動物児童文学作家のキム・ファンです!!
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14/6/21 シマリスのお寺?! 龍泉寺
 せっかく遠路はるばる咸平(ハムピョン)にまできたのだから、この辺りの名所にいきたいものだ。そんなこちらの思いもちゃんとわかっている牧師さんが、とっておきのところへ連れていってくださった。
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咸平といえば、毎年、開催されている『チョウ大祝祭』なのですが、今はもう終わっているので……」
 と、車を走らせて連れていってくださったのが、古びたお寺だった。
「牧師のわたしが案内するのも何ですが^^。ここは百済が建てたお寺のなかで2番目に古いんですよ」

 牧師さんの説明は続く。
このお寺の名前は『龍泉寺』といいます。600年に幸恩が建てました。お寺の回りは公園のように整備されていて、散歩をたのしむにはもってこいのところです。秋には彼岸花を目当てに多くの観光客がやってくるんですよ」

 へぇー。日本では彼岸花はどこにでもふつうにあるが、韓国で群落を形成しているところはあまりないらしい。知らなかった^^

 牧師さんの説明を聞いていたら、何か、小さな生きものが道を横切った。
「うわっ! シマリスだ!」
 ぼくは持ってきたカメラを素早くだしてパチリ、パチリ。

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 そしてまた牧師さんの説明を聞くのだが……^^ あかん、気になってしかたない。
「ご、ごめんなさい。韓国ではふつうに見られても、日本には、北海道にいかないと見られない生きものなので、すみません…もう少し写させてください」と、
 罰当たりにも、牧師さんの説明よりも撮影を優先してしまったのだ。

 実はぼくは、2011年に『シマリス』の科学読み物をだしている。
 シマリスに会うために、ソウル近郊の森や軍事境界線付近の森にもいった。でも、シマリスに会うのは、そんなに簡単ではなかった。
 ところがここは、3分も待っていれば、シマリスがどこかそこかにすぐに現れる。まさにシマリスのお寺だ!
 取材のとき、いろいろいかずにここにくればよかったのに。

 そしていつの間にか、ぼくがシマリスの生態について牧師さんに熱く説明してしまっていた^^ 
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by kimfang | 2014-06-30 22:24 | トピックス
14/6/20 秘技、「3対象+工作」!
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  20日、いざ、咸平(ハムピョン)に向かう。
 ソウルのリョンサン(龍山)駅から湖南線のKTXに乗って、光州松丁(クァンジュソンジョン)駅を目指した。湖南線のKTXは終点が木浦(モクポ)なのだが、光州にいくものと、光州に立ち寄らないものがある。終点木浦(モクポ)のひとつ手前の駅が光州松丁(クァンジュソンジョン)駅なのである。

 駅には講演を依頼した「パンディップリ(蛍の光) 地域児童センター」の指導員夫妻が迎えに来てくれていて、車で児童センターへと向かった。途中、この地方の名物である「トッカルビ」(韓国式ハンバーグ)を昼食に美味しくいただいたのだが、それは後日、また、改めて紹介したい。

「はい。着きました。ここが講演会場です」
 と、ご主人に紹介されて驚いた。何と、教会だった。さらに車で迎えに来ていただいたご主人がこの教会の牧師さんだと聞いて、また驚いた。
「児童センター(写真左)では、狭いので講演を教会でして、工作はセンターでしてはと考えています」

 図書館や、学校で講演するのはよくあるが、教会でするのはほとんどない。かなり前に、たった一度だけ兵庫県でやったことはあるが、そのときもまさか教会だとは知らずにいき、お坊さんが活躍する本の話を準備してしまっていて冷や汗をかいた苦い経験がある^^
 でも、そのときは教会のなかの小さな図書室、今回は信者のみなさんが礼拝をおこなう広い場所ですると聞き少し緊張した。
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 さて、問題の講演だ。
 子どもたちからもらった手紙も幼稚園児から中学生まで年齢に隔たりがある。しかも、地域の父母たちも呼んでいるというではないか。
 このようなとき、対象の年齢を考慮しないといい講演にはならない。
 そう。子ども相手の講演で一番むずかしいのは、年齢の差があることだ。ひとくくりに子どもとされても、幼児と中学生では話の理解に雲泥の差がある。むかし、3歳から80歳が同時に聞く講演をしたことがある。そりぁ、もう、たいへんだった^^
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 そんな過去の苦い経験のもとに編みだしたのが、秘技、「3対象+工作」だ。
 それぞれの対象に合わせて、楽しい参加型のお話「幼児、低学年向け講演」をまず行い、続いて紙芝居などストーリー性のあるお話が入る「中学年、高学年向け講演」をし、子どもたちには退室。別室でたのしく工作をしてもらっている間に少しレベルの高い内容を「中学、高校、大人向け講演」をするというものだ。

