動物児童文学作家のキム・ファンです!!
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2006/ 最優秀作品賞を受賞しました!
第1回子どものための感動ノンフィクション大賞 最優秀作品賞を受賞しました!

 この賞は日本児童文学者協会が創立60周年を記念して新しく設立した賞です。
 受賞作 『サクラ-日本から韓国へと渡ったゾウたちの物語-』は、学研より出版予定です。
 ゾウのサクラは、1965年にタイから宝塚ファミリーランドにやってきました。
同園の閉園に伴い、2003年5月に韓国のソウル大公園にある動物園に引っ越しました。
 実は、日本から韓国へと渡ったゾウは、サクラがはじめてでなく、過去にも2頭いたのです。
最初に渡ったのは、1408年に小浜に着いた日本初のゾウでした。
そして2頭目は、朝鮮が日本の植民地時代でした。
 過去に渡った2頭は、かわいそうな最後を遂げます。サクラも「かわいそうな ぞう」になってしまうのか……

 
【受賞のことば】 2006年 5-6月号 日本児童文学 掲載
 
 「なんともなー」。これは閉園した宝塚ファミリーランドの元飼育員、江草史朗さんのおどろきの声。私が、韓国のソウル大公園に引っ越したサクラが、人気投票で3位になったことを伝えたときにおっしゃった言葉です。「ソウル大公園には珍しい動物もたくさんいるのに、3位がゾウだなんて信じられない! ゾウもたくさんいるのに、ほかのゾウをさしおいて、なんともなー」。江草さんの笑顔が忘れられません。
 受賞の連絡を頂いたとき、私も、「日韓の悲しい歴史に触れる重いテーマ。しかも、数多く書かれてきたゾウのお話なのに、なんともなー」といってしまいました。今だからこそ、子どもたちに読んでもらいたい。受賞理由を聞き、資料集めを手伝ってくれたり、壁にぶち当たるたびに励ましてくれたりした日韓の友人の顔が浮かびました。日本から韓国へ渡ったゾウたちの物語が、両国の友好発展に役立ってくれるよう願っています。

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担当のパク飼育員からエサをもらうサクラ ソウル大公園の人気もの―サクラ紹介文
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by kimfang | 2006-05-15 10:53 | トピックス