動物児童文学作家のキム・ファンです!!
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14/10/24 『まねきねこのたま』校正終わる
 待望の新作紙芝居、『まねきねこのたま』絵 野村たかあきさん / 童心社 の校正が無事に終わった。
 通訳の仕事で長期韓国滞在中だったが、文章は出版社からメールで届いていて、通訳の仕事をこなしながら校正もやっていた。
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 ただ、最終の絵を見ることができず、すべての校正を終えることができなかった。
 帰国して家に着くなり、届いていた絵を確認。翌日には、何度見ても飽きない、味わいのあるすばらしい絵に校正原稿を糊で貼り付けて、家人の前で何度も演じた。

 紙芝居と絵本のちがいはいつくもあるが、大きなちがいは絵が動くこと。紙芝居には絵本にない「ぬき」というものがあり、どこでどのように絵を抜くのかということに神経を使わなくてはいけない。

 一か所、「ぬき」がむずかしいところがあり、もっとわかりやすくしようということで、「ここまでぬいて。とめる」という線を入れることで落ち着いた。(写真、右)

 無事、校正は完了! 来年1月1日に発売される。
 でも、初お披露目は11月30日(日曜日)の「紙芝居講座」。関西センター冬の講座にて、受講生のみなさんに観てもらうことになる。

 あっ、そうそう。紙芝居講座、まだ、若干の空きがあるのです。
 ご検討中の方、お申込み待ってます!

 11月30日の「紙芝居講座」についての詳しいことは、ここをクリックしてください。
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by kimfang | 2014-10-28 15:15 | トピックス
14/10/23 新婦人しんぶんで紹介されました
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 8月に出した『きせきの海をうめたてないで』(童心社)が、本日発行の「新婦人しんぶん」の広瀬恒子さんが選ぶ子どもの本のコーナー、「ねぇ、いっしょに」で紹介された。
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 広瀬恒子先生は親子読書地域文庫全国連絡会(親地連)代表で、2008年に韓国のヌティナム図書館(館長 パク・ヨンスクさん)で行われた「日韓図書館交流 シンポジウム」にも参加されて、韓国の図書館関係者に貴重な経験をたくさん教えてくださった(写真中央)。

 翌年、今度は親地連がヌティナム図書館のパク館長を招待。日韓の図書館交流が盛んになった。
  <民団新聞の記事>


 ぼくは2006年に初めてヌティナム図書館を訪れて以来、ずうっと応援している。


 でも、ヌティナムはずいぶんと大きくなったから、もう大丈夫。今は小さな子ども図書館を優先していっているので、しばらくいってないなぁ^^


 とにかく、広瀬先生に選んでもらって光栄だ。
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by kimfang | 2014-10-23 14:06 | トピックス
14/10/23 「京庫連」だよりに寄稿しました
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 京都家庭文庫地域文庫連絡会の会報誌「京庫連だより」に寄稿しました。

 きせきの海をうめたてないで!守ろう      キム・ファン

 わたしが「上関原発計画」に関心を持ったのは、2002年に「上関の自然を守る会」(当時は、長島の自然を守る会)からスナメリ(世界一小さなクジラのひとつ)の絵本の執筆依頼を受けてからでした。スナメリのことを調べていくうちに、瀬戸内海にはかつて、人とクジラが力を合わせて漁をした「スナメリ網代漁」とう伝統漁があったことを知るとこになり、この素晴らしい文化を子どもたちに伝えたいと強く思ったのでした。
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 いい絵本を書くには、現地にいってしっかりと取材をしなくてはいけません。網代漁が実際に行われていた広島県竹原市の海域に船でいってみました。そこにはスナメリを神さまとして祀った小さな祠があり、漁師さんたちがスナメリに深く感謝していたことを肌で感じることができました。しかし2度も訪れたというのに、スナメリはおろか、漁船の姿すらありませんでした。この海が見渡せる場所に、「スナメリ回遊海面」が天然記念物に指定(昭和5年)されているとこを知らせる碑が寂しそうに立っていました。
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 片や原発建設が予定されている山口県上関町の海に船ででてみると、海は命であふれていました。よその海では会うのが難しいスナメリやカンムリウミスズメがいて、漁船や釣り人を乗せた船でたいそうにぎわっていました。天然記念物に指定して守らなくてはいけないのはこちらの海なのに、どうしてここをたった数十年しか使えない原発のために埋め立てなければいけないのか、怒りがこみあげてきて悲しくなりました。

