動物児童文学作家のキム・ファンです!!
<   2015年 06月 ( 6 )   > この月の画像一覧

15/6/26 新作紙芝居『カヤネズミのおかあさん』届く
 今週の水曜日、新作紙芝居が出版社から届いた(献本です)。ところが、なんだかんだと突然の来客があってバタバタしていたために、見たい小包を開くことすらできなかった。
 ようやく、今日、新作紙芝居と、ご、たい、め~ん^^
f0004331_19291716.jpg
 さすが、『がたたん たん』(ひさかたチャイルド)で、第12回絵本にっぽん賞を受賞された福田岩緒先生。
カヤネズミが生き生きと描かれていて、子どもたちがわくわくするすてきな絵だ。
 ラフの段階から見てきたけれど、完成された絵は、やはりちがう!

 カヤミズミは日本で一番小さな(世界でももっとも小さいクラス)ネズミ。鳥のような独特の巣をつくる。
 (巣の写真はぼくが撮ったもので、カヤネズミの写真は、お客さんNさんが撮ったもの)

 カヤネズミのこと、もっともっと知ってもらって、彼らの保護に役立てればいいなぁ。

 
 この紙芝居は、今年度の童心社の定期刊行紙芝居のなかのひとつ。来月にも、定期購読している全国の幼稚園、保育園などに届くことだろう。そして書店での販売は8月1日。

f0004331_1930167.jpgf0004331_19304461.jpgf0004331_1931892.jpg
 








 
 
 でも、どうしても早く見たい方、購入したい方に朗報です^^
わたしが経営する「クリゴカフェ」では本日より展示と販売をしていますよ~!
[PR]

by kimfang | 2015-06-26 19:32 | トピックス
15/6/25 MBCのカメラの前で紙芝居
 きのう、突然、韓国MBCのカメラがうちのカフェにやってきた。
 韓国が9月に放鳥するのに合わせて、民放の雄、MBCがドキュメンタリー番組を制作していることは知っていたし、5月に豊岡市長が訪韓したときもMBCのカメラがよくきて撮っていた。

 今回も豊岡市で撮影することも知っていたので、そちらに直接行くとばかり思っていたら、監督さんから突然「明日いきます。電話番号教えてください」という短いメールをもらった。
 本当にくるんだろうか? 半信半疑でいたら、本当にきちゃったよ^^
f0004331_18211967.jpgf0004331_1823282.jpgf0004331_18233761.jpg










 まずはうちのランチを食べてもらってと、その間にどんな質問がきたらどう答えようかといろいろ考えていたら、食べ終わると同時に、
「紙芝居、してもえますか。韓国語で」
 と、監督さんから要望が。
 えっ? 紙芝居するの?!
f0004331_18251568.jpg
 まぁ、テレビにだしてもらえるんだったら何でもいいやと、助手と、通訳さんを子どもに見立てて(みなさんどデカイ、ごつごつした大男たちだった)、いつものように紙芝居を上演した。
 もちろん、『とんだ とんだ! コウノトリ』。
 ほとんど、インタビューなし (笑)

 紙芝居している絵、カットされずに流れることを願ってま~す^^
[PR]

by kimfang | 2015-06-26 18:25 | トピックス
16/6/24 雲入りパンで空を飛ぶ
韓国絵本紹介コラム20回目です。
雲入りパンで空を飛ぶ   
f0004331_1931919.jpg
 外にでるのもおっくうになりがちなうっとうしい梅雨。でも、雨降りも悪いことばかりじゃないなぁと思ってしまう、『ふわふわ くもパン』(原題 구름빵)を紹介しよう。

 ある朝、目覚めると雨が降っていた。子ネコの兄弟がレインコートを着て外にでてみると、小さな雲が木の枝にひっかかっているではないか。兄弟は雲を壊さないように、そうっと抱えてオンマに持っていく。朝食の準備をしていたオンマは、雲を入れたパンを焼いた。

 オンマがオーブンを開けると、あら不思議、パンがふわりふわり。子ネコの兄弟がパンを食べると、子ネコたちもふわりふわり。
 「そうだ! くもパンを持っていってあげようよ」
 兄弟は空を飛んで、朝ごはんを食べずに会社にいってしまったアッパを探す。アッパは、ぎゅうぎゅうづめのバスに乗っていた。アッパもくもパンを食べると……。

