「ほっ」と。キャンペーン
動物児童文学作家のキム・ファンです!!
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09/6/13 驚きの「ヒョさま」
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  韓国オリニ図書館協会を束ねる友人から岐阜に来ないか?と連絡があった。
  彼女たちは2005年以来、毎年、民族学校に絵本を贈り続けている。

 今回、岐阜の民族学校の財政難を救うために、韓流アーティストによる「アンニョンコンサート」を催すというのだ。
 出演者を聞いてビックリ。「冬のソナタ」で「キム次長」役を務めたクォン・ヘヒョ(권해효)さんがくるというではないか!
 しかも図書館や出版社の人も同行する。コンサートが観られて、「営業」までできるとくれば、いかないわけ がない。

 京都から新快速を乗り継いで岐阜へ。
 開場2時間前に岐阜市文化センターに入った。ロビーには、「予想を超える反響で当日券が売れない」旨を知らせる張り紙が貼ってあり、すでにロープで「迷路」も作られていた。

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 友人は懐かしい笑顔で現れた。
 センターの敷地内にある公園で弁当を食べながら、図書館や出版社の面々を紹介してくれた。

 ところが、センターが何だか騒がしい。
 開場まであと1時間もあるというのに、いい席を取ろうと(席は指定ではなかった)並びはじめたのだ。
 それを聞いてぼくたちも、ろくに弁当も食べずに会場へ入った。
 おー長蛇の列。
 「冬ソナブーム」のすごさを改めて知った。



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 さて、コンサートでは、キム次長こと、クォン・ヘヒョさんには驚かされてばかりだった。

 トークで笑わすし、歌もたいへんうまいが、
 社会奉仕事業にとても熱心で、社会の不正を正そうと組織される集会では、いつも司会を務められる熱い人と知った。

 そんな集会を美しいハーモニィーで盛り上げているのが、ボーカルグループ「ウリナラ」。
クォン・ヘヒョさんとウリナラはとても仲がいいという。
 南北分断の悲しみを扱った「イムジン江」など、心を揺り動かされる曲を歌ってくれた。
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 また、シンガーソングライターのイ・ジサン(이지상)さんが、ユン・ドンジュの詩に曲をつけた歌も印象に残った。

 当然、コンサートは大成功! 

 ぼくも出たばかりの『ペンギン本』を学校へ寄贈し、ウリナラとイ・ジサンさんのCDを買ったので、ほんのちょっとだけど、力になれたかな。
 
 クォン・ヘヒョさん、在日の子どもたちのために、本当にありがとう。
 熱烈なファンは彼のことを「ヒョさま」と呼んでいた。
 ぼくも、敬意をこめて「ヒョさま」と呼びたい ^^
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 今回の訪問団の中には、ぼくのシリーズ絵本の担当者もいた。
 初対面なので、うやうやしく挨拶。
 発売されたばかりのペンギン本をプレゼントした。
 すると、彼女はすぐに本(力量)をチェック。

 おーこぇー
 お手柔らかに ^^
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by kimfang | 2009-06-16 18:41 | トピックス
09/6/10 コウノトリ野生復帰アイデア発表大会
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韓国の青少年新聞ナリンニュースは、「コウノトリと一緒に暮らすためにどうすればいいのか?」というテーマでアイデアを公募する。

 ナリンニュースがコウノトリに注目するきっかけを作ったのは、ぼくと「コウノトリ湿地ネット」とコウノトリに憑かれた記者さんだ。昨年、9月26日、ナリンの青少年記者と代表理事が豊岡市を訪れた。ぼくと記者さんは「コウノトリとともに暮らす豊岡市」を案内して回った。
 彼らは城崎小学校でコウノトリを取り上げた授業を参観(写真)、コウノトリ湿地ネットのメンバーと食事をしながら意見交換もした。また、コウノトリを育む農法も学び、コウノトリの郷公園も視察したのだった。
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 実は、彼らは中国からトキを寄贈してもらおうと7万筆の署名を集める運動を展開した実績を持つ。トキの故郷、中国の陝西省洋県と新潟県佐渡島にもいっている。