 原発からでる温排水は海の生態系を壊してしまいます。原発建設によって生きていけなくなる生きものたちの、切なる訴えをつづりました。かれらの声なき声を聞いてください。
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by kimfang | 2014-10-23 10:36 | トピックス
14/10/12 ポンスニのちから
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 いよいよ、豊岡副市長の講演の日になった。
 この日のために、友人たちもぼくもたくさんの準備をしてきた。
 クァク館長たちは住民たちに招待状を送り、横断幕を掛けるなどして講演会の雰囲気づくりに励んだ。イ博士たちは市長の講演の前に参加者に観てもらおうと、ポンスニのビデオを制作した。ぼくはそのナレーションに日本語訳をつけた。
「世界一田めになる田んぼin韓国」を一緒にやっていたとき、
「大丈夫かなぁ。慶尚道の方言を理解できるかなぁ」
 と、ふと漏らすと、それを聞いた「自然の研究所」のオ所長も通訳の助っ人としてわざわざプチョン市から駆け付けてくれた。
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 なのに、なのにだ。
 韓国でとても有名な「コウノトリ市長」は台風に備えるために訪韓できなかった。豊岡市はちょうど10年前の台風23号で甚大な被害を受けている。市長は市民を守らなければいけない。そのことを考えると当然のことだ。

 市長でなく副市長の講演となったことで、参加者が減らないか……。
 果たして市民との対話はうまくいくのか……。
 準備を進めてきた友人たちの不安は募った。
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 でも、それは取り越し苦労だったようだ。招待したのは40人だったのに、何と、50人以上が会場にかけつけ、イスが足りずに増やすほど。参加者の中にはソウルから始発のKTXに乗ってやってきた童話作家もいた(ウァオ、ライバル現る。ヤバッ^^)。
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 講演会は大成功。4日後の16日、地元紙である金海ニュースに「황새 '봉순이' 김해-도요오카 가교 역할」「コウノトリ『ポンスニ』 金海―豊岡 懸け橋の役割」という大きな見出しの記事がでた。

 この記事の見出しにあるように、ポンスニは日韓をつなぐ存在としてますます大きな役割を果たしている。
 ポンスニのちからを改めて知った金海市訪問だった。
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by kimfang | 2014-10-19 15:21 | トピックス
14/10/11 ポンスニがいる花浦川湿地に立つ
 11日午後、「ポンスニ」が留まっている金海(キメ)市の「花浦川(ファポチョン)生態公園」にいった。会いたかったポンスニに、ようやく会える! ガイド兼通訳が本来の仕事なので、興奮する心を静まらせるのに苦労した。
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 と、いうのも、豊岡で野生復帰したコウノトリが海外へまで飛んで行ったのはポンスニが初のケースだったし、その「大スクープ」(読売新聞)に、現地の人たちとの取材や確認の連絡役として関わったのが他でもなく自分だからだ。

 少し、復習しよう。ポンスニとは、豊岡生まれのメスの2歳のコウノトリで、はるばる600キロを飛んで慶尚南道・金海市の花浦川湿地で見つかったあと、そのままずっとそこに留まっているコウノトリだ。
 日本では「J0051」と呼ばれていたが、韓国では「ポンスニ」という名で親しまれている。

 今年3月18日のことだった。花浦川生態館(写真右上)で会議をしていたカァク・スングク館長をはじめとするスタッフは、窓の向こうに今まで見たことのない大きな白い鳥がいることを目撃。会議をやめて外に飛び出した。

 もしかするとコウノトリかも知れない。写真を撮って知人のイ・チャヌ博士に問い合わせた。博士はこの鳥の足環に注目。日本の豊岡で生まれた「J0051」だとわかったのだ。
 一連の動きを知った知人の読売新聞記者からの依頼で、クァク館長とイ博士にインタビューや写真の提供をお願いしたのがぼくで、それが3月20日にスクープ記事としてでたのだった。

