動物児童文学作家のキム・ファンです!!
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13/10/29 チョウンセンガク届く
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 実は、フォトブックとともに月刊誌「チョウンセンガク」11月号も届いていた。
 先月、この雑誌からエッセイの依頼があって原稿を送っていて、掲載誌が送られてくるのを楽しみにしていたのである。フォトブックとちがって、こちらは箱に「좋은생각」とロゴが入っていたので、すぐにそれとわかった。

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 それにしてもこの箱、深いなあ、全部で20冊くらい入っているんじゃないか……。

 箱を開けてみると、ペアの靴下がでてきて、
 格言の書かれた卓上型の日めくりがあり、
 姉妹誌があって、
 ようやく一番底に献本が2冊入っていた。

 箱の中身がみんな本でなくて、よかった、よかった^^

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  さて、肝心のエッセイだけど、ぼくのエッセイは、何番目かなぁ?
 真ん中、あたりから後ろに向かってペラペラとめくったけれど、でてこない。。
 もっと、前のほうかなぁ、と今度は真ん中から前へ前へとめくっていって……うわっおっ!

 な、何と、1番目、11月1日!! 月の最初のエッセイがぼくだ!!!
 この本は、毎日、左に出版社が依頼した人、右側に一般読者からの選ばれしエッセイが載るようになっていて、一日一話ずつ「いい考え チョウンセンガク」が浮かぶようなつくりとなっている。

 11月は30日まであって、そのなかの何日というのには、何ら区別はないのだが、月の初っ端、その号の最初のエッセイにはやはり、出版社の意図と期待があり、それなりの「重責」もあると思う。

 11月1日にぼくのエッセイ「나비가 된 늘보 チョウになったノロ」を読んだ読者のみなさん、どうか温かい心になって、良いひと月をお過ごしください。
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by kimfang | 2013-10-29 16:57 | トピックス
13/10/29  フォトブック届く
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 昨日、家に帰ると韓国からEMS(国際スピート郵便)が届いていた。
 よっしゃ~! 韓国でだした本が増刷されると、増刷本が一部、送られてくる。ガッツポーズをひとつぶちかましたあと、そろりと拾い上げてみた。まちがいなく本だ! 増刷だ!
 ふつうは増刷となると担当編集者から連絡が入るのだが、前回の記事のように担当者は辞めたり部署が変わったりしていないところが多い。
 先日も『ペンギン』の増刷本が届いたが、何の前ぶれもなく突然やってきた^^

 さて、どの本が増刷されたのかな? 封をやぶるとでてきたのは、自分の本ではなく、先月に豊岡を案内した子どもたちの活動をまとめたフォトブックだった。
 なぁ~んだ、少しがっかりもしたが、本をめくっておどろいた!
 日本に行く前の「課題図書」として読むことになっていたぼくの本、『コウノトリ』ウリ教育 / 2007 の感想文が載っていたからだ。

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 8人それぞれの感想がびっしりとつづれていて、なかなかの感動ものだった。
 ある子は、「天国にいるコウちゃんへ」という題で書いてくれていた。
 ご存じコウちゃんとは、紙芝居『とんだとんだ! コウノトリ』(童心社)にもなったコウノトリだ。
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 子どもたちの日本旅行の想いでがいっぱい詰まった本、そのなかで中心となっていた豊岡訪問と、コウノトリとの出会い。裏表紙に付けられたこのマークからも、子どもたちの心のなかに、しっかりとコウノトリが棲みついたことがわかる。
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by kimfang | 2013-10-29 15:45 | トピックス
13/10/26 やはり、ジンクスは生きていた!
 『ミツバチ』が2013優秀科学図書に選定されたことは、前回の記事で報告した。実はこれは、インターネット書店で自の本の「セールスポイント」(ランク付けされているの)をチェックしていたらたまたま目に入ったもので、出版社から報告を受けたものではなかった。
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 おかしいなぁ、担当編集者がちゃんと連絡をくれるはずなのに……あっ、もしかするとまた、例のジンクスが……。
 いやな予感がして彼の上司にメールしたところ、予感は的中。すでにほかの部署への移動となったというではないか。うわぁぁぁ、まただぁぁぁ……。とおそろしくなった。

 韓国の出版社に限っての話だが、「ぼくを担当すると、辞めたり、移動したりする」――というジンクスがある。かれこれ韓国で11冊の本をだしてきたが、シリーズ絵本を除くと、同じ編集者と2冊目をだしたことが、いまだにない。