 ただ、この秘技をやるには、かなりの体力が必要だ^^ そして3つもやったからといって、3倍ギャラがでるものでもない。(工作も指導したから4つやでホンマ)
 けれども、たいくつな話を我慢して聞くより、それぞれにとって、よっぽどいい講演になるのだ!
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 夕方、6時になり、講演がはじまった。
 今回も、幼児、低学年向けに「イヌの名前を知ろう!」を30分。
 続けて中学年、高学年向けに「わたしたちの空にコウノトリがかえってくる!」45分。
 たっぷり休憩をはさんで、中学生とお母さんたちに「クリーニング屋のおじさんは、どうして作家になったのか?!」を45分話した。
 もちろん、そのとき幼い子どもたちは別室で工作を頑張ったし、3つの講演をすべて聞いてくれた子もかなりいた。

 幼児から大人まで総勢60名が、たのしいひとときを過ごしてくれた。
 中学年、高学年対象のコウノトリの話のなかで、日本でだしている紙芝居『とんだとんだ! コウノトリ』(童心社)を韓国語に訳して上演したが、みんな真剣に聞き入ってくれていて、一緒にいったウンジン出版社の編集者もビックリしていた。韓国でも紙芝居、だして~^^

 無事に講演が終わって、正直、ほっとしている。
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by kimfang | 2014-06-28 15:39 | トピックス
14/6/20 咸平(ハムピョン)からの手紙
  4月の初旬のことだった。全羅南道の田舎町、咸平(ハムピョン)郡の子どもたちから、突然、メールで手紙が届いた。
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 こんにちは^^ キム・ファンおじいさん~
 ここは韓国全羅南道の咸平にある「パンディップリ(蛍の光) 地域児童センター」です。わたしたちはハンソル財団が運営する「本を読む勉強部屋づくり」というプログラムに昨年から参加しているのですが、今月の本が『クリーニング屋おじさんの夢 세탁소 아저씨의 꿈』という本でした。この本の主人公は、まさにキム・ファンおじいさんです。キムおじいさんの話を聞いて、大きな感動を覚えました。
 そこで友だちたちが集まって手紙を書くことにしました。すてきな夢を持って一生懸命に挑戦されているキム・ファンおじいさんのことを、本を通じて知り、本から多くのことを学び、深く考えるようになりました。そしてキムおじいさんが韓国にいらっしゃるなら、招待したいと思ったのです。
 それで手紙を書くことになりましたし、キムおじいさんがどうしてもいかなければという気持ちなるように、という想いを込めて書いた友だちもいます。
 わたしたちのセンターは幼稚園児から中学生までが集まって勉強もし、いろいろな活動をしている共同体です。
 韓国にこられたなら、必ず、咸平に寄ってくださり、小さな田舎村の「パンディップリ(蛍の光) 地域児童センター」にいらして動物の話と、おじいさんの人生の話をしてください。絶対^^ 絶対にですよ^^
                                                              児童代表 ハン・ヨンジュ

