―。
 
 例えば、シマリスはドングリだけを食べると思っている。
 冬眠前の秋にはドングリを食べるけれど、ドングリがないときには虫を食べたり、鳥の卵やひな、カエルまでも食べたりする雑食性だ。f0004331_22394710.jpg
 
 天敵のヘビにやられっぱなしのヨワムシでもない!
 弱ってるヘビなら噛みつくし、噛みくだいたものを身体じゅうに塗ってしまう。
 これでヘビに出会っても大丈夫。ヘビの臭いでカムフラージャ。もうヘビからは攻撃されない。
 可愛いふりして、なかなかしたたかなヤツだ。

 そもそもシマリスの名前にも問題がある。
 韓国語でシマリスは「다람쥐」。古い韓国語で「달리는 쥐」。つまりは「走る ネズミ」という意味。確かに地面を走っているけど、本当はそうじゃない。
 顎の筋肉の付き具合から、ネズミよりも先に世の中にうまれたことがわかっている。
 大先輩に、新参者のネズミを基準に名づけるなんて、何と、失礼な!
 それに、地上ばかりを走ってはいない。樹の上で寝たり、キツツキの巣を使ったりと、樹の上でも生活するもの。地上を走ってばかりじゃないや。
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 こんな風に、今まで知られていない彼らの生態をたのしく学ぶ本だ。
 かわいい絵もいいし、使われる写真もなかなか衝撃的だ。

 しかし、ここまでくるのに、本当にたいへんだったなぁ。
 生きものにまったく関心がない企画委員を何とか説得し、ようやく社長の前でプレゼンが実現。
 企画が通ったというのに、社長交代劇があり、原稿は宙ぶらりんに。

 もう、原稿を引き上げようか、と悩んだけれど、まだ、無名の頃に韓国ではじめての本をだしてくれた恩ある出版社だ。
 韓国の児童書界をリードしていたころの輝きを取り戻してくれると信じて、待った。
 まったかいあって、会社は新社長のもとで再スタート。

 ところが本格的に編集がはじまったというのに…今度は担当編集者が退職してしまって、またまた、受難…。

 はぁ~待たされたなぁ~
 記念すべき韓国で10冊目の本は、忘れられない一冊になりそうだ^^
 
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by kimfang | 2011-06-17 22:41 | 出版物
11/4/9 オオカミ、新聞で紹介される
 新刊をだすと、土曜日はドキドキする。
 紹介記事を書いてもらえるだろうか…と。

 ハンギョレ新聞が紹介してくれた。 大手だ。よかった。
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by kimfang | 2011-04-10 11:37 | 出版物
11/2/14 チョウセンオオカミ、もうすぐ
 書き上げて3年にもなる原稿が、ようやく本になろうとしている。
 1986年に北朝鮮から京都市動物園にやってきたチョウセンオオカミの家族の物語だ。2002年に最後の1頭、ウルップが死んで、もう日本にチョウセンオオカミはいない。

f0004331_18274218.jpg 2007年に、この動物園の人気スター、ハート模様を持つアミメキリン「未来」の物語を書くために取材中、飼育員から韓国のテレビ局が2002年に北朝鮮からきたチョウセンオオカミを取材した事実を知った。

 なぜ、韓国のテレビ局が北朝鮮からきたオオカミを取材したのだろうか? 
 調べると調べるほど、思いもよらない事実がわかってきた。
 
 まずは韓国の動物園とオオカミたちの辛い生い立ちから話さなければいけないだろう。
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 1960年代の韓国が、世界でももっとも貧しい国のひとつだったことは、ここでも何度も話している。
 貧しい国では、動物園の動物を充実させるのは非常にむずかしい。動物を買ってくるお金がないのだからしょうがない。

 ならば交換するしかないのだが、交換できるような動物もいなかった。
 そんなおり、1964―1967年に慶尚北道栄洲で捕まえた5頭のオオカミから生れた子どもたちは、貧しい国の動物園を豊かにしていった―。
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 日韓国交正常化もまだなっていない63年、戦後、はじめて韓国から日本に送られたのはチョウセンオオカミだ。

 このときは船が遭難して届かなかったが、68年に再度、大阪市天王寺動物園に1頭が送られるのをきっかけに、70年に山口県の徳山動物園に2頭、71年に静岡県の浜松市動物園に2頭、73年に大阪市天王寺動物園に1頭、74年に有竹鳥獣店に4頭が来日。

 これら10頭が、ペンギンをはじめとする動物たちと交換されて韓国へと渡っていったのだ。
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 しかし1996年、ソウル大公園で最後の1頭が死に、97年に捕獲された個体があったが残念なことに死に、韓国ではチョウセンオオカミが絶滅した。
 もしかして、日本で生き残っていないか…
子どもを産んでいないか…                 はく製になったウルップ→
 次第に日本へ送られた10頭のことが話題になっていったのである。

 2002年、韓国MBCテレビが、日本に送られたオオカミを探しにやってきたが、もうどこにも死んでいない。
 ところが、京都にはまだ1頭いるという情報を得る。そこにいたのは、韓国からのオオカミでなく、北朝鮮から来たオオカミだった。
 司会者のタレントと博士は、
「朝鮮半島のオオカミが日本にいるというのに、どうして韓国にいないんだ……」
 といって涙を流して、大きな反響を呼んだ。
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 しかしこの放送が流れる直前に、ウルップは死んでしまう。
 韓国の人たちは、もう天国にいってしまったウルップの姿を見たのである。
 
 その3年後の2005年に、ようやく北朝鮮から韓国へオオカミがやってきた。

 京都市動物園のチョウセンオオカミは、はじめてきたときから最後の1頭であるウルップが死ぬまでの16年間、ぼくはオオカミ家族を見守ってきた。
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 何とか、彼らの物語を残さないと! 
 原稿は2008年に書き上げた。
 しかしその後、南北関係は急激に冷えこんでいく。昨年は、「砲撃事件」などで、南北関係は最悪の状態だ。
 だから、もう、でないのかなぁと心配していたが、が、何と、今、だすとしいうではないか!

 戦争は最大の環境破壊。                   ソウルにきた北のオオカミ→
 平和的に統一へと向かってほしい。
 南北和解のためにも、一番、いいタイミングでてるものと信じたい。

 3月20日、発売予定です^^

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  どんな表紙になるのやら。
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by kimfang | 2011-02-14 18:36 | 出版物