 スクープに関わったものの、ぼくは花浦川生態館にも、ここの湿地にもいったことがない。そして何よりも、ポンスニに会っていない。それが実現するのだから、興奮するのも理解できるでしょ^^

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 生態館へと入っていく手前の坂道には、「ポンスニの話」というコナーが設けられ、写真パネルでいままでのことがわかりやすく解説されていた(上段の左)。
 発見されたときの写真(上段真ん中)。館長やイ博士、ポンスニの名付け親の和尚が7月に豊岡で開催された国際会議に参加したこと。ぼくが撮った写真^^も(上段右)。そしてつい先日、ポンスニがSBSスペシャルの「アンニョン! ポンスニ!」という番組で放映されたこと(下段)などなど。

 「アンニョン! ポンスニ!」の予告編はここから見られます。最初少しCMがあります^^
 ※日本の豊岡市の女の子と、韓国の金海市の男の子が、それぞれの視点でポンスニとかかわっていくドキメンタリーです。ぼくは幸運にも、韓国滞在中に生で観ました。

 ポンスニが列車の鉄塔などで寝ていることを心配した人たちが寄付金を集めて立てた、人工巣塔にもいった。
 日本(12m)のそれよりも随分と高い(20m)のは、彼女の行動範囲である花浦川(ファポチョン)湿地と峰下(ポンファ)村の田んぼの両方を全部見渡せるようにとの配慮からという説明も受けた。
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 が……。
 肝心のポンスニは、数日前からまた行方不明になっているという。8月中旬から9月中旬にかけて、ひと月も見つからないこともあったが、広い湿地のなかで暮らしていたことはまちがいない、と関係者は自身ありげにいった。
 今回は会えなかったけれど、必ずここのどこかにいるとぼくも確信した。
 それほど花浦川湿地は、大型の鳥であるコウノトリも暮らしていける素晴らしい湿地だった。

 クァク館長は新しい展望も語ってくれた。
「韓国コウノトリ生態研究院(元 韓国コウノトリ復元研究センター)」と共同研究として、ここに新たにコウノトリのケージを設置してソフトリリースをする計画もあるんですよ。わたしたちはここのラムサール湿地登録も目指しています」

 忠清南道のイェサン(禮山)郡と慶尚南道の金海(キメ)市――。
 韓国のコウノトリ復活に向けて、ふたつの拠点ができつつある。
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by kimfang | 2014-10-19 11:52 | トピックス
14/10/10 KTX、同じ車両でどうして値段がちがう?
 ウネンナム子ども図書館の講演は午前中だったので、午後からは久しぶりのなにもない休みの時間。本屋さんにでもいってゆっくりしようと考えていた。
 ところが……。
 どデカイ台風の接近で、豊岡市長の韓国訪問はダメになったという緊急連絡が入った。ちょうど10年前、豊岡市は台風で大きな被害を被った。市長さんは、市民を守らなくてはいけない。そこで代わりに副市長さんがきてくださることになった。
 なのに訪問予定先の金海(キメ)市・花浦川(ファポチョン)湿地公園では、それを知らずに韓国でも有名な「コウノトリの市長」の訪問を大々的に宣伝して参加者をどんどん募っている。やばい!

 日本からの連絡を韓国の関係者たちに、韓国からの連絡を日本の関係者たちに、順次翻訳して送って、対策を講じた。気がつけばもう夜の8時半^^ ご飯も食べてない(涙)台風のせいで休みも吹っ飛んでしまった。
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 翌日の9日、仁川(インチョン)市での講演の前に、かねてから訪れたかった富川(プチョン)市にある「自然の友研究所」に立ち寄った。先の記事で書いた「世界一田めになる学校in韓国」の韓国側実行委員を務めたのが、ほかでもなく「自然の友研究所」だ。
 今年の春に設立された若い組織だが、見事に大型イベントをしっかりと成し遂げた。何を隠そう、ぼくはここの理事なのだ^^