 また、子どもたちを指導している先生からも手紙をいただいた。

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 こんにちは。わたしは「パンディップリ(蛍の光) 地域児童センター」を受け持っている生活福祉師のチェ・フィミです。
 本を通して子どもたちが感動を覚え、手紙を書くことになりました。子どもたちの夢をもう少し広げられる次の章を与えてやりたいと思っています。むずかしいとは思いますが、一度、訪ねてくださいませんか。
 まだ幼い子たちですが、本と出会い、その主人公を知り、その主人公の生き方を尊敬する子たちの姿を見ることになりました。
 子どもたちがもっと新しいビジョンを建てられるよう手伝ってくだされば、子どもたちは一生、それを忘れはしないことでしょう。もしも韓国にこられるならば、ぜひ、咸平(ハムピョン)にお立ち寄りください。
 チョウで有名なここ咸平は、小さいけれど美しく、情が深く、人のにおいがするところでもあります。子どもたちの小さな願いを叶えてくだされることを祈っています。子どもたちの写真を添付します。
                                                                 チェ・フィミ

 子どもたちが書いた手紙には、自分たちの夢がつづれていた。デザイナー、野球選手、看護師、調理師、警察官、画家…。夢がなかったけれど、考えるようになったとか、夢が変わった子もいた。

 こんな手紙と写真をもらったら、無理してでもいかなくてはいけないでしょ。
「ちょうど6月にいくことになっていたから、いく方向で調整します」と返信した。
 そして、「ぼくはまだ、おじいちゃんじゃないよ^^ おじさんくらいの年だよ。そちらにいくから実際に見て確かめて」と付け加えた。
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by kimfang | 2014-06-28 13:12 | トピックス
14/6/19  2年ぶりに「相棒」に会う
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 作家にとって編集者は大切な「相棒」だ。自分の作品世界をだれよりも理解してくれて、出版に向けてあれこれ助けてくれる大事なパートナーだもの。しかし韓国では同じ編集者と2冊目を作ったことがない(シリーズ絵本を除く)と、ここで何度もいってきた。
 本作りに集中させてもらえない何らかの理由があって続かないのだ。もったいないものだ。
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 2月の末だった。韓国版『サクラ』と『ミツバチがいなくなるとイチゴが食べられなくなるの?』の2冊を一緒に作った編集者からメールが届いた。 あれっ? 2冊目も一緒に作っているじゃないと思った人もいるだろう。実は『ミツバチ』を担当していた編集者の急な退職で、やむおえず代理の編集者となり、この編集者も刊行を待てずに退社していたのだ。

 メールの内容は、「2年間のブランクを経て、また、出版の仕事に復帰しました」という報告メールだった。
しかも、今度、入った出版社が길벗어린이(キルボッオリニ)というではないか!
 ここは絵本で有名な老舗の出版社! ここが出した絵本は、『こいぬのうんち』『あなぐまさんちのはなばたけ』『蚊とうし』(以上、平凡社)、『マンヒのいえ』『ソリちゃんのチュソク』(以上、セーラー出版)、『かわべのトンイとスニ』(小学館)というように、日本でたくさん翻訳出版されている。

 多くの編集者のなかでも、とりわけ息の合う「相棒」だ。何か、祝ってあげたいと思い。知識絵本(科学読み物)の原稿をいくつか送った。「また、一緒に本を作ろうよ!」というメッセージとともに。
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 すると、「企画が通りそうです! 一度、じっくり話し合いましょう」の返信が。
 ところが……。彼女はノンフィクションチームでなくて創作チームというではないか。前の出版社ではノンフィクションを一緒にやってきたから、今回もノンフィクション(科学読み物を含む)のチームにいったものと思い込んでいた。
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 先の出版社では、自分のスキルアップのためにあえてノンフィクションチームに入ったという。本当は創作がしたくて、 今回は創作チームを志願したという。で、仲のいい(今回、一緒に新しい会社に途中採用された)ノンフィクションチームの編集者を伴って現れた。

 それじゃあ、はじめての企画会議をはじめよう。ぼくのホテルの近くにある仁寺洞の伝統茶のお店、「도채비도 반한 찻집」(トチェビもはまったお茶屋さん ※トチェビは、トッケビの済州島方言)にいった。
 明るい雰囲気で、何といっても靴をぬいであがれる座敷があり、모시(モシ からむし織り)で区切られたスペースがあった。本を広げてミーティングするには絶好の場所だった。写真上の左右

 さらに昼食を食べながらミーティングは続く。サムソン(日本ではサムスン)の会長もお忍びでやってくるという、超有名な칼국수(カルクッス 手打ち麺)専門店、「黄生家 カルクッス 황생가칼국수」いった。

