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動物児童文学作家のキム・ファンです!!
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09/4/30 いよいよ
 29日の昨日、ペンギン本のすべての作業が「無事?」終わった。いつもの「第3のビール」から少し格上げされた「発泡酒」でカンパイ。今日はデータが印刷所にいったことだろう。

 さて、前回の日記でチェックを終えたと書いた。そう。自分の仕事は終えた。でも、ぼくが「駄目だし」した部分の図やイラストを編集者や画家さん、デザイナーさんたちが、期日内に納めようと必死に努力していたのだ。それをチェックし、さらに意見するのにへとへとになっていた。

 出版社が決めた最終日は29日。とけわけ手を焼いた図は、28日から29日に日付が変わる期限ぎりぎりのところで国際電話でやり取り。送られてきた図にOKを出して、ようやくすべてのチェックが完了した。

 …と、思っていたら…
 何と、印刷所にデータがいく直前にも、本の顔―表紙の変更があった。例の手を焼いた図の手直し過程で、デザイナー室長がいいのをひらめいたらしく、急きょ会議を開いて(ぼくも日本からメールで参加!)変更とあいなった。(シンジラレナーイ ^^) ※正式な表紙はこれにもう少し手を加えたものになるらしい。
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 いろいろあったけれど、でも、みんな、もっといい本にしようとしてのこと。韓国の出版界にはこんなジンクスがある。
 「만들때 속 썩인 책은 잘 팔린다 作る時にやきもきした本ほどよく売れる」。十分にやきもきしたから、きっとよく売れることだろう ^^

 ところで、「懸案」だったタイトルだが、「세상의 모든 펭귄이야기 世の中 すべてのペンギンの話」に落ち着いた。
 出版社から提案があったタイトルだが、「세상의 모든」つまり「世の中 すべての」という言葉に抵抗があった。
 ぼくはペンギンの専門家でもなく、彼らを何十年も追いかけていたあけでもないし、彼らの生息地を旅したこともない。「世の中 すべて」というほど知ってない。
 また、18種類のペンギン「すべて」に、均等に愛情を注いだ造りにもなっていない。だから、「世の中 すべて」という仰々しいカンムリだけはイヤだと抵抗していたのだった。

 ところが先日、韓国で一番使われているインターネット検索エンジン「ネイバー」を開いたら、「세상의 모든 지시, 네이버 世の中 すべての知識、ネイバー」というカンムリがついていた。
 グーグルやヤフーよりも規模が小さくても「世の中 すべて」というところが、何とも韓国らしい。つまり、「世の中 すべて」は韓国ではふつうに使われる「慣用句」だと知った。

 まぁ、大げさだけど、ふつうに使われている言葉ならいいかぁ。と、受け入れた。今では慣れてきたのか、結構気に入っている。

 発売日は、5月8日!
 その日は「プレミアムビール」でカンパイしよう。
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by kimfang | 2009-04-30 14:08 | トピックス
09/4/14 タイトル迷走
 いよいよペンギン本が来月に出る。
 先月の訪韓以降、約一か月、文章の校正や挿絵・写真のチェックと、たいへん忙しい日々を送っていたが、それもようやく終わりつつある。
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 今回のペンギン本は「科学読み物」と「マンガ」のコラボという野心作だ。「受験大国」韓国では、学習読み物の需要は高い。しかし近年、学習マンガがすごい勢いで売れている。ただの学習読み物ではなかなかヒットしない。そこで今回のコラボとあいなった。多分、韓国では初めての試みだと思う。

 20話あるお話の中の4話がマンガだ。
 京都精華大学でマンガを学んだチェ・ヒョンジョンさんの実力は、ぼくが出版社に紹介した張本人だから、よーく知っていたが、挿絵も彼女が担当するとは知らなかった。
 絵が届いて驚いた! ぼくの意図を見事に表現した素敵な絵ばかり。この絵にマンガまで入るのだから、かなり期待できそうだ。

 いくつかお見せしよう。
 これはジェンツーペンギンの名前の由。ジェンツーとは異教徒を意味するポルトガル語で、ジェンツーペンギンの頭の模様が、シーク教を信じるインド人のターバンに似ているとしてその名がついた。

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 これは人間がオーテトラリアに持ち込んだペットが、コガタペンギンの新たなる天敵となっているというお話。

 絵もよく、マンガもいい、デザインもいい。
なのに予期せぬ問題が持ち上がった。それはズバリ、本のタイトル。

 もともとぼくはこの本を「ペンキンのㄱㄴㄷ」という構成で書いた。
わが家の子どもたちから『ペンギンのABC』のパクリだと非難を受けても、ㄱㄴㄷの順番で話すというスタイル構成のにこだわった。

 
f0004331_13451185.jpg しかし出版社が、自社のロングセラー科学読み物『고래는 왜 바다로 갔을까 (クジラはなぜ海にいったのか)』の後継作品とするとまでいってくれたので、その構成を捨てて、『クジラ』に似た構成にするために最初からすべて書き直した。

 だからタイトルも、『ペンギンはなぜ○○か』のカタチにしようとあれこれ考えた。
 でも、もう刊行という時期になっても、ぼくも出版社も納得するタイトルが出てこなかった。

 すると出版社が、『ペンギンはなぜ○○か』のカタチにこだわらずに考えましょうといってきた。おいおい、後継作品というからㄱㄴㄷを捨てたのに…
 
 それから、また、ああだ、こうだがあって・・・
 とにかく『펭귄 이야기(ペンキンの話)』という言葉をいれることは決まった。
 あとひと月を切ったのに、いまだにタイトルが決まっていない ^^ 

 ほへ~どうなる~
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by kimfang | 2009-04-16 13:41 | トピックス