 所長のオ・チャンギルさん(写真右)とは2012年にプサン市で開催された「日韓自治体ネットワーク」で初めて会って以来、とても仲良くなって、昨年に韓国コカコーラがスポンサーとなって行われた子どもたちの日本演習のひとつ、豊岡訪問のときにも講演の仕事をいただいた。
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 彼は日本の大学「環境学習」を学び(東京の韓国学園の講師の経験も)、のちに韓国で博士号を取得。大学で研究したり学生に講義するよりも、もっと「実践」をしたくて、大学を辞めて研究所を立ち上げたのだった。

 「自然の友研究所」は、日本の優れた環境施設を学ぶツアーをどんどん実施している。今年だけでも屋久島をはじめ、4度も実施している。オ所長は、研究所が設立される前も、数多くのツアーを組んでガイドを務めてきた。旅行にはめっぽう強いのだ^^

 そんなことから、今回の豊岡市の金海(キメ)市訪問に関する韓国内移動も、研究所にいってKTXの切符を手配してもらった。
「これが先生の分、こちらが豊岡の人たちの分ですね」

 デジタル化が進んでいる韓国では、切符というのはもうない。メールで受け取ったものを印刷してもらう。差しだされた印刷物を確認していたときだ、意外なことに気が付いた。値段がちがうのだ。
 
「あれっ! みんな同じ車両なのに、なんで値段がちがうの?」
 ぼくが質問すると、研究所にいたスタッフがみな、きょとんとしてしまった。

 オさんが、にこにこしながら、
「あれっ、先生は、順方向と、逆方向で値段がちがうこと。知りませんでしたか^^ ほら、先生のは逆方向に座るから安いんですよ」
 よく見るとちゃんと「역방향(逆方向)」と切符に書いてある! 30回くらい韓国にいっていて、KTXも何度か乗ったけれど、初めて知った(笑)

 ミリャンからソウルまで、順方向だと47,500ウォン、逆方向だと45,100ウォン。2時間半くらいの乗車で2,400ウォン、つまり240円ほどの差だ。
 240円払っても順方向に乗るのか、240円がもったいなくて逆に乗るのか、わかれるところだ。
 ただ、今回は空いている席がなくて、やむなく逆方向も予約したという。もちろん、その逆方向はぼくの切符。そして豊岡市の方を空港に迎えに行くための切符も。

 インチョンでの講演を終えて、ミリャンからソウルへのKTXの切符をカバンに入れて、これまた少し安い逆方向のKTXに乗ってプサンへと向かった。
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by kimfang | 2014-10-18 12:29 | トピックス
14/10/9 ウネンナム図書館で、すてきなプレゼントもらう
 日本に帰らずにそのまま韓国にいたのは、豊岡市長の金海市訪問と生物多様性会議で講演されるために平昌(ピョンチャン)へ向かわれる旅行のガイド兼通訳の仕事があったから。
 でも、それまでに3日もある。それをうまく利用しない手はない。ソウルにいって講演と出版社との打ち合わせをした。

 この日は「금천은행나무어린이도서관」で「コウノトリの話」。 「금천은행나무어린이도서관」の금천(衿川 クムチョン)とは、ソウルの南西に位置するクムチョン区。은행나무(ウネンナム)は銀杏、イチョウを意味する。
 つまり、クムチョン区にある「イチョウの木子ども図書館」ということ。「世界一田めになる学校in韓国」でやったのと、おんなじ話をソウルの子どもたちにもしたのだ。もちろん、紙芝居も。

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 実はウネンナム子ども図書館での講演は、3数週間前に突然決まった講演だった。9月の12日に図書館関係者が京都を訪れたときに、ぼくが京都市内のいくつかの施設を推薦して、実際に車に乗せて案内をしたのが縁で実現した訪問だ。
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 さて、講演をした日は「ハングルの日」ということで国民の祝日。
 休みなのにノンジャン出版社の担当編集者はでてきてくれて、ありがたいことに車で講演会場まで連れて行ってくれた。

 小さな小さな図書館とは聞いていたが、本当に小さな図書館だった。地域文庫といった方がいい感じかな。
 それでも庭があって、2階があって、子どもたちが十分たのしく過ごせる空間だった。
 何よりも、子どもたちに本と出会う場を提供するだけでなく、イチョウの木子ども図書館を拠点として、心の通い合う地域の共同体を再構築しようと頑張ってらっしゃる図書館ボランティアの人たちの姿が美しくかった。