 振り返ると、初めて韓国でだした『コウノトリ』の編集者は、退社。『ゾウのサクラ』の編集者は部署の移動後にまたもどってきて『ミツバチ』を一緒につくったが、本が発売されるのを待てずに退社。『ペンギン』の編集者も退社し、『シマリス』の編集者は次の作品の企画を通してくれて、こんな本にしようと楽しく打ち合わせをしていたのに辞めてしまった。本当に、韓国の出版界での編集者の出入りは激しく、競争も厳しい。
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 以前、単行本でなく「全集」(訪問販売やインターネットで売られているセットもの)の仕事をしたときだったが、その某有名出版社にいくと、それぞれ3つのちがった肩書の編集者が同じテーブルに座っていておどろいたことがあった。

 ぼくの正式な担当者は正社員のA編集者なのだが、フリーランスのB編集者が編集会議を主導し、書きあげた原稿のチェックは非正規のC編集者がした。もちろん、ほとんどの仕事はCさんとの仕事だった。しかし彼女は一番多くの仕事をしているにもかかわらず一番立場の弱い人だったことを鮮明に記憶している。

 話をもどそう。『ミツバチ』は3人も担当編集者が変わった前代未聞の本として、以前、ここでも紹介したいたが、ついにその3番目の編集者も移動してしまったということだ!
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 この本の最初の担当者は、日本でも発売されている絵本『十長生をたずねて』(岩崎書店)を手掛けたキム・ミンギョンさんだった。しかし彼女は本格的な編集に入る前に移動で大人の本の部署にいくことになり、その後、退社した。
 そこで以前、『ゾウのサクラ』でぼくの担当したことがあった写真のチョ・ヒョンフィさんが、他の部署と兼任する形で担当としてもどってきてくれた。ほとんど90%を彼女の編集で進めてきたが、家庭の事情で発売前にやむなく退社。それを受けて急きょ担当者になったのが、今回、移動となった彼だ。

 遅れ馳せながら、彼には新しい部署で頑張れよ、と激励のメールを送った。
 本心は、いつかもどってきて!だけど^^

 因みに『ミツバチ』の最初の担当編集者であったキム・ミンギョンさんは、児童文学作家とフリーランスの編集者として活躍中だ。写真は、最近、彼女が出したモッタイナイでお馴染みの『マータイ』。
 そして2番目の編集者であったチョ・ヒョンフィさんはご主人と小さな出版社を立ちあげた。

 むかしの友は、いまはよきライバルなのである。
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by kimfang | 2013-10-26 15:04 | トピックス
13/10/18  『ミツバチ』2013優秀科学図書に選定
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 昨日、韓国の未来創造科学部(未来省)と韓国科学創意財団が選ぶ「2013優秀科学図書」の公式発表があり、昨年10月にだした『꿀벌이 없어지면 딸기를 못 먹는다고? ミツバチがいなくなるトイチゴが食べられなくなるの?』창비 が選ばれた。
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 これは科学図書の創作と発刊を奨励し、創意的な思考と科学技術の理解を深めるために1999年からはじまった制度だ。

 今年は、児童、小学、中高、大学、一般、マンガ、シリーズなど、10の分野から69種の本が選ばれた。

 ぼくの本が選ばれた小学分野からは19種。国産の本は14種で海外の翻訳本は5種だった。

 

   <選定図書目録 韓国科学創意財団ホームページ 韓国語 / ぼくの本は7ページ目にある>

 2004年、初めて韓国にいったとき、本屋さんで生物関係の科学読み物を見たときに、種類の少なさ、レベルの低さに悲しくなった。日本の本を訳すのはいいが、韓国にいる生きもので韓国名もちゃんとあるのにろくに調べもせずに適当に「ニホン〇〇」と書いて本屋で売っていた。あまりにもショックで、本を持ったまま、ただただ立ちつくたことを今も鮮明に覚えている。

 何とかしなくちゃ。2007年に韓国で初めての本をだしてから6年。児童文学の雑誌などにも積極的に科学読み物の改善点を指摘ししてきた。多くの仲間の努力もあり、韓国の科学読み物の実力はかなりあがった。
 今回の選定は、その努力へのご褒美というところか。
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 さて、選ばれるとどうなるのか?
 写真のような立派な認証書が授与されて、本にマークがつくようだ。
 さらには、疎外地域の小・中・高と、地域の児童センター(学童保育所)、多文化センターなどの全国の福祉施設760か所に約4万冊が無償で配られるという。

