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動物児童文学作家のキム・ファンです!!
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14/1/27 韓国でカンムリウミスズメ22ペアの繁殖確認
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 日本と韓国だけに棲む「国際保護鳥」―カンムリウミスズメのことが、韓国でもようやく知られるようになってきた。韓国ではカンムリウミスズメのことを「プルセオリ 뿔쇠오리」という。

 韓国でカンムリウミスズメが発見されたのは1983年のこと。その後、天然記念物に指定されるなどの保護策は取られたが、あまり大きな関心は払われなかった。
 しかし最近になって、海外の研究者と共同で調査をするなど、積極的な動きがあり、徐々にその存在が一般の人たちにも知られるようになってきた。
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 そして昨年、今までない大規模な調査により、全羅南道・新安群の九屈島(クグル島 写真右上)という無人島で、22ペアの繁殖巣を発見。観察を続けた結果、確認された19個の卵から10個がふ化に成功したことがわかった。
 このように繁殖とふ化まで確認されたのは、1983年にはじめて発見されて以来、30年ぶりのこと。

 今回の調査で公開された親鳥とヒナの写真。ペンギンみたいでかわいいでしょ。
 生態も、繁殖期の30日ほどを除いてほとんどを海で暮らすなど、ペンギンともよく似ている。
 関係者は、ようやく本格的な調査と研究がはじまったとよろこんでいる。

 ぼくもカンムリウミスズメを本格的に追いかけて本に書かなくては^^
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by kimfang | 2014-01-27 14:36 | トピックス
14/1/27 カンムリウミスズメ調査に同行
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 ひと月前のことだ。昨年末、「上関の自然を守る会」(「長島の自然を守る会」から改名)のカンムリウミスズメ調査に同行させていただいた。
 カンムリウミスズメは、世界でたった5,000羽しかいない「国際保護鳥」で、この鳥は日本と韓国にしかいない鳥だ。

 日本では、世界の個体数の半分以上である約3,000羽が繁殖するという宮崎県の枇榔島が有名だが、2007年に瀬戸内海でも発見され、翌2008年には山口県の上関町でも発見された。
 どうやら、上関の海のどこかにも繁殖地がありそうだということで、それ以来、「上関の自然を守る会」もカンムリウミスズメの調査を継続的に行っている。

 一年半前にも(2012年6月)調査にも同行させていただいたが、そのときは豪雨の中での調査。雨で前がよく見えない中、彼らと出会う幸運に恵まれた。何とか写真を撮ることには成功したが、カメラが濡れたせいでシャッターが下りなくなるなど、トラブルもあった。今回は新しいカメラを持参しての調査だった。
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 しかし今回は、真冬のしけのなかの調査だ。実は前日までの2週間、プロの漁師さんですら漁にでられないほど海が荒れていた。当日、何とか船はでたもののかなり揺れた。しかも寒い! ヒートテックの上にフリースを着て、さらにもう一枚フリースを重ねて、その上からダウンジャケット、そして留めにカッパを着たが、それでも真冬の海の上はめっちゃ寒い^^

 が……そんな寒い思いをして3時間以上探したが、この日はカンムリウミスズメと会うことができなかった。
 世界でたった5,000羽、その半数以上が九州の海にいるのだから、簡単に会えなくて当然。前回が、よほど幸運だったということを、改めて思い知らされた。
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by kimfang | 2014-01-27 14:03 | 取材ノート
14/1/16 トマトの絵本、奮闘中 ― 韓国のトマトといえば?
 韓国で野菜の絵本を書くことになったと報告していたが、何の野菜なのか発表していなかった。世界で一番食べられている野菜である、トマトからはじめることになった。
 もちろん知識の絵本だから、科学的な内容がメインだが、トマトは16世紀にメキシコからヨーロッパに渡ったあとふつうに食用にされるまでに200年もかかったとか、アメリカで「野菜か? 果物か?」を巡って裁判があったとか、面白いエビソードがたくさんあって話題も豊富だ。
 でも、当然ながら韓国のトマト事情をよく知らなくては書けない。まずは、韓国のトマトといえば? そこからはじめた。
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 日本のトマトといえば? 何といってもタキイ種苗さんの「桃太郎トマト」! 
今やふつうに食べられているトマトのほとんどが(70%とか80%とかいわれている)桃太郎シリーズ(色々ある)だ。だから日本ならば絵本で紹介するときも、代表格である桃太郎トマトを描いておけば問題はないだろう。
 じゃあ、韓国のトマトといえば? ……で、かれこれ数か月も悩んでいる。それでも苦労して調べた甲斐あって色々なことがわかってきたので、その一部を紹介しよう。
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 韓国のトマトにどのような品種があるのか調べていたところ、「도태랑 トテラン」という品種がよく食べられていることを知った。
 (左上の写真は、おそらく桃太郎系)
 トテラントマトの写真などを見ると、色も形も日本で見ているトマトとそっくりだ。でも、「トテラン」という響きが、何だかヨーロッパとかアメリカの品種のような気がして、海外のトマト品種を一生懸命に調べたのだが、結局わからなかった。