 講演のあとに庭に出て「コウノトリ工作」をした。とってもいい天気だったので、すがすがしかった。作ったコウノトリを並べて名前の発表、そして記念撮影。庭で、みんなでビビンバを一緒に食べて、たのしく過ごした。
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 すると帰り際に、小さな女の子が恥ずかしそうに館長さんとやってきて、
「先生にプレゼントあげる」と差しだした。
 4つにおりたたまれた紙を広げると、何と、講演で何度も話した「ポンスニ」の絵ではないか! 
 しかも、巣をつくって卵まで産んでいる。
 なんか、胸が熱くなってしまって、るっときちゃった^^

 ポンスニは豊岡で生まれ育ったのだが、今年3月に韓国に飛んでいって、今も金海市で暮らしているメスのコウノトリだ。
 そのポンスニに会いに、ポンスニを見守っている市民との交流のために、豊岡市の中貝宗治市長が金海市を訪れる。それを案内するのがぼくの次の仕事だ。

 ところが……超大型の台風が日本に近づいてきていた。
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by kimfang | 2014-10-17 14:12 | トピックス
14/10/7 「ピョンチャン生物多様性会議」を見学
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 2010年に名古屋で開催されて一気に認知度が高くなった「生物多様性会議」。今回は次回の冬季オリンピックの開催が決まっている江原道のピョンチャンで行われている。

 せっかく国際的な環境会議が行われているのだから、これを見学しない手はない。「世界一田めになる学校in韓国」に参加した日韓の子どもたちは、プチョン市から遥々4時間近く移動して会場に駆けつけた。

 今回の「田めになる学校」の韓国開催を支援してくださった「慶尚南道ラムサール環境財団」のイ・チャヌ博士をはじめとする、研究者たちの論文発表を聞いたあと、博士たちが発表した場所で記念撮影。

 前日、サンタン小学校で自分たちの取り組みを発表会のあとに日本語と韓国語でメッセージの寄せ書きをしたもものを掲げながら、はい、キムチ!
 日韓の子どもたちは自国の寄せ書きを書いた後、それを交換して書いた。つまり、両国の子どもたち共同のメッセージだ!!

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 三泊四日のイベントも、これで終了。
 多くのことを学び、多くの新しい友だちができた。ピョンチャンの生物多様性会議の駐車場が、最後のお別れのあいさつの場となった。別れるのが惜しくて涙ぐんでいる子もいた。
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 さて、今回のイベント期間、ぼくは日韓の子どもたちから「絵本のおじさん」と呼ばれた。
 イベント初日にした「コウノトリの紙芝居」が強烈な印象を与えたのだろう。通訳もしてたので、

 「絵本のおじさん、これって韓国語でどういうの?」
 「絵本のおじさん、日本語であいさつしたいけど、どういうの?」と。

 こんなふうに呼ばれるのは、子どもの本に携わっているものへのご褒美。
 子どもたちから認めてもらったことの証だと思っている^^

 子どもたちを見送ったあとは、展示ブースにいってあいさつ回り^^

 韓国にいった「ポンスニ」を見守ってくれている「韓国田んぼ湿地ネットワーク」のイム・ジョムヒャンさん(左)。
 トキの絵本を書くときにたいへんお世話になったイ・インシク先生(中)など、顔なじみの人たちと楽しいひと時を過ごした。

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 これで「世界一田めになる学校in韓国」の仕事は終わり。それなのに子どもたちと一緒に帰らず韓国に残ったのは、次の仕事があるから^^
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by kimfang | 2014-10-14 13:42 | トピックス
14/10/6 「愛します」と、あいさつする小学校
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 いよいよ「世界一田めになる学校in韓国」のメインイベント、日本と韓国10か所から集まった子どもたちが、自分たちの活動を発表する日がきた。
 その発表の会場が、なんと韓国の小学校! しかも、コヤン市の「상탄 サンタン小学校」という全国にもその名が知れ渡った有名校だった。
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 子どもの本に携わっているので、教育関係者の知り合いも多い。そのなかのひとりから、改革の先頭に立つすばらしい学校だと聞いていた。
 その友人がいうには、学校でのあいさつは「アンニョンハセヨ」ではなく、「사랑합니다 愛します」。
ホントかなぁ……正直、疑っていた。