 この絵本の魅力は、雲が入ったパンを食べて空を飛ぶというユニークな発想にある。でも、それを表現した「絵」がまた、何ともすばらしい。
 絵本の作者、ペク・ヒナはカリフォルニア芸術大学でキャラクターアニメーションを学んだ。アメリカで得た知識と経験を活かして、独特の立体技法をつくりだした。
f0004331_19313890.jpgf0004331_1932688.jpg
 たとえば登場人物であるネコたちは、色鉛筆で描いた絵を切り取った顔に、本物の布を使った服を着せている。まるで人形のように立体的に見えるのだが、実際はただの薄い紙。それを背景となる小さなセツトのなかにうまく配置し、写真に撮った。

 写真絵本というのは、どうしても絵で描かれた絵本と比べて、何か冷たい感じがしてしまうものだ。しかしこの絵本の写真は、そのような感じがまったくしない。その秘密はおそらく、キャラクターを紙で作ったところにあるのだろう。紙が持つあたたかみが活きているのだ。

 ペク・ヒナはこの絵本の原画で、2005年の「ボローニャ国際絵本原画展」において、今年のイラストレターに選ばれた。2004年の発売以来、今も売れ続けている大ベストセラーだ。テレビアニメやミュージカルになっただけでなく、多様なキャラクター商品がたくさん発売されている。
 いわば韓国人ならだれもが知っている「国民的童話」なのだ。

 ところがその人気は国内だけに留まらなかった。絵本はフランス、ドイツ、中国、ノルウェーなど、世界の8カ国でも発売された。さらにKBSが制作したテレビアニメは、ヨーロッパや中東など、世界の16か国で放映されたのだ。
 
 ネコの兄弟は、雨が降っていても外にでて雲を見つけた。たとえ雨降りでも、外にでると、何かいいことが起こるかもしれない。

 記事全文はここから読めます。
[PR]

by kimfang | 2015-06-24 19:32 | 連載
15/6/12 韓国「禮山コウノトリ公園「開園!
f0004331_16161673.jpg
 6月9日、韓国の忠清南道禮山郡にて「コウノトリ公園」が開園した。
 韓国は今年の9月にコウノトリの放鳥を控えており、この施設で、コウノトリの繁殖と野生馴化訓練を行う。また、コウノトリの生態や文化を市民に知ってもらうためのコウノトリ文化館もある。

f0004331_161836100.jpg
 韓国では、日本から野生のコウノトリ2羽(野生復帰した親から生まれた)が飛来(うち1羽は日本に帰った)したことなどで、コウノトリに対する関心が非常に高まっている。
 
 先月も慶尚南道の昌原(チャンウォン)市で開催された「生物多様性」をテーマにしたフォーラムでは、日本の中貝宗治豊岡市長を招待し、「コウノトリとともに生きる」というタイトルで講演が行われた。

 その講演の直前に、「慶南道民日報」が豊岡市長への単独インタビューを行った。講演もインタビューもぼくが通訳を務めたのだが、記事がでていのを見つけたので、ここで紹介したい。
 市長のいいたいことが正確に伝わったか、少し不安もあったが、ちゃんと伝わっていてうれしかった。
 ただし、韓国語ですが^^

 市長インタビュー記事 慶南道民日報
[PR]

by kimfang | 2015-06-21 16:20 | トピックス
15/6/11 絵のなかに隠された絵
韓国絵本紹介コラム19回目です。
絵のなかに隠された絵

 川遊びにいくのなら、今回紹介する絵本、『かわべのトンイとスニ』(原題 동강의 아이들)を読んでからでかけてほしい。そういうと、川遊びが紹介してある絵本? 川で起こる冒険物語? と期待させてしまうかもしれないが、ストーリー自体はとてもシンプルだ。