 店員お勧めの「サゴルカルクッス」(ウシの骨からとったスープ)と名物の「マンドゥ」(蒸し餃子)、美味かった^^ 写真下の左右
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by kimfang | 2014-06-26 12:07 | トピックス
14/6/18  『大移動』の絵、あがってた
 もうひとつの驚きは、まだか! まだか? と、首を長くして待っていた絵本の絵があがってきていたことだ。
 絵本『大移動』(仮)は、2011年には原稿を書きあげ、有名な画家さんであるペク・ナムォンさんが絵を担当することに大喜びした肝いりの企画だ。

 ところが……。
 実は今だからいえることだが、ペク画家の目の具合がよろしくなくて休養が必要ということになり、「無理しないで!」と、休んでもらった経緯があった。そんなこともあって絵のできあがりを、ぼくも出版社も3年も待っていたのだ。
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 昨年、12月に会ったときは目もすっかりよくなり、2月には完成させるから3月にはだそうということになっていた。
 が、最近になって、「ペク画家はまた、休養が必要になりそうでして……、春は無理です」と出版社からきいていた。だから秋になるかなぁ?いやいや冬かなぁ? 本当のところどうなのかを聞いてみようと訪れたので、絵ができあがったと聞いてホント驚かされた。

「何で、知らせてくれなかったの?」というと、
「韓国にこられる2日前くらいにあがってきたので、驚かそうと黙っていました^^」
「ペク画家も、先生が韓国に来られるのを知って、それに合わせて完成させたようですよ」
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 編集者たちは、実感が湧くようにと、プリントアウトしたものを切って、実際の本の大きさにした見本を作ってくれた。

 見本を1枚ずつ、じっくりと時間をかけてめくった。
 ラフも、色塗る前の絵も、何度となく見てきた絵だが、完成した絵を見てさらにもう一度、ペク・ナムォン画家の才能に驚かされた! 
 残念ながら、ここではちゃんとお見せできないが、できるだけ早く、7月か、8月にはだしたいと思う。

 絵本がいつでるかは、今度はぼくにかかっている。
 今、最後のチェックをはじめているところだ。
 表紙とタイトルのミーティングにも入った。あともう少しだ。
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by kimfang | 2014-06-25 17:48 | トピックス
14/6/18 SKエネルギー「愛の本寄贈キャンペーン」
 今年初めての韓国訪問。いつものように出版社をはしごして進行中の本のミーティング。
 最初の出版社は『イヌ』をだしたノンジャン出版社。進行中の本がいくつかあるが、どれもみな画家さんの絵待ち。絵があがったという連絡がなかったので、ただ、あいさつだけして帰ろうと立ち寄った。
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 ところが何も期待していなかったのたのに驚きがふたつ。まずは、最初の驚きから。
 『イヌ』が、ハンウリという読書の習慣をつける塾の課題図書になり、4月に1万部でたという話はすでにした。
 ところがありがたいことに、今度はSKエネルギー「愛の本寄贈キャンペーン」の4月の寄付図書に選ばれていたという報告を受けたのだ。
 出版社いわく、「私たちもよく知らなかったのですが、国が選ぶ『優秀教養図書』に選ばれたのが大きかったようです」

 ところで、SKエナジーの「愛の本寄贈キャンペーン」とは何か。昨年からはじまった、SKグループのなかのSKエナジーとSKガソリンスタンドが共同で行う本を寄付する社会貢献事業だ。

 顧客が登録すると、ガソリンを給油するたびにその一部が本の購入資金となり、「地域児童センター」(後日詳しくお話する)に「小さな図書館」が作られる。
 また、地域のSKガソリンスタンドがその地域の「地域児童センター」に対して、持続的に寄付金を渡すというものだ。
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 ハンウリのように1万部までにもいかないが、それでも1千部も購入してもらったようだ。
 報道によるとこのキャンペーンは、「2015年までに全国3,300か所、55億8,000万ウォンの基金をつくる」となっている。

 さて、寄贈される側の「地域児童センター」の実情は、実際にいってみると思っていたよりも厳しいものがあった。SKエネルギーもそれを知っているからこそ、このキャンペーンをはじめたのだろう。
 