 昨年8月に初めて会って以来、度々情報交換をしてきたが、何をいってもトキにしか関心がなかった。

 しかし豊岡を訪れてからは変わった。「目からウロコが落ちた。人と野生動物との共生のモデルを見た」というのだ。自分たちの努力でやってきたトキの野生復帰のためにも、コウノトリから、豊岡から、多くを学ばなくてはいけないと痛感したのである。

 豊岡のことを『コウノトリ 自然とともに生きる話』(ウリ教育)で韓国に伝えたぼくとしても、たいへん喜ばしいことだった。

 豊岡を案内してから半年。しっかりと準備を進めて、今回の「コウノトリキャンペーン」となった。
 公募の詳しい内容は以下のとおり。
 「私たちもコウノトリと一緒に暮らせるだろうか? 2009 青少年コウノトリ野生復帰アイデア発表大会」
 みなさん! コウノトリが我が国(韓国)で絶滅したこと。今、多くの人たちが復活のために努力している事実を知っているでしょ?!
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 応募テーマと内容
 ①どうしたら、もっとコウノトリのことを知らせることができるか?
 ②どうしたら、コウノトリがすめる農村をつくれるのか?
 ③どうしたら、コウノトリで農村経済を活性化できるか?

 選ばれた13の優秀作品が、7月10日に国会議事堂内 国会図書館小会議室で発表される。
 この「コウノトリキャンペーン」は、環境省、農林水産食品省、文化財団庁、農村振興庁、韓国教員大学など、多くの政府機関の全面的な後援によって展開されることになっている。

 さて、どんなアイデアが出るのか?
 これがきっかけで、コウノトリと豊岡市のことが、もっともっと知られればいい。
 そして、ぼくの本も売れればいいなぁ ^^
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by kimfang | 2009-06-14 10:51 | トピックス
09/6/6 ムルチョンセ
 ホント、友人はありがたい。今度はフリーの編集者が絵本の仕事を取ってくれた。
 で、「何を書く?」と聞いてきたので、「カワセミが書きたい」と迷わずに答えた。近所に彼らと出会える場所があるし、いつか彼らの暮らしぶりを絵本にできればと願っていた。
 でも、カワセミを主人公にすることは決まったが、いったい何を主題に描くべきか…。とにかくカワセミの観察からはじめた。

 カワセミは漢字で「翡翠」と書き、「飛ぶ宝石」と呼ばれているたいへん美しい鳥だ。しかしスズメより一回り大きいくらいの小さな体(約17㎝)に似合わぬ、どう猛なハンターでもある。
 水面を眺め、魚が通るや真っ逆さまにダイブ。体の4分の1もある大きなくちばしで魚を捕らえると、羽を広げて急ブレーキ。羽ばたいて水からあがると、捕らえた魚を岩や木の枝に打ちつけて殺してから頭から飲み込む。
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 韓国語で「물총새(ムルチョンセ・水銃鳥)」。鉄砲弾のように魚を仕留める鳥だとしてその名がついた。
 英語では「Kingfisher」。古い中国語でも「魚狗」または「魚虎」という。それほど魚を捕るのが印象的な鳥なのだ。
 ならば魚を捕る過程を主題にしては? いやいや、日本には魚を捕る瞬間の撮影に世界で初めて成功した嶋田氏の絵本をはじめ、レベルの高い写真絵本が随分とあり、いくつかは韓国でも翻訳出版されている。ぼくが今さら描く必要もない。

 ←嶋田氏のカワセミ最新作。長年の集大成ともいえるクオリティーの高い絵本。

 そこで注目したのが、子育てだ。カワセミは岸壁や土手の赤土に穴を掘り、巣穴の中で子育てをする。巣穴の中を撮った写真絵本はない。というか、ヒナに負担をかけないよう、あえて撮られてこなかった。それじゃあ、写真じゃなくて絵だからこそ描ける世界を主題にしようと決めた。