 で、ある日、はっと気が付いた。「桃太郎」の漢字を韓国読みにすると「도태랑」! 
 そう、桃太郎トマトだったのだ。モモタロウと呼ばずに、漢字の韓国語読みで呼んでいたのである。
 スマップの草彅 剛さんを、「クサナギツヨシ」と呼ばずに漢字の韓国語読みである「초난강 チョナンカン」と呼ぶのと同じことだ。ああやっぱり、韓国でも日本同様、桃太郎トマトが圧倒的に支持されているんだなぁと思っていたら、ことはそんなには単純ではなかった。
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 韓国のトマトを語るのに外せないのが、プサンの金海国際空港がある江西区で作られている「대저 テジョトマト」だ。小ぶりだが、味が濃いので有名だ。
 このトマトを写真で見ると、お尻のところがちょっと尖がっている。ファーストトマト系ということがわかる。ファーストトマト系はむかし爆発的な人気を博したが、お尻が尖っているのでスーパーでは扱いがしづらいと嫌がられ、ついには忘れ去られてしまった品種だ。

 つまり「대저 テジョトマト」は、お尻の尖ってない桃太郎トマトではない。だからといってファーストそのものというには、ちと尖がりが少ない。ファースト系には間違いないが……。う~ん……どんな品種なんだろう?
 これを探るのに、またまたすご~く時間がかかってしまった^^ 
 そしてついに、韓国で有名な「대저 テジョトマト」は、「서광 ソガン」という品種だということが、(おそらく)わかったのだ。
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 「ソガン」、これは韓国の国産品種なのか? 
 またまたそんな疑問を解明すべく調べだした。しかし、同じ失敗はしない。ソガンは、きっと日本の品種だとあたりをつけた。ソガンを漢字にすると、だいたいは「曙光」。しかしそんな名前の品種はなかった。う~ん……やはり日本の品種じゃないのかな?
 これを探るのに、さらにと~っても時間がかかってしまった^^
 そしてついに、「서광 ソガン」は漢字で「瑞光」と書く、日本のサカタ種苗さんの往年のベストセラー品種だということがわかったのだ。もちろん、ファースト系だ。(右の写真は瑞光102)
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 さらに韓国では、ふつうのトマトに負けないくらい大人気なのがナツメ(대추)の形をしたミニトマト(방울도마토)である「대추방울도마토」。これも、おそらく前述のサカタ種苗さんの「アイコ」や「イエローアイコ」という品種であろう。
 先月も韓国のスーパーで取材をしたが、「대추방울도마토」はご覧のように山積みになっていた。

 さてさて、韓国のトマトで日本の品種が多いのには大きくふたつの理由がある。
ひとつは、韓国の多くの種苗会社が過去に海外の企業に買収されていることだ。今や、韓国でも大手の種苗会社となったノンウも、前身は韓国の会社を買収した「サカタ・コリア」なのだ。
「瑞光」や「アイコ」など、サカタの品種が多いのもこのような経緯があったのだ。

 もうひとつの理由は、日本の輸入トマトの36%(2012年 / 過去にはミニトマトが77%のときも)が韓国産ということ。
 日本で圧倒的なシェアを誇る「桃太郎トマト」を多く生産するのは、輸出用に作ったトマトを国内用にも卸すということで、ごく自然なことなのだ。

 やれやれ、これでようやく本腰入れて原稿と向き合える^^
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by kimfang | 2014-01-16 22:42 | トピックス
14/1/1 ネコの紙芝居、今年度の「定期刊行かみしばい」に
 新年、あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

 新年早々、うれしいお知らせ。昨夏に書いたネコの紙芝居が、童心社の「定期刊行かみしばい」に選ばれた。
 童心社は毎月、年少向けと年中~年長向けの2作の「定期刊行かみしばい」を契約している全国の保育園や幼稚園などの施設に届けている。
 その数、何と、数千!

 ぼくの紙芝居は、みなさんがよ~く知っている「招き猫」を題材にした『まねきねこのたま』。絵は、「講談社絵本新人賞」や「絵本にっぽん賞」を受賞されている野村たかあきさん。あたたかい感じのする版画の絵をつけてくださる。

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   4月からはじまる2014年度の定期刊行だが、ぼくの紙芝居は1月だ。
   12月に刊行だから、ほとんど1年も待たなくてはいけない。
   今年がはじまったばかりだけれど、今から12月が待ち遠しい^^
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by kimfang | 2014-01-01 15:09 | 出版物