 今回、全羅南道ハムピョン郡の「地域児童センター」にいってきたが、その報告は後日に。
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by kimfang | 2014-06-23 23:02 | トピックス
14/6/14 巣箱、韓国でもっともっと普及して
 昨日、韓国から突然、国際電話があった。電話の主は、環境に関するグッズを扱う「エコショップ」の経営者だった。
「絵本、『巣箱』を読んで感動しました。今日は、助けていただきたいことがあって電話しました。実は、韓国の巣箱はほとんどがシジュウカラ用の巣箱です。シジュウカラ以外の鳥にも使える巣箱の情報を知りたいのですが、助けていただけますか?」
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 絵本『巣箱』は、韓国で巣箱文化が広がることを願って2009年にだした絵本だ。
 巣箱が広がることを願い、写真のように巻末にはペパークラフトも付けた。

 絵本は「CJ絵本賞」もいただき、それなりに売れた。
 そりゃあ売れてくることに越したことはないが、ぼくが望んでいたのは、まさにこのような方の登場だったのだ。
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 巣箱はドイツのベルレプシュ男爵が考えだしたもの。
 1905年に男爵の住むチューリング州ゼーバッハ地方でハマキムシが大量発生し、森林が大打撃を受けた。しかし男爵が所有していた森や果樹園は、巣箱で集まった鳥たちのおかげで被害はほとんどなかったのである。
 この事件がきっかけとなり、巣箱はどんどん普及していく。

 ベルレプッシ男爵の研究は1916年に日本に伝わった。以来、日本では約100年に渡って巣箱が研究され、全国に広く普及してきた。その知識や経験の蓄積は、すごい!
 しかし韓国では……。
 1960年代に全国で「巣箱かけ運動」があったが、研究も普及もあまり進まなかった。

 絵本をだして、5年。ようやく、熱い心を持った人から電話がきたのだ。こんなうれしいことはない。持っている情報はすべて教えてあげた。
 
 そもそもぼくが巣箱に関心を持ったのは、講演にいった大阪のある小学校の校長先生との何気ない会話がきっかけだった。
 どうしてかよく覚えてないが、なぜか巣箱の話になり、「出入り口は2.8センチ。これ以上大きくしちゃうとスズメに入られてしまって台無しになるんですよ」と話された。
 それまでは巣箱の入口の大きさなんて、何にも気にしていなくて、巣箱って奥が深いんだなぁと思って調べていくうちに、絵本を書いてしまったのだ^^
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 今回の電話の主は、まさに、その出入り口の穴の大きさや、巣箱をかける高さの情報を知りたがっている。
 ぼくが持っている情報以外にも、もっといい情報はないかと調べていくと、『巣箱づくりから自然保護へ』飯田知彦 / 創森社 / 2011 という優れた本があることがわかった。

 カンムリウミスズメの研究で有名な飯田さんが、こんな本も書いていたなんて知らなかったなぁ。
 もちろん、この本も送ってあげることになった(日本語が読めるらしい)。

 韓国で巣箱がもっともっと普及されることを願っている。ぼくの絵本が役に立ったのなら、これぞ、作家冥利に尽きる! ということだ。
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by kimfang | 2014-06-14 11:18 | トピックス
14/6/10 カンムリウミスズメ Tシャツ届く
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 2年前、韓国の友人が『クリーニング屋おじさんの夢 세탁소 아저씨의 꿈』웅진주니어 というすてきな絵本をだした。何と、ぼくが主人公の絵本^^
 ありがたいことに、この絵本のおかげで講演の依頼がたくさんくるようになった。

 ところが講演会場に向かうと、依頼主から決まっていわれることがある。
「あら? 先生、わたしたちはてっきり動物Tシャツでこられるものと思ってました^^」

 そう。絵本ではいつも動物Tシャツを着ていることになっている。確かに、動物Tシャツが好きでよく着ているが、Tシャツでの講演は失礼と思い、それなりの服装でいったのだが……。
 うーん、期待を裏切っちゃったかな? 絵本の表紙でも、動物Tシャツ着ているもんな。
 ならば、これからはお望みの動物Tシャツでいこう! と方針を変えた。
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 で、今回、全羅南道の咸平(ハンピョン)の地域児童センター(日本の学童保育のようなところ)から講演の依頼がきた。