 しかし、巣穴の中の様子を詳しく書いた文献は少ない。しかも考えれば考えるほど疑問が湧いてくる。例えば、親鳥は5~7羽のヒナに食べ物をあたえるのだが、暗い巣の中では、どのヒナが食べてどのヒナがまだなのかわからない。親はどうやってすべてのヒナを育てあげるのだろか? などなど。わからないことだらけだった。

 そんな時、国立科学博物館付属自然教育園が、「カワセミの子育て生中継」をしていることを知った。論文を取り寄せると、「食べ物をもらったヒナは後ろにさがり、時計回りに親から給餌を受ける」とあった。何と、不思議な! それでみんな育つんだな! 
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 巣穴から巣立ったヒナたちは天敵に見つからぬよう藪の中で暮らしながら、魚を捕る技を親から学ぶ。やがて親は、若鳥に「真の巣立ち」を促す。
 6月、カワセミの二度目の子育てが続いている。ぼくの観察も ^^

 ←カワセミの写真絵本の中で一番のお薦めは嶋田忠氏の『カワセミ チューさんと青い宝石』(平凡社)。 
  作者の嶋田氏が、チューさん(自分自身)がどのようにしてカワセミと出会い、水中での魚捕りをどのように撮影したか? をはじめ、巣穴の掘り方から巣の中の様子などを子どもたちに語りかけるように書いた秀作だ。(惜しくも絶版)
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by kimfang | 2009-06-06 14:09 | トピックス
09/6/3 ペンギンの次は? 絵本『巣箱』 来月発売か?
 ありがたいのは友人たちだ。『うんちのちから』(主婦の友社)で知られる韓国の絵本作家、ホ・ウンミさんが紡いでくれた「縁」で、6年ぶり、本当に久しぶりに絵本がでる。

 この間、ノンフィクションや科学読み物は順調に出ていたが、なぜか絵本とは縁がなかった。
 なのに、むしろ「絵本作家」という肩書で紹介されることが多いほど、動物絵本展韓国絵本展、動物絵本全集編纂、翻訳…などなど、絵本の仕事をこなしてきた。もちろん、絵本の原稿もたくさん書いていたのだが・・・ことごとく出版には至らなかった。

 なのに、出版が決まったら、なんとシリーズ化! 『ふわふわ くもパン』(小学館)の版元で有名な한솔수북 出版社から「더불어 생명(生きものと共に) シリーズ」が出ることになった。
 ほんと、「作家業」とはわからないものです ^^
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 シリーズ第一弾は、画家さんがすごい!
 これまた、「韓国の四季の絵本シリーズ」(平凡社)で知られる友人の絵本画家、イ・テスさんの縁で、彼の後輩であるイ・スンウォンさんが絵を担当してくれることになった。
 
 イ・スンウォンさんは1977年ソウル生まれ。2001年に韓国出版美術協会が開催した公募展で特別賞を受賞しただけでなく、2006年の「ボローニャ国際児童展」にて、今年のイラストレーターに選ばれた実力者だ。

 イタリアで開かれるボローニャ国際児童図書展では、毎年、イラストを選定して展示し、それを図録に残す。あの、有名な絵本画家、いもとようこさんは、ボローニャ国際児童書展エルバ賞を2年連続受賞している。
つまり、この図録に載った人の絵は世界の出版人の目に触れるのである。

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 スンウォンさんがボローニャで選定されたのは『경복궁』(景福宮)という絵本。朝鮮王朝を開いたイ・ソンゲ(李成桂)により1935年に建てられた王宮を、色鉛筆を用いて繊細かつ力強く描いた。
 当然、『巣箱』も同じような画法で描いてくるものと思っていた。
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 ところが先日、絵のサンプルが届いて驚いた。アクリル絵具を使った斬新な画法だった。
 ビックリ! 

 本文の絵はほぼ完成。今は扉や解説の絵に着手したとのこと。
 ただ、スンウォンさんは7月初旬に結婚式が控えているという。

 たいへんやけど頑張ってや!           
 7月には出るでしょう。たぶん ^^                                    絵本の一場面(ペンギンの巣箱) 
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by kimfang | 2009-06-03 15:24 | トピックス