 4万冊を選ばれた69種で単純に割ると、1種類約600冊だ。小学校のジャンルはほかのジャンルよりも多くの数が必要なはず。と、なると、700冊、いや800冊^^
 とにかく、かなりの部数を国が買ってくれて、販売にも何やら「特典」があるという。
 ありがたいことだ。

 日本では科学読み物は「学習もの」として煙たがられて児童文学のなかにはいれてもらえないが、韓国をはじめとする多くの国では「学習物もの」は立派な児童文学。ノンフィクション分野に入る。

 韓国の科学読み物は、質・量的にまだまだ日本には及ばないが、このように国が前面にでて創作と発刊を奨励していくと、その差も縮まっていくことだろう。
 それにしも80年代、90年代の日本の科学読み物は、本当に素晴らしい。目指すはそこだ。
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by kimfang | 2013-10-18 23:10 | トピックス
13/10/2 日韓児童コウノトリ交流 神戸と読売で紹介される
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 韓国の環境財団が企画し、韓国コカコーラが支援した「子どもグリーンリーダー」8人の豊岡訪問が、神戸新聞と読売新聞で紹介された。

 豊岡での一行の動きを、ぼくはブログで紹介したが、さすがはネット大国、韓国! 彼らの日本での行動は、時々刻々、随時伝えられていたのだ。それもそのはず、引率メンバ―の中には、元環境財団の広報担当で、今はフリーランスとして活躍する「プロのブロガー」が入っているからだ。以下に、韓国に発信されたブログを。
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 琵琶湖と、ぼくの講演の模様はここをクリック。

 8人の様子は、フェスブックでも伝えられ、常に読者からの反応がきていて、日本の進んだ環境保護に好意的なメッセージが多数寄せられていた。また、日韓の子どもたちの交流会では韓国の小学生が滑らかな英語でスピーチするなど、ぼくをはじめとする日本側の関係者は、それはそれで、こちらも「韓国の今」 を見せてもらったようで興味深かった。

 神戸新聞の記事は、ウェブでも紹介された。ここをクリック!
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by kimfang | 2013-10-02 18:37 | トピックス
13/10/1 シンポジウム 民団新聞で紹介される
 9月7日に、アジア児童文学日本センターが主催したシンポジウム、「多文化社会の構築に向けて―コリア児童文学の現在を中心に」で、パネラーを務めたことはすでに書いた。
 その模様を民団新聞さんが、記事にしてくれた。ありがたい。
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 実は、この場で中心的に取り上げたパク・チェランの『黒いから暑くない?』がことのほか好評で、「読みたいので、ぜひ、訳してほしい」という要請を受けていた。

 シンポジウの次の日から、ほかの仕事を後回しにして必死に訳していたが、どうしても現地の人に聞かなくてはわからない文章が、いくつかあった。
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 ちょうどそんなときに、環境財団が琵琶湖と豊岡を視察しに日本へきてくれたので、これはラッキーとばかりに引率責任者のオ・チャンギルさんに訳を手伝ってもらうことになった。

 何を隠そうオさんは、日本の大学への留学経験があり、東京の韓国学園で講師も務めたことがあって、日本語はぺらぺら。今回のツアーの企画から、手配、引率もオさんあってのこと。
 そんな、オさんにお願いするのも気が引けたが、先輩風を吹かせてやってしまった。

 豊岡のホテルでぼくが講演したあと、オさんが興奮している子どもたちを寝かしつけるのを待ってということで、何と、深夜からのスタート。なのに、嫌な顔ひとつせずに付き合ってくれた。本当にカムサハムニダ。
 その甲斐あって、無事に本は翻訳完了。
 あとは出版に向けて動くだけだが、さて、出してくれる出版社が見つかるのか? そこが一番の問題だ^^

 豊岡市長と記念撮影。左がオ・チャンギルさん。韓国の環境教育アドバイザーとして、忙しい日々を送っている、ぼくの「同志」のひとりだ。

 シンポジウムの様子を伝える「民団新聞」の記事は、ここをクリック!
 
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by kimfang | 2013-10-02 18:10 | トピックス