 さあ、どんな動物Tシャツでいこうか? 
 悩んでいたら、隣町が新安郡と知った。

 新安郡といえば、1004もの島で構成された島ばかりの郡。
 そのなかのひとつが、韓国で一番多くのカンムリウミスズメが繁殖している九屈島だ。

 
 そうだ! カンムリウミスズメTシャツで講演しよう! そう決めた。

 先日、堺町画廊で上関の生物多様性のお話をされた「上関の自然を守る会」代表の高島美登里さんが着ておられたのを見て、自分もほしいなあと思っていた。
 このTシャツを買うと、カンムリウミスズメの調査にも役立つ。高島さんに頼んでいたTシャツが届いた。
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 ところで、カンムリウミスズメは世界で約5,000羽しかいない国際保護鳥、アホウドリと同じレベルの希少種だ。ほとんどが、日本の海に暮らしているが、韓国でもわずかだが繁殖している。
 韓国で最大の繁殖地が九屈島なのだ。昨年、7月にはじめて大規模な調査が行われて、今年1月に正式に繁殖が確認された。今年は10羽が誕生したという。

 ところが今年3月、今度は隣の慶尚南道の「閑麗(ハンリョ 한려 )海上国立公園」で、40年ぶりに2羽が見つかった。希少種の発見で、地元は大いに盛り上がっている。ここは、全羅南道との境界に位置する。

 講演の中身は、日本からやってきて話題になり、来年の放鳥も控えたコウノトリだが、カンムリウミスズメTシャツを着るだけで、それなりにカンムリウミスズメのこともアピールできる。
 一石二鳥(コウノトリとカンムリウミスズメ)だ^^
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by kimfang | 2014-06-13 22:15 | トピックス
14/6/7 腱鞘炎になっちゃった^^
 先月から両手の指が腫れて違和感があった。もしかして、これって腱鞘炎?
 ネットを見ると典型的な症状は「ばね指」と書いてある。指を開こうとすると引っ掛かるらしい。
 でも、そんな症状はないから、ちがうのかなぁ~と思っていた。ちがうとなれば、それはそれで、リュウマチ? 変形性関節炎? 以前に足にでた痛風が、ついに手にもきた? いやいや……。
 几帳面なぼくは(信じてもらえないかも知れませんが^^)、原因がわからないのは、とても不安になるタイプなのです。
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 ところが、ははは。先日、指を開こうとしたら、写真のようにちゃんと小指が引っ掛かっちゃった! (ふつうは薬指が連動するからできない)
 はい、誰が見ても見事な「ばね指」。
 おめでとうございます^^ これであなたも晴れて(腫れて)腱鞘炎! 
 
 痛いけど、原稿書かないと食ってはいけない。何か良い手はないものかと調べていると、腱鞘炎になりにくい「エルゴノミクス(アベノミクスではありません^^)マウス」なるものがあることがわかった。これを購入しなくては!
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 ところが……ぼくは左利き。
 そう。マウスも左手使用を愛用している。
 そこで左利き用のものを注文しようとしたら、どれも「在庫ぎれ」「現在は取り扱っておりません」の連発。あるのはあるのだけれど、外国製で、しかも8,190円と超高い^^ 
 買おうかな、やはりやめようかな……うーん……。
 悩んでいたら、韓国から『イヌ』の増刷(1年で4刷りはなかなかの忠犬だ! でかしたぞ^^)の報せがあった。
 やった、よし、高くても買うぞ! 
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 で、本日、手首をひねらなくてもいいマウスが届いた。
 指のおさまりもよくて、痛さもまったく感じない。やはり高いものはちがう。

 が……。
 ボタンが5個もあって、どこをどう押せばどうなるのか? 何が何だか。
 アメリカからの輸入品だから、説明もみな英語、どうしたらええのかわからへん^^

 ああだこうだ、やってるうちに腱鞘炎がまた、悪化する~(笑)
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by kimfang | 2014-06-07 15:20 | トピックス