 ソン・ベョンイル校長自ら学校を案内してもらった。実は、校長先生の通訳を仰せつかっていたのだが、流暢な日本語で通訳いらず^^ それもそのはず、10年ほど日本で学ばれたという。
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 さて、本当に「愛します」というだろうか? 
 校長先生の話を聞くふりをしながら、近くにやってくる子どもたちの会話に耳を傾けていた。すると本当に、子どもたちはお互いに向かって「사랑합니다 愛します」といっていた!
 愛しますといわれると何か、自然に微笑んでしまうなぁ。

 朝礼台をなくしたのも、この学校が韓国初だとか。
 校長先生曰く。「朝礼台は権力の象徴です」。朝礼台の代わりにみんなが使えてのんびりできる空間(ベントがあって、運動場を眺めることができる)を作ったのだ。

 学校の運動場には、「カエルの田んぼ」と「ミミズの畑」があって、子どもたちが田んぼと畑を自ら管理していた。校門から校舎に入っていく一番目立つところには、野菜を植えたプランターが置いてあった。
 日本でも韓国でも、ふつうは田んぼや畑は校舎の外に設けるのだが、子どもたちが毎日見て観察できる方がいいということで運動場の端に作ったとおっしゃっていた。

 韓国の子どもたちの発表はすべてぼくが日本語に訳した。相当きつかったが、どれもみなすばらしいものだったので疲れも感じなかった。

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 日本の子どもたちは韓国の給食も体験してみた。
 一列に並んでビビンバをもらい、一緒に食べた。
 韓国の給食には牛乳はでない。
 そしてピンクの白衣を着た栄養士さんが、子どもたちがちゃんと食事をとっているかきを配っていたのが印象的だった。
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by kimfang | 2014-10-13 09:27 | トピックス
14/10/5 初めて見た! イネの葉で作られたカヤネズミの巣
 インチョン大公園のなかにある、チャンス洞の田んぼで日韓の子どもたちが生きもの調査をした。
 生きもの調査をはじめるにあたってガイドさんが説明をしのだが、それ訳していた担当通訳からふいに「キム・ファン先生、멧밭쥐て、なんですか?」という質問が飛んできた。
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「カヤネズミだよ」
 ―カヤ原が広がっていて、結構いそうな雰囲気だと感じていたけれど、やっぱりいるんだ―と、心の中で言葉を続けた。
 夜には特別講演が控えている。のどと体力の消耗を考えて、生きもの調査の通訳は免除してもらってじっとしていたが、カヤネズミと聞いてはじっとしていられなくなった。

 カヤネズミは世界で一番小さなネズミのひとつで、大人の親指ほどしかなく、しかも鳥のように巣をつくる習性をもっている不思議なネズミだ。
 ご存知のとおり、ぼくは韓国でカヤネズミの絵本をだしていて、
 じゃーん! 
 来年の夏には、カヤネズミの紙芝居がでることが正式に決まった。

 ただ、生きもの調査を邪魔してはいけない。ガイドさんが落ち着くのをじってまって
「カヤネズミの巣は、どこで見つかりましたか?」
とたずねた。
「はい。ついてきてください」というのでついていくと、
 あれれ? カヤ原の方にはいかず、田んぼに向かっていくではないか。そして指差されたところに、カヤネズミの巣があった。
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 イネ科の植物を巣材として使うことは知っていたが、イネを使ったのを見たのははじめてだった。
 ぼくが今まで取材で見てきたのは、みんなススキ。

「あっちの方にはもっとありますよ」
というのでいって見ると、4つも見つかった。

 もう色が変わってしまっているから、引っ越していて、カヤネズミは巣の中にいなかったが、イネの葉でできた巣を見て興奮してしまった。

 講演よりも取材が、やっぱ楽しい^^
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by kimfang | 2014-10-09 18:05 | トピックス