 朝早く、オンマは町へゴマや豆を売りにでかけていく。妹のスニには色鉛筆、兄のトンイには運動靴を買ってくると約束して。
 でも、兄妹はオンマの帰りを待ちきれない。トンイは、オンマを迎えにいこうとだだをこねるスニを連れて近くの川原にやってきた。それでもスニのわがままはおさまらない。
 トンイは、川原の石で水切りをして見せたり、おんぶをしてあげたりして、一生懸命スニをなだめる。お日さまが山の向こうへ隠れたころ、オンマが川原を歩いてもどってくる。ストーリー自体は、本当にシンプルでしょ。
f0004331_20394119.jpg
 でも、この絵本の素晴らしいところは、何気ない風景の絵のなかにもうひとつの絵がこっそりと隠されていて、それを見つけるたのしみがあるところだ。

 ストーリーに合わせて、①大きな鳥 ②子グマの顔 ③頭に荷物を乗せたオンマ ④妹をおんぶする兄 ⑤炭鉱で働くアッパ ⑥やさしいオンマの形をした岩が、川原の自然の風景のなかに隠してある。
もしも川にいったならば、この絵本のように、何かに見える岩を探してみるのもいいだろう。 

 ところで、この絵本の原題を直訳すると、『東江(トンガン)の子どもたち』となる。韓国には、ソウルを流れる漢江をはじめ多くの川があるが、作者がわざわざ「東江」と題してこだわったのには理由があった。
f0004331_20405077.jpg
 この絵本は、2000年の6月に韓国ででた。ちょうどそのこの、韓国中の視線は江原道の東江に注がれていたのだ。そして韓国史上、はじめての出来事が起こる。市民の力で、ダム建設計画が白紙撤回されたのだ。この「東江ダム建設反対運動」のシンボルとなったのが、カワウソだった。

 日本では1979年を最後に確認されていないが、韓国ではまだ生き残っている。カワウソを絶滅から救おうという市民たちの声が、東江の自然を守ったのだ。

 作者のキム・ジェホンは、東江の自然を守りたいという想いを絵本で表現した。ダム建設白紙撤回から今年でちょうど15年。今もその想いは、絵本とともに読み継がれている。

 この絵本はフランスでも発売され、2004のスイス・エスパス‐アンファン賞を受賞した。

 記事全文は、ここから読めます。

[PR]

by kimfang | 2015-06-11 20:40 | 連載
15/5/29 EBS「たったひとつだけの地球」の字幕に名前が
 韓国には教育番組専門の「EBS」という放送局がある。4月のことだった。突然、「하나뿐인 지구 たったひとつだけの地球」チームの構成作家さんからメールが届いた。
f0004331_11595967.jpg
 …いま、イルカの番組を制作中です。資料を探していたところ、キム先生の『イルカ』がとても参考になりました。わたしたちは、日本のイルカに詳しい先生に、日本取材のアドバイスをいただきたいので、電話してよろしいでしょうか?…。

 おおよそ、こんな内容だった。
 すぐに電話がきて、日本でイルカの取材をするのなら○○がいいよ、候補地を三つほどあげてアドバイスをした。
 
 するとまた数日後に電話がきて、御蔵島に取材にいくことが決まった。取材のコーディネートをしてほしい、できれば通訳として一緒にきてほしいと要請があった。
 でも……。
 もうそのときには、前回の記事に書いたように、慶尚南道ラムサール環境財団と豊岡市から、市長の通訳兼ガイドの話がまとまっていてその準備に忙しく断った。 
f0004331_120375.jpg
 そこで、動物に詳しく、日本語が堪能で、しかも大学時代に撮影を学んだという、もうこの人しかいないだろ!という最高の知人を紹介した。
 知人も予定があったが、彼はうまく調整できたようで、撮影に同行。海中でのイルカの撮影にも成功したという報告を受け、こちらも自分のことのように嬉しかった。
f0004331_1211893.jpg
 29日。いよいよその放送のある日、例の構成作家さんから感謝のメールが届いた。そしてそこは、
「感謝の気持ちを表すために、ラストの字幕にキム先生の名前を入れました」とあった。
 
 放送は、インターネットを通じてリアルタイムで観た。
 ラストの字幕に「お世話になった人」として名前がでて感激。
 なんてったって、EBSである。そこで名前がでたことは、また、つぎの仕事につながるし、箔もついた。本当にありがたいのは、こちらである^^
[PR]

by kimfang | 2015-06-02 12:02 | トピックス